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1歳!行動範囲が拡がります!
阿呆な弟の襲来!7
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バンガル先生に案内されて会議室に入ったら、レイ兄様よりも頭2つ分小さい男の子がふんぞり返って座ってました。
あぁ...この子が、ヒルダさんの妹さんであるヒリア先生を執拗に口説いていて、結果、レイ兄様に怪我をさせたのですね?
許すまじ......。
「僕は愛を囁いているだけだ!!
愛する人に愛を囁くのは、当然のことだろう?!」
「私達は、時と場合を考えなさいと言っています。
そして、何度も断られたのにも関わらず口説き続けるのは相手に迷惑でしょう?と言っているんです。」
「迷惑なものか!!ねぇ?ヒリア先生??」
「え?凄く迷惑ですけど?」
「は?!」
「私、お付き合いをしている方がおりますので...と何度もお断りいたしましたわ。
けれども、授業中も私用で出掛けている際にも、恋人とのお出掛けの際にも口説いてこられて...とても迷惑しております。」
「あら、ヒリア?お付き合いをしている方がいたの?初耳だわ。」
「明後日が休みだから、明後日お姉ちゃんに紹介しようと思っていたのよ?
お父さんもお母さんも、自分達が選んだ人と結婚しなければ駄目だって言うけど...あんな豚は嫌だし、私はお父さん達の道具なんかじゃないわ。
それに、彼はとても真面目で、彼のご両親はとても親身になってくださるの。」
「そうなの...。
私も、勝手に婚約を決めたとか言われてぶちギレて家出したから...気持ちが分かるわ。
貴女の彼に会えるのを楽しみにしておくわね?
あ、平民である私達の婚約はね?当人同士が役所に一緒に行って署名しなければならないの。
だから、会ったこともない男との婚約なんて成立していないわ。
だから、安心してね?」
「あぃ!しょれならば、あんしんでしゅ!」
態度の悪いというかデカイ?少年は、大声でしか話せないのかな?
ずーっと、喚いてますね。
うるせぇ...失礼しました!お口が悪いわ!
先生方がどんなに言葉を尽くして説明しても、理解してくれません。
あらま、馬鹿なの?
ヒリア先生に蕩けそうな笑顔で問い掛けてるけど、ヒリア先生はずっと眉間に皺を寄せているのに気付いてないの?
ヒリア先生のことを愛してるとかさっき言ってたけど、本当に愛しているのなら、恋人がいると聞いても...恋人の前でも口説くとかするかな?
この子、聞けば聞くほど独りよがりの行動ばかりなんだよね。
てか、え?!ヒルダさん親に勝手な婚約させられてるの??
家出したみたいだけど、勝手に成立させられてたらヤバくない?!
ヒルダさんの驚きの発言に心配になって腕をそっと触ると、ふわりと微笑んでから頬を撫でてくれました。
あ、正式な婚約は出来てないんだ。
そっか、良かった良かった...安心しました。
あ、ヒルダさんはマグ兄様のお隣です。
そして、私は何故か先生達に代わる代わるお膝に乗せられて、代わる代わるナデナデギュッと可愛がっていただいてます。
ウフフ、幸せー。
「ハッハッハッ!マクファーレン家の子供達は、本当に優秀な子が多いな。」
「あぃ!できまちた!」
「お!もう出来たのかい?どれどれ?
おぉ!全て正解だ。
これでは、学校に通っていてもおかしくないな。」
「いつもは、僕の昔の教科書で勉強していますから。」
「本当に優秀だわ。
文字をもう読めるなんてね?
それに、こんなにも可愛いもの!
愛想の良い子は、可愛がられるわよー?」
「人が大好きなんです。
僕達が用事があるときに、リーンも一緒に冒険者ギルドやに行くんですけど、僕達が用事を済ませる間に、大体は受付の方々に代わる代わる抱っこされていたり、受付の方々の後ろをチョコチョコと付いて回ってますよ。」
「あらー!可愛いじゃない!
主任の強面にも泣かないものねぇ。」
「しゅにん?」
「クッ!..........学年主任だ。」
へぇー...そっか、剣術科とか魔法科とか...それぞれ持っているスキルを上げるための科に別れて勉強をするときは学年とかは関係無いけど、算術?とか一般常識(マナー)とかは学年ごとに皆でするんだったね。
学年主任かぁ...大変そうだなぁ。
眉間の皺も癖になっちゃうよねぇ。
あ、最後にお膝に抱っこしていただいた先生に何やら小テスト?のようなものを渡されたので解いてました。
4桁までの足し算と引き算、全問正解です!!
フッフッフッ!やったね!!
前世で得意だった暗算が役に立ってますよー!
そして、未だにヒリア先生に迷惑って言われてから目を見開いて固まる少年。
あらら...まだ再起動してないね。
そんなに予想外だったの?普通だと思うよ?
先生が生徒に口説かれるのは勿論迷惑だろうし、恋人の前でも口説かれてたんでしょ?
そりゃあ迷惑以外のナニモノデモアリマセン。
*
あぁ...この子が、ヒルダさんの妹さんであるヒリア先生を執拗に口説いていて、結果、レイ兄様に怪我をさせたのですね?
許すまじ......。
「僕は愛を囁いているだけだ!!
愛する人に愛を囁くのは、当然のことだろう?!」
「私達は、時と場合を考えなさいと言っています。
そして、何度も断られたのにも関わらず口説き続けるのは相手に迷惑でしょう?と言っているんです。」
「迷惑なものか!!ねぇ?ヒリア先生??」
「え?凄く迷惑ですけど?」
「は?!」
「私、お付き合いをしている方がおりますので...と何度もお断りいたしましたわ。
けれども、授業中も私用で出掛けている際にも、恋人とのお出掛けの際にも口説いてこられて...とても迷惑しております。」
「あら、ヒリア?お付き合いをしている方がいたの?初耳だわ。」
「明後日が休みだから、明後日お姉ちゃんに紹介しようと思っていたのよ?
お父さんもお母さんも、自分達が選んだ人と結婚しなければ駄目だって言うけど...あんな豚は嫌だし、私はお父さん達の道具なんかじゃないわ。
それに、彼はとても真面目で、彼のご両親はとても親身になってくださるの。」
「そうなの...。
私も、勝手に婚約を決めたとか言われてぶちギレて家出したから...気持ちが分かるわ。
貴女の彼に会えるのを楽しみにしておくわね?
あ、平民である私達の婚約はね?当人同士が役所に一緒に行って署名しなければならないの。
だから、会ったこともない男との婚約なんて成立していないわ。
だから、安心してね?」
「あぃ!しょれならば、あんしんでしゅ!」
態度の悪いというかデカイ?少年は、大声でしか話せないのかな?
ずーっと、喚いてますね。
うるせぇ...失礼しました!お口が悪いわ!
先生方がどんなに言葉を尽くして説明しても、理解してくれません。
あらま、馬鹿なの?
ヒリア先生に蕩けそうな笑顔で問い掛けてるけど、ヒリア先生はずっと眉間に皺を寄せているのに気付いてないの?
ヒリア先生のことを愛してるとかさっき言ってたけど、本当に愛しているのなら、恋人がいると聞いても...恋人の前でも口説くとかするかな?
この子、聞けば聞くほど独りよがりの行動ばかりなんだよね。
てか、え?!ヒルダさん親に勝手な婚約させられてるの??
家出したみたいだけど、勝手に成立させられてたらヤバくない?!
ヒルダさんの驚きの発言に心配になって腕をそっと触ると、ふわりと微笑んでから頬を撫でてくれました。
あ、正式な婚約は出来てないんだ。
そっか、良かった良かった...安心しました。
あ、ヒルダさんはマグ兄様のお隣です。
そして、私は何故か先生達に代わる代わるお膝に乗せられて、代わる代わるナデナデギュッと可愛がっていただいてます。
ウフフ、幸せー。
「ハッハッハッ!マクファーレン家の子供達は、本当に優秀な子が多いな。」
「あぃ!できまちた!」
「お!もう出来たのかい?どれどれ?
おぉ!全て正解だ。
これでは、学校に通っていてもおかしくないな。」
「いつもは、僕の昔の教科書で勉強していますから。」
「本当に優秀だわ。
文字をもう読めるなんてね?
それに、こんなにも可愛いもの!
愛想の良い子は、可愛がられるわよー?」
「人が大好きなんです。
僕達が用事があるときに、リーンも一緒に冒険者ギルドやに行くんですけど、僕達が用事を済ませる間に、大体は受付の方々に代わる代わる抱っこされていたり、受付の方々の後ろをチョコチョコと付いて回ってますよ。」
「あらー!可愛いじゃない!
主任の強面にも泣かないものねぇ。」
「しゅにん?」
「クッ!..........学年主任だ。」
へぇー...そっか、剣術科とか魔法科とか...それぞれ持っているスキルを上げるための科に別れて勉強をするときは学年とかは関係無いけど、算術?とか一般常識(マナー)とかは学年ごとに皆でするんだったね。
学年主任かぁ...大変そうだなぁ。
眉間の皺も癖になっちゃうよねぇ。
あ、最後にお膝に抱っこしていただいた先生に何やら小テスト?のようなものを渡されたので解いてました。
4桁までの足し算と引き算、全問正解です!!
フッフッフッ!やったね!!
前世で得意だった暗算が役に立ってますよー!
そして、未だにヒリア先生に迷惑って言われてから目を見開いて固まる少年。
あらら...まだ再起動してないね。
そんなに予想外だったの?普通だと思うよ?
先生が生徒に口説かれるのは勿論迷惑だろうし、恋人の前でも口説かれてたんでしょ?
そりゃあ迷惑以外のナニモノデモアリマセン。
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