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第一章
40、熱く蕩けた結ぼれ
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「はぁ、はぁ、はぁ……」
肩で息をしながら押し寄せたばかりの快楽の余韻に潤んだエレオノーラの瞳は美しく、純粋なのにひどく色っぽい。
白くなめらかな肌も、自分がしゃぶって更に赤くなり、未だに悩ましく尖ったままの乳首も、蜜壺から滴る淫靡な汁も、全てがルートヴィッヒの理性を狂暴な程に削いでくる。
それでも何とか、がっつかないように気を付けられたのは、エレオノーラを傷付けたくない気持ちと、年上の大人の男としての矜持に関わる気がしたからだ。
けれど、これが3度目4度目となっていき、エレオノーラが慣れてきたら、自分を止められる自信がない。
朝からエレオノーラを想って何度も秘密裏に勃起しては、何とかやり過ごした。
その劣情が今やっと報われようとしている。
ベルトを寛げ、トラウザーズと先走り汁で濡れた下着を脱いでベッドの脇に投げた。
あまりに硬くなり、手を添えなくてもそのままエレオノーラの中に入れる程に直立した陰茎。
エレオノーラの視線を感じて見返すと、すぐに視線を逸らされた。
「エル、こんなグロテスクなモノを見て怖じ気づくのは当然だ。だから怖がってもいいし、また今度でも大丈夫だから心配するな」
本当は全然大丈夫ではない程に勃起しているが、エレオノーラの顔を見たら、そう告げていた。
「いえ、怖くないです。初めて見たのでびっくりして……あと、そんなに大きいのに入るのかなって……あ、でも赤ちゃんが通れる位なんだから、大丈夫ですよね!」
無理をして明るく振る舞っている様に見えるエレオノーラ。
「エル……」
ふわりと口付けると、エルがぎゅっと首に腕を回して抱きついてきた。
「ごめんなさい、ルド……正直に言うと少しだけ怖いです……でも、それよりもルドのものにして欲しい気持ちの方がずっと強いから……だから、ルド、お願い、ここでやめないでください……」
そう言うと、エレオノーラは自分からルートヴィッヒにキスをした。
「分かった。でも止めて欲しくなったらいつでも言うんだぞ?」
「はい、約束します。でも、痛くても怖くても、平気です、ルドだから……」
そう言われて、ドクンとさらに血液が流れ込み、いよいよはち切れそうな程に屹立した陰茎を掴むと、エレオノーラの濡れそぼった入り口に亀頭を宛がった。
エレオノーラの痛みが少しでも和らぐように、右手の親指で秘所の上の真珠も優しく愛撫しながら少しずつ中へと進むと、クチュリと音を立てて粘膜の襞がルートヴィッヒの硬い肉棒を誘い込む。
「くっ」
あまりの愉悦に一気に貫いてめちゃくちゃに腰を振りたくなる衝動を何とか押さえ込むルートヴィッヒとは反して、指とは比べ物にならないペニスの太さと質量を感じて、エレオノーラの息が止まった。
「エル、呼吸を、ゆっくりして、そう、ゆっくりだ」
何とか呼吸を整えつつもエレオノーラの開かれた下肢に力がこもる。
それなのに、「ルド、気持ちいいですか? 私、ちゃんと出来ていますか?」と自分を気遣ってくるエレオノーラが愛おしくて、キスをしかけるが、このままエレオノーラに口付けようとすると、体勢的に一気に奥まで達してしまうので思いとどまった。
「はんっ……」
あれ程濡れていても、経験の無いエレオノーラの中は狭く、押し入ってくる男根に圧迫される痛みに眉根を寄せている。
そんなエレオノーラの様子を見て美しいと思ってしまい、さらに嵩が増すなんて、自分でも知らなかったサディズムの気があるのかもしれない。
「ぜ、全部、入りましたか……?」
「すまない、まだ半分だけだ」
「えっ、そんな……だってこんなに……」
そのまま言い淀むエレオノーラ。
「エル、今日はここまでにしよう、これ以上進んだら、エルを壊してしまいそうだ」
「いやです、やめないで。どうしてもルドに最後までして欲しいんです。ドレスも宝石も何も要りません、でもルドの妻だと言う、ルドに愛してもらったと言う証拠をこの身体に刻み付けて欲しいんです……どうしても……それに、私ばかり気持ち良くて、ルドは全然気持ち良くなってないです……」
エレオノーラは泣きそうになりながら必死に訴える。
「エルが気持ち良いなら、それで俺は幸せだし、最後までしなくても、俺がエルを愛していることに変わりはない。初めて愛した女性を抱くから、俺もとても緊張しているし、こんなに硬くなる程エルに欲情してるのに、エルがなるべく痛かったり怖かったりしなければいいと、その事ばかり考えている」
ルートヴィッヒはエレオノーラの頬に手を添えた。
そして少しずつ少しずつ前傾姿勢になって今度はエルにキスをした。
途中エレオノーラの身体がぴくんと揺れたが、やがてルートヴィッヒの陰茎はエレオノーラの温かな襞にすっぽりと包まれた。
厳密にはエレオノーラの最奥には達したが、ルートヴィッヒのが長過ぎて根本までは入らない。
繋がりながら、ルートヴィッヒはまるで初めてする恋人同士のキスのように優しく、穏やかに、何度も唇を啄んだ。
シーツを掴んでいたエレオノーラの両手の指を自分のそれに絡ませて握る。
「エル、大丈夫か?」
「はい、少し痛いですが、幸せです」
クシャっとはにかんだ表情はとても満たされていて、そんなエレオノーラの笑顔をルートヴィッヒは初めて見た。
(この笑顔を一生守りたい──)
そんな切なる想いが心を過る。
「エル、愛している」
「私もです……ルドが大好き……」
甘えるように言ったエルが可愛すぎて、ルートヴィッヒの色々が遂にショートしてしまう。
「エル……本当にすまない、入り口の方だったらそんなに痛くないと予測されるのだが、少しだけ動いてもいいか?」
「え、あ、はい……?」
甘い告白の後の脈絡の無いルートヴィッヒの言葉が理解出来なかったが、いつも冷静に見えるルートヴィッヒが額に汗を滲ませて辛そうにしているので思わず承諾した。
エレオノーラの了承を得ると、ルートヴィッヒはなるべくそっと腰を引いてから、入り口の辺りで抽挿を繰り返した。
最初はゆっくりだったが、エレオノーラが痛くないと言うと、ルートヴィッヒの腰の動きが激しくなって行き、頑丈な造りのベッドなのに、ギシギシと大きな音を立てた。
今まで流れていたロマンティックな雰囲気が官能的なものへと変化する。
汗だくになってルートヴィッヒが自分を求めてくれていると思うと、エレオノーラも淫らな吐息が漏れ始めた。
さっきまでは違和感しかなかったのに、入り口付近でルートヴィッヒの笠が引っ掛かる度に快感が身体に走る。
「あ、んっ…………」
「エルはここで感じるのか?」
分かっているくせに聞いてくるルートヴィッヒに、エレオノーラは答えられない。
「否定しないと言う事はそうなんだな。それにここを穿つ度にエルの中が俺を締め付ける」
「もう、ルドの意地悪……あんっ……でも、そ、ゆうルド、も、好きで──」
そこまで言うとエレオノーラは何も言えなくなった。
ルートヴィッヒが指を舐めてからエレオノーラの蕾を刺激して、より一層腰を激しく振ったからだ。
「ルド……わたし、また……あ……ああああああんっ!!!!!!」
「はぁ、エル、俺もだ………………くっ…………イクっ! 」
ベッドが壊れてしまいそうな程激しく腰を振って数秒後、ルートヴィッヒの熱い飛沫がエレオノーラの中に飛び散った。
しばらく二人とも乱れた呼吸が整わず、お互いを見つめたまま繋がっていた。
肩で息をしながら押し寄せたばかりの快楽の余韻に潤んだエレオノーラの瞳は美しく、純粋なのにひどく色っぽい。
白くなめらかな肌も、自分がしゃぶって更に赤くなり、未だに悩ましく尖ったままの乳首も、蜜壺から滴る淫靡な汁も、全てがルートヴィッヒの理性を狂暴な程に削いでくる。
それでも何とか、がっつかないように気を付けられたのは、エレオノーラを傷付けたくない気持ちと、年上の大人の男としての矜持に関わる気がしたからだ。
けれど、これが3度目4度目となっていき、エレオノーラが慣れてきたら、自分を止められる自信がない。
朝からエレオノーラを想って何度も秘密裏に勃起しては、何とかやり過ごした。
その劣情が今やっと報われようとしている。
ベルトを寛げ、トラウザーズと先走り汁で濡れた下着を脱いでベッドの脇に投げた。
あまりに硬くなり、手を添えなくてもそのままエレオノーラの中に入れる程に直立した陰茎。
エレオノーラの視線を感じて見返すと、すぐに視線を逸らされた。
「エル、こんなグロテスクなモノを見て怖じ気づくのは当然だ。だから怖がってもいいし、また今度でも大丈夫だから心配するな」
本当は全然大丈夫ではない程に勃起しているが、エレオノーラの顔を見たら、そう告げていた。
「いえ、怖くないです。初めて見たのでびっくりして……あと、そんなに大きいのに入るのかなって……あ、でも赤ちゃんが通れる位なんだから、大丈夫ですよね!」
無理をして明るく振る舞っている様に見えるエレオノーラ。
「エル……」
ふわりと口付けると、エルがぎゅっと首に腕を回して抱きついてきた。
「ごめんなさい、ルド……正直に言うと少しだけ怖いです……でも、それよりもルドのものにして欲しい気持ちの方がずっと強いから……だから、ルド、お願い、ここでやめないでください……」
そう言うと、エレオノーラは自分からルートヴィッヒにキスをした。
「分かった。でも止めて欲しくなったらいつでも言うんだぞ?」
「はい、約束します。でも、痛くても怖くても、平気です、ルドだから……」
そう言われて、ドクンとさらに血液が流れ込み、いよいよはち切れそうな程に屹立した陰茎を掴むと、エレオノーラの濡れそぼった入り口に亀頭を宛がった。
エレオノーラの痛みが少しでも和らぐように、右手の親指で秘所の上の真珠も優しく愛撫しながら少しずつ中へと進むと、クチュリと音を立てて粘膜の襞がルートヴィッヒの硬い肉棒を誘い込む。
「くっ」
あまりの愉悦に一気に貫いてめちゃくちゃに腰を振りたくなる衝動を何とか押さえ込むルートヴィッヒとは反して、指とは比べ物にならないペニスの太さと質量を感じて、エレオノーラの息が止まった。
「エル、呼吸を、ゆっくりして、そう、ゆっくりだ」
何とか呼吸を整えつつもエレオノーラの開かれた下肢に力がこもる。
それなのに、「ルド、気持ちいいですか? 私、ちゃんと出来ていますか?」と自分を気遣ってくるエレオノーラが愛おしくて、キスをしかけるが、このままエレオノーラに口付けようとすると、体勢的に一気に奥まで達してしまうので思いとどまった。
「はんっ……」
あれ程濡れていても、経験の無いエレオノーラの中は狭く、押し入ってくる男根に圧迫される痛みに眉根を寄せている。
そんなエレオノーラの様子を見て美しいと思ってしまい、さらに嵩が増すなんて、自分でも知らなかったサディズムの気があるのかもしれない。
「ぜ、全部、入りましたか……?」
「すまない、まだ半分だけだ」
「えっ、そんな……だってこんなに……」
そのまま言い淀むエレオノーラ。
「エル、今日はここまでにしよう、これ以上進んだら、エルを壊してしまいそうだ」
「いやです、やめないで。どうしてもルドに最後までして欲しいんです。ドレスも宝石も何も要りません、でもルドの妻だと言う、ルドに愛してもらったと言う証拠をこの身体に刻み付けて欲しいんです……どうしても……それに、私ばかり気持ち良くて、ルドは全然気持ち良くなってないです……」
エレオノーラは泣きそうになりながら必死に訴える。
「エルが気持ち良いなら、それで俺は幸せだし、最後までしなくても、俺がエルを愛していることに変わりはない。初めて愛した女性を抱くから、俺もとても緊張しているし、こんなに硬くなる程エルに欲情してるのに、エルがなるべく痛かったり怖かったりしなければいいと、その事ばかり考えている」
ルートヴィッヒはエレオノーラの頬に手を添えた。
そして少しずつ少しずつ前傾姿勢になって今度はエルにキスをした。
途中エレオノーラの身体がぴくんと揺れたが、やがてルートヴィッヒの陰茎はエレオノーラの温かな襞にすっぽりと包まれた。
厳密にはエレオノーラの最奥には達したが、ルートヴィッヒのが長過ぎて根本までは入らない。
繋がりながら、ルートヴィッヒはまるで初めてする恋人同士のキスのように優しく、穏やかに、何度も唇を啄んだ。
シーツを掴んでいたエレオノーラの両手の指を自分のそれに絡ませて握る。
「エル、大丈夫か?」
「はい、少し痛いですが、幸せです」
クシャっとはにかんだ表情はとても満たされていて、そんなエレオノーラの笑顔をルートヴィッヒは初めて見た。
(この笑顔を一生守りたい──)
そんな切なる想いが心を過る。
「エル、愛している」
「私もです……ルドが大好き……」
甘えるように言ったエルが可愛すぎて、ルートヴィッヒの色々が遂にショートしてしまう。
「エル……本当にすまない、入り口の方だったらそんなに痛くないと予測されるのだが、少しだけ動いてもいいか?」
「え、あ、はい……?」
甘い告白の後の脈絡の無いルートヴィッヒの言葉が理解出来なかったが、いつも冷静に見えるルートヴィッヒが額に汗を滲ませて辛そうにしているので思わず承諾した。
エレオノーラの了承を得ると、ルートヴィッヒはなるべくそっと腰を引いてから、入り口の辺りで抽挿を繰り返した。
最初はゆっくりだったが、エレオノーラが痛くないと言うと、ルートヴィッヒの腰の動きが激しくなって行き、頑丈な造りのベッドなのに、ギシギシと大きな音を立てた。
今まで流れていたロマンティックな雰囲気が官能的なものへと変化する。
汗だくになってルートヴィッヒが自分を求めてくれていると思うと、エレオノーラも淫らな吐息が漏れ始めた。
さっきまでは違和感しかなかったのに、入り口付近でルートヴィッヒの笠が引っ掛かる度に快感が身体に走る。
「あ、んっ…………」
「エルはここで感じるのか?」
分かっているくせに聞いてくるルートヴィッヒに、エレオノーラは答えられない。
「否定しないと言う事はそうなんだな。それにここを穿つ度にエルの中が俺を締め付ける」
「もう、ルドの意地悪……あんっ……でも、そ、ゆうルド、も、好きで──」
そこまで言うとエレオノーラは何も言えなくなった。
ルートヴィッヒが指を舐めてからエレオノーラの蕾を刺激して、より一層腰を激しく振ったからだ。
「ルド……わたし、また……あ……ああああああんっ!!!!!!」
「はぁ、エル、俺もだ………………くっ…………イクっ! 」
ベッドが壊れてしまいそうな程激しく腰を振って数秒後、ルートヴィッヒの熱い飛沫がエレオノーラの中に飛び散った。
しばらく二人とも乱れた呼吸が整わず、お互いを見つめたまま繋がっていた。
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