転生したと気づいたら私を処刑する公爵様の様子がおかしい

侯爵令嬢セシリアは、元王子の宮廷魔術師クリストファー・ランベール公爵を恐れていた。
実は彼女は転生者。この世界はセシリアが転生前にプレイしていた乙女ゲームの世界。
セシリアはクリストファールート序盤で婚約者である彼に処刑されるモブの悪役だったからだ。
ゲームと違い何故か五歳年下になっているクリストファーとの接触を避け、婚約を回避したセシリア。
それなのにシナリオのルート開始時期より一年も早く、彼女は彼に見つかり捕まってしまう。

「初めましてになるのかな? セシリア・ヴァスト侯爵令嬢」

このままだと彼に殺される!
クリストファーから逃げようとしたセシリアだったが、彼にキスされ公爵邸へと連れていかれる。
どうしてゲームと展開が違うの?
訳がわからず警戒するセシリアに、クリストファーは意外な事実を語り――。

これは悲恋ループを無自覚に崩した転生ヒロインと、彼女を守ろうとループを繰り返してきた一途な公爵のお話。
シリアスではなく記憶格差による温度差のあるじゃれあいか、いちゃいちゃが大半です。ゲームヒロインは途中退場予定です。
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