結解の少年と封じられし脅威 ~彼女を縛るすべてを、俺がほどく~
結道師ギルドの末子・結ライ、十七歳。
彼が授かったのは「廃棄級」と判じられたスキル【結解】――結び目を解くだけの、戦闘で何の役にも立たないと侮蔑された力。
ある夜、結里村の北の山の遺跡で、ライは見えない結び目に出会う。
それは千年前に封印された「世界の脅威」――夜の賢者ノクトゥル。
飢餓と孤独に苦しみ続けた彼女は、ライが第一の結び目を解いた瞬間、震える声で囁いた。
「わたしを、解いてくれて、ありがとう」
縹影、疾翳、巌腕、閃刃、闇瀾、鋼盾、夜華――。
七重に封じられた本体結び目を一つずつ解くごとに、ノクトゥルは姿を変える。
だが、結び目の保存則は厳しい。解いた数だけ、別の場所で絡みが生まれる。
結縛派の追跡、神殿首座の謀略、結家の血脈に秘められた予言――。
祖父・結老が予知した「世界を救う孫」として、ライはノクトゥルと共に大陸を駆ける。
縛ることと解くこと、同じ術の二面。
役立たずと呼ばれた少年が、世界でただ一人「彼女の縛りを解ける者」だった物語。
彼が授かったのは「廃棄級」と判じられたスキル【結解】――結び目を解くだけの、戦闘で何の役にも立たないと侮蔑された力。
ある夜、結里村の北の山の遺跡で、ライは見えない結び目に出会う。
それは千年前に封印された「世界の脅威」――夜の賢者ノクトゥル。
飢餓と孤独に苦しみ続けた彼女は、ライが第一の結び目を解いた瞬間、震える声で囁いた。
「わたしを、解いてくれて、ありがとう」
縹影、疾翳、巌腕、閃刃、闇瀾、鋼盾、夜華――。
七重に封じられた本体結び目を一つずつ解くごとに、ノクトゥルは姿を変える。
だが、結び目の保存則は厳しい。解いた数だけ、別の場所で絡みが生まれる。
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