【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!

Bu-cha

文字の大きさ
425 / 693
27

27-17

しおりを挟む
「バカ。」



「バカをバカにすんなよ?
バカってたまにすげーことをやり出すからな?
バカすぎるとすげー奴にもなれるんだよ。」



「何それ・・・っ」



笑いながら青さんの胸にもう1度顔を埋めた。



そして、言った。



「私がアエさんに会いたい時は、青さんが絶対に会わせてね?」



「うん。」



「ずっと・・・ずっと、私がお婆さんになっても会わせてね・・・?」



「うん。」



「約束だよ・・・?」



「うん。」



「だから絶対、私より先に死んだらダメだよ・・・?」



「うん。」



「絶対に私よりも先に死んだらダメなんだからね・・・っ」



「うん。」



青さんとその約束が出来たことに凄く凄く安心をし、青さんの胸からゆっくりと顔を離した。



そしたら、ビヨ~ンと私の鼻水が青さんの胸と繋がっていて・・・



「何だよこれ・・・!!
マジでこんな風になるのかよ・・・!?」



潔癖なはずの青さんが怒ることもなく爆笑している。



そんな青さんの姿を見て私も爆笑をした。



アエさんとのように、青さんと2人で私の涙と鼻水を見て爆笑をして・・・



「そういえば、鶴さんとアエさんの孫は何か言ってたか?
4月1日から増田ホールディングスの経理部に入る話。」



それには、私の笑いがピタッと止まった。



それを見て青さんもピタッと止まり・・・



「はあ!?何の為にこんな朝っぱらから2人を集合させたんだよ!?
お前が増田清掃でも加藤の”家"でもなく、いつか妊娠出産子育てをするお嬢様の仕事を助けて欲しいってお願いするって言うから、俺も仕事前に此処まで来たんだろうが!!
2人からの了承を貰えれば俺から具体的な話をする為に!!
もう面倒だから俺が全部話す。」



めちゃくちゃ面倒そうな顔で私のことを離した青さんが素早く最上さんの家のインターフォンを押してしまった。



「待って待って、私からまずは話させてよ~!!」



「この後に増田社長と経理部の部長と課長とのアポも入ってるから時間ねーんだって!!」



今日から3月になった。



まだまだ寒いけれどあと数日もすればきっと暖かい春がやってくる。



鶴さんとアエさんの孫達も加わり歩く初めての道は、何となくだけど今までとは違う道になりそうな気がした。



「あ!加治さん、最上さん、あのね・・・・っっ」











·
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

乳首当てゲーム

はこスミレ
恋愛
会社の同僚に、思わず口に出た「乳首当てゲームしたい」という独り言を聞かれた話。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

密室に二人閉じ込められたら?

水瀬かずか
恋愛
気がつけば会社の倉庫に閉じ込められていました。明日会社に人 が来るまで凍える倉庫で一晩過ごすしかない。一緒にいるのは営業 のエースといわれている強面の先輩。怯える私に「こっちへ来い」 と先輩が声をかけてきて……?

危険な残業

詩織
恋愛
いつも残業の多い奈津美。そこにある人が現れいつもの残業でなくなる

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...