【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました！

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庄司さんのことを放置して青さんといつものやり取りをしばらくしていたら・・・



ずっと黙っていた庄司さんが楽しそうに笑い始めた。



「本当に仲良しですよね。」



「俺達がしてる“ごっこ遊び”は本気の“ごっこ遊び”だからな！！
お前がやった“婚約ごっこ”とはレベルがちげぇーんだよ！！
な！！？」



「うん。」



それには素直に頷き、数秒前まで口喧嘩をしていた青さんのことを笑いながら見上げる。



「だって、青さんだもん。」



そんな短い言葉で答えた私に、青さんは両手で顔を覆いながらバッッッと下を向き・・・



「可愛い・・・！！！ヤバい！！！！
可愛い・・・！！！
マジで可愛いんだよ、クソっっ！！！
日に日に可愛くなりやがって！！！
あんな“家”に洗脳されやがって！！！」



大きな声で文句を言う青さんのことを見た後に何気なく庄司さんのことを見ると、庄司さんも私のことを丁度見てきたタイミングだった。



「でも加藤さん、社長のことも男として好きだよね？」



自分のことも鈴木さんのことも全然分かっていなかった庄司さんが普通にそう言ってきて、私は庄司さんから目を逸らすことなく頷いた。



「うん、好きだよ。
私が自分から好きになった男の人は青さんだけだよ。」



私の本当の気持ちと言葉に庄司さんは優しい顔で頷いた。



「またそんな嘘を言いやがって・・・。
そうやって俺の弱みを握ろうとしやがって・・・。」



やっぱり全然信じてくれない青さんに今日もムカついた、その時・・・



「庄司はそういうのがちゃんと分かんねー奴だから鈴木の気持ちも分からなかったんだろ！？」



青さんが顔を上げながらそう言って・・・



“あっ”



と思った時には・・・



「鈴木こそお前のことを男として好きだったんだからな！？」



そう続けてしまった。