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翌日
5月1日の朝、始業時間が始まってもこの日は誰も仕事を始めることなく、社内が賑わっていた。
「庄司さん、婚約が解消になったかと思ったら何日も休むし本気で心配してたんですよぉぉ!!」
「うちらにも結婚生活のアドバイスを求めてきたのに、結局婚約解消になっちゃったしね~!!」
「庄司さんってお仕事頑張る人だから、私はそこを理解してくれない人はどうなのかなって思ってたので、あの人とは婚約を解消して良かったとも思ってましたよ!!」
「だよねぇ?婚約を解消してからは庄司さんにめっちゃ言い寄ってたくらいだもんね!」
「ちょ・・・っ、それは言わないでくださいよぉぉ!!!」
「庄司さんが入社した時は早々に諦めてたのにね~?」
「先輩だって一時期いこうとしてたじゃないですか!!」
「私はもしかしたらいけるかなと思っただけだよ?
婚約解消した後も実際いかなかったし。」
「そこは営業としてどうなんですか!?
営業じゃない酒井さんだって最初の頃は頑張ってたのに!!!」
「社長っ、私はそんなことしてませんからね?
私って何でかすぐに勘違いされちゃうんですよねぇ。」
酒井さんが”社長“の青さんに擦り寄った。
「前職からわざわざ女の子を連れてきちゃう人とか、むしろ警戒しちゃってましたよ。
それにそんな特別な女の子がいたのに別の女と婚約をしてた庄司さんにまだ警戒してるくらいですからね。」
私に”愛している“と言ってくれる青さんに擦り寄っている酒井さんのことを見て、心の中で聞く。
”酒井さんから見ると、私はやっぱり青さんに預けられたネコにしか見えない?“
苦しくなって”一平さんの第2ボタン“をおさえた。
そしたら・・・
「”別の女“じゃないですよ。
庄司さんとずっと前から婚約をしていたのは私です。
私、実は矢代商会の会長の孫なんですよ。」
庄司さんの隣に並ぶ鈴木さんが輝く笑顔でそう言った。
翌日
5月1日の朝、始業時間が始まってもこの日は誰も仕事を始めることなく、社内が賑わっていた。
「庄司さん、婚約が解消になったかと思ったら何日も休むし本気で心配してたんですよぉぉ!!」
「うちらにも結婚生活のアドバイスを求めてきたのに、結局婚約解消になっちゃったしね~!!」
「庄司さんってお仕事頑張る人だから、私はそこを理解してくれない人はどうなのかなって思ってたので、あの人とは婚約を解消して良かったとも思ってましたよ!!」
「だよねぇ?婚約を解消してからは庄司さんにめっちゃ言い寄ってたくらいだもんね!」
「ちょ・・・っ、それは言わないでくださいよぉぉ!!!」
「庄司さんが入社した時は早々に諦めてたのにね~?」
「先輩だって一時期いこうとしてたじゃないですか!!」
「私はもしかしたらいけるかなと思っただけだよ?
婚約解消した後も実際いかなかったし。」
「そこは営業としてどうなんですか!?
営業じゃない酒井さんだって最初の頃は頑張ってたのに!!!」
「社長っ、私はそんなことしてませんからね?
私って何でかすぐに勘違いされちゃうんですよねぇ。」
酒井さんが”社長“の青さんに擦り寄った。
「前職からわざわざ女の子を連れてきちゃう人とか、むしろ警戒しちゃってましたよ。
それにそんな特別な女の子がいたのに別の女と婚約をしてた庄司さんにまだ警戒してるくらいですからね。」
私に”愛している“と言ってくれる青さんに擦り寄っている酒井さんのことを見て、心の中で聞く。
”酒井さんから見ると、私はやっぱり青さんに預けられたネコにしか見えない?“
苦しくなって”一平さんの第2ボタン“をおさえた。
そしたら・・・
「”別の女“じゃないですよ。
庄司さんとずっと前から婚約をしていたのは私です。
私、実は矢代商会の会長の孫なんですよ。」
庄司さんの隣に並ぶ鈴木さんが輝く笑顔でそう言った。
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