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「・・・っ瑠美!!」
家の扉を開け、一成が“ただいま”も言わず私の名前を呼んだ・・・というか、叫んだ。
「お帰り、一成。
ご飯ちょっと待ってね、私も今日は少し残業してて・・・。
今日はラーメンね?味噌ラーメン!!
生麺と市販の味噌ラーメンの味噌と、野菜炒めとメンマと味付け卵!!」
社食で話した男の子がずっとラーメンを食べないから、そのラーメンが気になって仕方なかった。
なので、今日はラーメンにすることに。
麺も味噌も、メンマと味付け卵も市販の物。
「野菜炒め今終わったから、食べる直前に麺茹でちゃうね。」
「ラーメンか!!!」
一成が嬉しそうにキッチンの上に置かれたラーメンの麺を眺めていて・・・
「・・・って、そうじゃなくて!
ヒヤリングの時、俺いなかったら待っててって言ったのに!!」
「“それは、どうかな。”って言ったけど。」
「そうだけど・・・。」
そう言って、一成が悲しそうな顔で私を見下ろす。
それに笑いながら、見上げる。
「デザートに、杏仁豆腐買ってきたから。」
「・・・よっしゃ!!
ラーメンの後は、杏仁豆腐!!」
「好きだもんね、2番目に・・・。」
家の扉を開け、一成が“ただいま”も言わず私の名前を呼んだ・・・というか、叫んだ。
「お帰り、一成。
ご飯ちょっと待ってね、私も今日は少し残業してて・・・。
今日はラーメンね?味噌ラーメン!!
生麺と市販の味噌ラーメンの味噌と、野菜炒めとメンマと味付け卵!!」
社食で話した男の子がずっとラーメンを食べないから、そのラーメンが気になって仕方なかった。
なので、今日はラーメンにすることに。
麺も味噌も、メンマと味付け卵も市販の物。
「野菜炒め今終わったから、食べる直前に麺茹でちゃうね。」
「ラーメンか!!!」
一成が嬉しそうにキッチンの上に置かれたラーメンの麺を眺めていて・・・
「・・・って、そうじゃなくて!
ヒヤリングの時、俺いなかったら待っててって言ったのに!!」
「“それは、どうかな。”って言ったけど。」
「そうだけど・・・。」
そう言って、一成が悲しそうな顔で私を見下ろす。
それに笑いながら、見上げる。
「デザートに、杏仁豆腐買ってきたから。」
「・・・よっしゃ!!
ラーメンの後は、杏仁豆腐!!」
「好きだもんね、2番目に・・・。」
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