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そう、伝えると・・・
一成は嬉しそうに、本当に嬉しそうに笑って頷いた。
「2人で頑張ろう、瑠美。」
「うん、頑張る・・・。
一成も頑張ってね、本気でだよ?
死ぬ気でだよ?」
「ここまで来たら、逆に死ぬこと怖くなくなってきた。
幸せ過ぎて、今死んでもいいくらい。」
「私1人じゃ結婚出来ないから・・・。」
「分かってる、瑠美を1人でレーンに残さない。」
「そう言うけど、すぐに追い付いて・・・いつも追い抜かれてたけど。」
「でも、また何度も瑠美の所に追い付いたよ?
追い抜いたけど、何度もグルグルしてたじゃん。」
「それは・・・ちょっと嫌味。
どうせ私はそんなに速くないもん。」
少し怒りながら一成を見上げると、一成は面白そうに笑っていて・・・。
そして、真面目な顔になり・・・
私を見下ろした。
「行ってきます、瑠美・・・。」
そう言って、ゆっくりとプールに歩いて行ったので・・・一成の大きな背中を少しだけ押した。
「行ってらっしゃい、一成・・・。」
一成は嬉しそうに、本当に嬉しそうに笑って頷いた。
「2人で頑張ろう、瑠美。」
「うん、頑張る・・・。
一成も頑張ってね、本気でだよ?
死ぬ気でだよ?」
「ここまで来たら、逆に死ぬこと怖くなくなってきた。
幸せ過ぎて、今死んでもいいくらい。」
「私1人じゃ結婚出来ないから・・・。」
「分かってる、瑠美を1人でレーンに残さない。」
「そう言うけど、すぐに追い付いて・・・いつも追い抜かれてたけど。」
「でも、また何度も瑠美の所に追い付いたよ?
追い抜いたけど、何度もグルグルしてたじゃん。」
「それは・・・ちょっと嫌味。
どうせ私はそんなに速くないもん。」
少し怒りながら一成を見上げると、一成は面白そうに笑っていて・・・。
そして、真面目な顔になり・・・
私を見下ろした。
「行ってきます、瑠美・・・。」
そう言って、ゆっくりとプールに歩いて行ったので・・・一成の大きな背中を少しだけ押した。
「行ってらっしゃい、一成・・・。」
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