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社長室に通してもらい、2人でソファーに座る。
社長室というわりには、豪華なわけではなく・・・普通の部屋だった。
でも、不思議と落ち着き、気持ち悪さもなくなった。
少しだけクラシックが流れていて、少し待つと・・・
温かい麦茶と・・・何故か皮が剥かれた梨が出てきた。
そこまで綺麗に皮は剥けていなかったけど。
お茶菓子でもなく、どうして梨なのか不思議に思いながらそれを眺めた。
美人な女の人が、また私の横にしゃがんだ。
「賃貸物件をご希望でしたら、引き続き賃貸物件をご紹介致しますが・・・」
言葉を切った後、一成の方を見た。
「住宅のご購入は、考えていらっしゃいませんか?」
そんなことを聞いてきて、私が首を横に振ろうとした。
そしたら、一成が・・・
「いいですね。」
なんて、アッサリ答えて・・・。
私は驚き、一成を見る。
「でも・・・僕は二十歳なんですけど、審査通りますか?」
「失礼ですが、お勤め先をお伺いしてもよろしいですか?」
「スポーツ用品業界の“KONDO”という会社です。」
一成が答えると、美人な女の人はなんだか満足そうな顔で笑い頷いた。
社長室というわりには、豪華なわけではなく・・・普通の部屋だった。
でも、不思議と落ち着き、気持ち悪さもなくなった。
少しだけクラシックが流れていて、少し待つと・・・
温かい麦茶と・・・何故か皮が剥かれた梨が出てきた。
そこまで綺麗に皮は剥けていなかったけど。
お茶菓子でもなく、どうして梨なのか不思議に思いながらそれを眺めた。
美人な女の人が、また私の横にしゃがんだ。
「賃貸物件をご希望でしたら、引き続き賃貸物件をご紹介致しますが・・・」
言葉を切った後、一成の方を見た。
「住宅のご購入は、考えていらっしゃいませんか?」
そんなことを聞いてきて、私が首を横に振ろうとした。
そしたら、一成が・・・
「いいですね。」
なんて、アッサリ答えて・・・。
私は驚き、一成を見る。
「でも・・・僕は二十歳なんですけど、審査通りますか?」
「失礼ですが、お勤め先をお伺いしてもよろしいですか?」
「スポーツ用品業界の“KONDO”という会社です。」
一成が答えると、美人な女の人はなんだか満足そうな顔で笑い頷いた。
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