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本当はすごく悲しいけど、創さんを困らせてまで一緒にいたいとは思わない。
「ワーーーッ!!さっきより波大きくなってきましたね!?
浮き輪持ってくるの忘れちゃった!」
午前より大きな波に肩まで浸かりながら、わたしは創さんに精一杯笑いかける。
そんなわたしを創さんは優しく見て、笑いながらわたしを抱き締めてくれた。
「肩、掴まってて。」
そう言われ、両手で創さんの肩に掴まる。
創さんにしっかり抱き締められ、向かい合って抱き合う身体は、お互いの身体にピタリと触れ合っている。
恥ずかしくなり、俯きながら創さんに掴まる。
波が来る度に身体が浮き、その度に創さんがギュッと抱き締めてくれる。
次の波が来た時、
「ンッ!」
創さんがわたしの首にキスをした。
「ほんと・・・お前の身体ってなんでこう・・・全部・・・」
そう言いながら、また怖いくらい真剣な顔になりわたしを見詰める。
「全部、奪いたくなる・・・。
誰にも渡したくないと思っちまう。
お前と会わなかった2ヶ月間・・・俺じゃない誰かのモノになったかもと考えると、頭がおかしくなった。」
「創さん・・・」
そんな嬉しいことを言われ、わたしは創さんを見上げる。
「ワーーーッ!!さっきより波大きくなってきましたね!?
浮き輪持ってくるの忘れちゃった!」
午前より大きな波に肩まで浸かりながら、わたしは創さんに精一杯笑いかける。
そんなわたしを創さんは優しく見て、笑いながらわたしを抱き締めてくれた。
「肩、掴まってて。」
そう言われ、両手で創さんの肩に掴まる。
創さんにしっかり抱き締められ、向かい合って抱き合う身体は、お互いの身体にピタリと触れ合っている。
恥ずかしくなり、俯きながら創さんに掴まる。
波が来る度に身体が浮き、その度に創さんがギュッと抱き締めてくれる。
次の波が来た時、
「ンッ!」
創さんがわたしの首にキスをした。
「ほんと・・・お前の身体ってなんでこう・・・全部・・・」
そう言いながら、また怖いくらい真剣な顔になりわたしを見詰める。
「全部、奪いたくなる・・・。
誰にも渡したくないと思っちまう。
お前と会わなかった2ヶ月間・・・俺じゃない誰かのモノになったかもと考えると、頭がおかしくなった。」
「創さん・・・」
そんな嬉しいことを言われ、わたしは創さんを見上げる。
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