【R18・完】わたしを見て 触って キスをして 恋をして(他サイトでのカットページ掲載済)

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9-26

《会社説明会お疲れ。
今日は何食いたいか決まった？》




土曜日、早川の会社説明会が終わったであろう時間にメッセージを送った。
こんなメッセージを1通送るのにも、また何度もメッセージを作っては直した。
そんな時間も、とても幸せだった。




メッセージを送った数分後、早川から返信があった。




《会社説明会行って来ました。
今日はお肉が食べたいです。
お肉沢山食べたいです。》




自然と笑顔になる。
あいつが誰からも可愛がられる理由がよく分かる。





午後の部活を終え、急いで着替える。
待ち合わせの駅に着き、土曜日の浮かれている街の雰囲気に、俺もつられて浮かれてくる。





早川からメッセージが届き、時間前に到着していることを知る。
前回同様、待ち合わせの数分前には到着していてくれることに、部活の元顧問としても男としても嬉しい気持ちになった。





改札口を出て、出口周辺を見渡すと・・・





すぐに早川の姿が視界に飛び込んできた。




綾瀬から見せてもらった写真や、再会してからの早川の服装は、スカートでもスッキリしたシルエットが多く、どちらかというと美人で格好いい女の子という雰囲気だった。




それが今日は、白のフンワリしたトップスに、裾の方が広がっている淡い紫色のスカートを履いていて・・・
緩くウェーブしている髪の毛は、片方にまとめてあり首筋がよく見えて・・・
とにかく、物凄く可愛い。




あからさまに見ている男達に全く気付いていない早川がまた可愛くて、俺は思わず笑ってしまう。
早川もすぐに俺に気付き、俺は片手を上げた。





「今日は雰囲気違うな、ちょっと分かんなかった。
そういうのも似合うじゃん。」




会社説明会の後、俺に会うために可愛い格好をしてくれたのかと思うと、すげー嬉しかった。
俺がそう言うと、早川は顔を真っ赤にした後に下を向き、小さな声でお礼を言った。





下、向くなよ・・・。
俺を見ろよ・・・。





「行くか、肉いっぱい食いたいんだろ？」



そう言って、早川の右手を取り指を絡め歩き始めた。