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「友里の入社準備進めてるだろうし、名字も変わるから!
あ、でも今日は日曜日か!
明日すぐにでも連絡した方がいいよ!」
と、お父さんが少し慌てながら言っていて・・・。
「それは・・・認めていただけるということでしょうか?」
と聞いた創さんに、
「そりゃあそうでしょ!
もう7年だよ?我慢したねー。
お父さんには出来ないよ、凄いよね。」
と笑っていた。
それから、皆でワイワイと楽しくすき焼きを食べ、引っ越しの話、新居の話、入籍日や結婚式などの話を進めた。
「婚姻届貰ってこないとな。」
と言った創さんに、宗が席を立ちながら「ちょっと待ってて!」と言ってリビングにあったバッグをゴソゴソしている。
そして、「これ、あげる。」と・・・
宗の手に持っていたのは、未記入の婚姻届だった。
「それ・・・どうしたの?」
聞いたわたしに、宗は困ったように笑う。
「俺には必要ないから、俺、こんなだし?」
そう言って、両手を広げる。
「宗・・・」
なんて声を掛けていいか分からず、わたしが黙っていると・・・
「これ、本当に貰ってもいいのかな?」
と、創さんが宗に優しい顔で聞いた。
「うん、俺、ねーちゃんのことも好きだし、吉岡先生のことも好きになったし。
その2人がその紙使ってくれるなら、すごく嬉しいよ。」
そう言って、女子のわたしより可愛い顔で笑う。
あ、でも今日は日曜日か!
明日すぐにでも連絡した方がいいよ!」
と、お父さんが少し慌てながら言っていて・・・。
「それは・・・認めていただけるということでしょうか?」
と聞いた創さんに、
「そりゃあそうでしょ!
もう7年だよ?我慢したねー。
お父さんには出来ないよ、凄いよね。」
と笑っていた。
それから、皆でワイワイと楽しくすき焼きを食べ、引っ越しの話、新居の話、入籍日や結婚式などの話を進めた。
「婚姻届貰ってこないとな。」
と言った創さんに、宗が席を立ちながら「ちょっと待ってて!」と言ってリビングにあったバッグをゴソゴソしている。
そして、「これ、あげる。」と・・・
宗の手に持っていたのは、未記入の婚姻届だった。
「それ・・・どうしたの?」
聞いたわたしに、宗は困ったように笑う。
「俺には必要ないから、俺、こんなだし?」
そう言って、両手を広げる。
「宗・・・」
なんて声を掛けていいか分からず、わたしが黙っていると・・・
「これ、本当に貰ってもいいのかな?」
と、創さんが宗に優しい顔で聞いた。
「うん、俺、ねーちゃんのことも好きだし、吉岡先生のことも好きになったし。
その2人がその紙使ってくれるなら、すごく嬉しいよ。」
そう言って、女子のわたしより可愛い顔で笑う。
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