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ユレネ編

27.【R18】ルーシャの追求、そんなつもりは毛頭ありません?!※ルーシャ

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「セナ、セナ、お水飲める?」
 声をかけられてはっと目を開けたセナは、自分がベッドの上にいるのに気が付いた。グラグラといまだ回る頭の中で、ルーシャに呼ばれたのだと気づいて視線を彷徨わせた。見慣れた自宅の景色が映り、ルーシャに連れてきてもらったのも思い出した。
「るーさしゃ……?」
「大分飲んでたけど、大丈夫?吐きそう?」
「らいじょぶ、れす」
 差し出されたカップを受け取り、口を付ける。冷たい水が酒臭い口の中から喉を洗い流して、少し気分が落ちついた。カップから口を離すとルーシャがそれをサイドテーブルの上に置いてくれる。
「みじゅおいしぃ」
「そうね」
「あぇ、ぐろおは……?」
「あっちの部屋に置いてきたわよ。アレもアタシが持っても起きないぐらいだったけど」
 主従二人して酔っぱらって眠りこけるなどなかなか警戒心が足りていない証拠だが、今のセナにそこまで考える冷静さはない。何となく心地良いような感覚に身を任せてヘラヘラとしているだけだ。小さくベッドが軋む音と僅かな揺れと共に、ルーシャがベッドに腰かけた。
「るーさしゃん、ぐろおのこときらい、れすか」
 アレ、とグロウの事を指したルーシャが、元々魔人をテイムするのに反対をしていたなと思ったら、そのまま口に出ていた。思考が低下しているせいで随分直球な表現になったが、ルーシャは怒りもせず小さく笑った。
「そうね」
「そうれすか……でもぐろぉはいい子れす。おれの言うこともちゃんときいてくれましゅ」
「そう」
 ギ、とベッドが大きく揺れて、ルーシャが乗り上がってくる。セナの体を跨いで四つ這いになった彼は、太腿の辺りにゆっくりと腰を下ろした。ウィルやゴルシュと比べれば割と細身のルーシャだが、戦闘要員である彼もまた鍛えているらしくセナの足は彼の体重でしっかりと拘束される。
「うぇ、重いれす」
「失礼ね。……いいのよ、アレ使ってどかしても」
 酔っぱらった頭でもルーシャがわざとそうしているのだと分かるぐらい、ゆっくりとセナの両手がルーシャに取られる。ポケットから取り出したスカーフで手早く両手首を縛られ、力の抜けた指先にリップ音を立てて口付けられた。
「指まで熱いわね」
「何で……?」
「嫌ならアレに命令しなさいな」
「はぇ……、ん゛ぃ♡」
 腹の方から服の中に差し込まれた生温い両手が、胸の辺りを彷徨っていたかと思うと同時に乳首を摘まみ上げられる。背筋を走った感覚に思わず声を漏らすが、ルーシャは構わず摘まんだ乳首をスリスリ♡と指先に挟んで捏ねる。
「ぁ゛……♡」
「ここ気持ちイイ?」
「は、ぁい♡う゛んん……♡」
「そう」
 さざ波のような微弱だが絶え間なく続く刺激は、酩酊したセナの頭を簡単に支配する。強い快感が欲しくて胸を突き出すように仰け反らせ、足のかかとでシーツを引っ掻いた。
「もう硬くなってる」
「んぃ♡ちくび、きもちぃれす……♡」
「ねえ、ここ舐めてもいい?」
「っ♡いぃ、れす……♡」
 ルーシャの問いに頭を上下に振って頷く。それを見て目を細めたルーシャがセナのシャツをたくし上げて、舌を出しながら見せつけるようにゆっくりと口を開いた。とろりと唾液を纏った舌が右側の乳首に押し当て、そのまま唇で覆われて口に含まれた。暖かく滑った口内で乳輪ごと食まれ、舌で勃起した乳首を擦り上げられる。
「あ゛っ!♡あぅう゛♡」
 もう片方は親指と人差し指で摘ままれ、軽く引っ張りながらグリグリ♡と捩じられる。押し潰して引っ張る動きに合わせて背中が反り、上半身がびくびく跳ねた。
「あ♡あぅっ♡♡んん゛~~……っ!!♡♡」
 硬く尖らせた舌先が何度も乳頭を弾き、音を立てて吸い上げられた。じっとりした刺激は下腹部に重く沈殿し、チンポが勃起していくのを自覚する。セナは縛られた両手で自分の目元を覆いながら、与えられる快感に後頭部を枕に押し付けて身悶えた。
「あ゛ぁ…っ♡♡は、んぁあ゛……っ!♡♡♡」
「片方だけじゃ可哀想よね」
「あぅう゛うぅ♡♡」
 唇を離したルーシャに反対側の乳首にも吸い付かれ、好きなように弄ばれる。捏ね回され、押し潰されて勃起した乳首を吸われ、唇が離れる瞬間にギ、と歯を立てられて強い衝撃が腰を突き抜けた。
「お゛っん!!♡」
「ふふ、痛いだけじゃないみたいね」
「っは、ぁ♡♡ぁ゛…ふ♡」
 体を起こしたルーシャが指先で胸元から脇腹を撫でていく柔らかい愛撫に鳥肌が立つ。下着の中で勃起したチンポにも刺激が欲しくて腰を揺すりたいが、太腿にルーシャが乗っているためそれもできない。それどころか、ルーシャがズボンのウエストを寛げて勃起したチンポを引っ張り出してしまったせいで、布に擦り付けることもできなくなってしまった。
「るーさしゃ…っ♡♡」
「ん?触ってほしい?」
「い゛っ!!♡♡♡」
 嫌だと訴えたにも関わらず、ルーシャはセナの勃起チンポの裏筋を指で撫で上げた。そのまま先端まで指を滑らせ、グリグリ♡と尿道口を指先で抉られる。突然の直接的な刺激に体が跳ねるが、腰を跨いでいるルーシャのせいで上手く快楽を逃すことができない。
「あ゛ぁあっ♡♡お゛っ♡お゛ぉ……っ♡♡」
「乳首触っただけでこんなになるの?大変ねえ」
 指先を押し付けられ、乱暴に擦り上げられて痛いぐらいなのに、セナはチンポからダラダラと我慢汁を垂らした。それをルーシャが見咎めて更に強く亀頭を握られる。どうにか止めさせようと縛られた両手を下ろすが、先に気付いたルーシャが両手を掴み取って頭の上で一纏めにしてしまう。そのまま片手で押さえ付けられてしまい、抵抗も出来なくなってしまった。
「あ゛っ!♡♡い、いだぃ……っ♡♡」
「痛いのも気持ちいいんでしょ?」
「ち、ちぁう……♡」
「違わないわ。こんなに濡れてるじゃない」
 ぐじゅ♡ぬちゅ♡と力を抜いたルーシャの手でチンポを扱かれると、先走りが絡む音が上がる。その粘着質な音は聴覚からもセナの興奮を煽り、扱かれる手の動きが激しくなるにつれてガクガクと腰が震える。溢れるカウパーの量も増え、鈴口がヒクついて限界が近いことを訴える。
「あ、ぁあ゛……♡も、いっぐ♡いぐ…ぅっ♡♡」
「だぁめ」
「は、ぁあ゛っ……♡ぁ、え゛…?♡」
 両足をぴんとつま先まで伸ばし、背中を仰け反らせた瞬間ルーシャの手がチンポから離される。セナの下腹部でビクビク♡痙攣した勃起チンポは、決定打が足りずドプ♡と濁った先走りを多量に溢れさせただけだった。
「っは、ぁ♡はふ♡なん、れぇ……っ?」
「イケなかったわねえ」
 先走り塗れの手の平で脇腹を撫でられ、その滑りにさえ感じて身を震わせるのに射精寸前で放り出されたチンポには触ってもらえない。
「なんれ、るーさしゃ、」
「ねえ、何でかしらねえ」
 昂ぶり切った体が少し落ち着きを見せた辺りでいまだ勃起して震えている亀頭を突かれ、根元から握り込まれる。ゆっくりと先端に向かって押し付けるように擦られ、セナの体は欲していた快感に飛びついてまた昇り始めた。
「あ゛っ!♡あ、ぁ゛っ♡♡お゛♡ぉ…っ!♡♡んぃい゛ッ!♡♡は、ぁあ゛……ッ♡♡」
根元から先端に向かって扱く手が速まり、それに合わせてセナの腰がカク♡カク♡と揺れる。射精寸前まで高められたチンポはすぐに限界まで高まり、ルーシャの手の中で痙攣した。
「あ゛っ!♡♡も、いぐ♡い゛ぅう……っ!!♡♡♡」
「まぁだ」
「は、あぁあ゛ッ!?♡♡♡ぁ、うぅう゛……っ!♡♡」
 絶頂に上り詰める寸前でまたルーシャの手は離れ、無様に空腰を使うも精液を吹き上げることはできなかった。イキそうでイケない状態になり、セナは首を振って嫌がった。
「だひだいぃ゛…っ♡♡ださせてぇっ♡」
 もどかしい焦燥感に駆られ、拘束から逃れようと足と腕をばたつかせる。けれども酩酊状態の続く体にはろくな力が入らず、上から押さえつけているルーシャの下から抜け出せるわけもない。思い通りにならない苛立ちに、じわ、と目に涙が浮かぶ。
「も、やぁ゛っ♡おねがいしましゅ♡らしたいぃ、いかせてぇ……っ♡♡」
「あらら、恥ずかしくないの?」
「ぅ、ううぅ゛~~~……ッ♡♡♡」
 唇を噛み締めて泣きながら懇願する。ルーシャの言う通り、傍から見れば屈辱的な状況だろうが、今のセナには気にする余裕などなかった。とにかく射精したくて、他の事はどうでも良かった。疼くチンポをどこかに擦り付けたくて、擦ってほしくて頭がおかしくなりそうだった。
「アレ呼んでアタシの事退かせばいいじゃない」
「うぇっ、ッひ、……ぇっ」
「ねえ?アンタが一声呼べばすぐ退かしてくれるし、イカせてくれるんでしょう?」
「っふ、うぅ゛っ!♡♡そ、んにゃことぉ……ッ♡♡」
「ほらぁ」
「ッあ゛ぁあ!?♡♡お゛ぉっ♡いぐっ♡イぐぅうっ!♡♡♡あ゛~~……っ!!♡♡♡♡」
 グリグリ♡と親指の腹で鈴口を抉られ、セナは腰を突き出して仰け反った。パンパンに張り詰めた亀頭に触れられて、腰から下が溶けそうなほどの甘い感覚が走る。伸びきった爪先が震え、泣きじゃくりながらも目の眩むような射精間に身を委ねた。
「おっと危ない」
「っ!?♡♡あ゛っ♡っぎぃいい゛っ――ッ!?!♡♡」
 イケる♡セナがそう思った途端に握りつぶさんばかりに根元を締め付けられ、あと一歩のところで止められた快楽にセナの喉から濁った悲鳴が迸る。強い痛みに身を竦め、しゃくり上げながらルーシャを見上げた。
「ひッぃ♡いだぁ゛…っ、いだいれすっ」
「ねえセナ、アタシの質問に答えてくれる?」
「ぇ、ぅあ♡あ♡は♡」
 薄く笑ったルーシャが握った手から少しずつ力を抜き、はち切れんばかりになって震えているキンタマを柔らかく掌で包み込んだ。射精しないよう、けれど興奮が冷めないように優しく、緩慢に愛撫を繰り返す。
「アレ使って何するの?」
 身も世もなく泣きじゃくっているセナと対照的に、ルーシャの瞳は冴え冴えとしていた。興奮と痛みと涙でほとんど見てないセナの視界に、突き刺さるような黒い瞳が映る。
「教えてセナ。アレと何したいの?」
「ぐろぉの、っ♡こと、ッれすか……?♡」
「そう」
 ぐちゃぐちゃに絡まった思考の中に、問われた言葉がスッと入り込んでくる。ヒクつく横隔膜を深い呼吸で宥めながら、セナはグロウとしたいことを考えた。
「ぎるど♡ほんぶにぃ♡ッ、行き、たぃれす♡」
「行って何するの?」
「すきる、…ぁう゛♡もっとしりたいのでぇ♡」
「それだけ?アレの手綱はちゃんと握れるのよね?」
 何度も頷いて、大きく息を吸う。チンポを握るルーシャの手に擦り付けたいと尻を揺するも、彼の手は緩い動きで撫でるばかりだ。
「ぐろぉはひとにこぉげきしにゃいやくそくれす♡えっちなこともおれがいいよするまでしません♡」
「ふふ、……そう。やっぱりアンタお気楽よねえ」
「はぇ?♡」
 笑うルーシャがセナの両手を押さえつけていた手を離してスカーフの結び目を解き、涙やら鼻水やらで汚れた顔を拭う。
「ごめんねセナ。ちょっとアンタを試したの」
「ぁ、あ゛?!♡♡」
 チンポを扱く手のスピードが上がって、あれほど求めていた刺激にルーシャの言葉は頭の中で上滑りして消えた。ぬち♡ぬち♡にちゃ♡ぐじゅっ♡♡ カリ首から根元までを輪っかにした指で扱かれると、溜まっていた熱がすぐにでも弾けそうになる。竿全体を大きなストロークで擦られるのも堪らない。更には亀頭を掌でグリグリと捏ねられ、射精寸前の状態から一気に解放へと導かれる。
「お゛っ♡お゛ぉっ♡ッほぉ゛お゛♡♡いっぐっ!♡♡♡」
「いいわよ。ほら、イキなさい」
「い、ぃぐッ♡いぐいぐぅうう……っ!!♡♡♡あ、あ゛~~……ッ!♡♡♡」
 勢い良く噴き出した精液が腹の上に飛び散り、セナは背中を仰け反らせて絶頂の快感に耐えた。何度かに分けて尿道を駆け上がった精液が迸る度、下腹部どころか下半身全体が引き攣った。鋭い快感が全身を突き抜け、ようやく訪れた射精の解放感に頭の中が真っ白になってようやく訪れた解放に耽溺する。
「あ゛…っ♡あ゛…♡お…ほっ♡♡」
「いっぱい出したわねえ。ほら、まだ出てるわよ」
「おぉ゛…ッ♡♡う…ぁ゛♡」
 散々焦らされはぐらかされた射精は長かった。息も絶え絶えなセナに優しく言いながらルーシャが絞るように手を動かすと、ドロリと精液が溢れて腹の上に溜まっていく。セナはされるがまま、与えられる法悦に半開きの唇から涎を垂らして喘ぐしかなかった。
「あ゛ー……♡はぁ♡ぁう゛…♡」
「ふふ、可愛い顔。そのまま寝ちゃいなさい。疲れたでしょう」
 ルーシャが体を起こして離れていく。部屋を出て行く後姿を眺めながら、セナは射精後の解放感に大きく息を吐き出した。散々泣いてぼんやりする頭でグス、と鼻を啜り、太腿を擦り合わせる。
「うう……」
 呻いたのは、下腹部が疼くせいだ。一回も触れられていないアナルが刺激を求めてヒクついている。あんなに盛大に射精したのに、体の奥の方が燻ぶっている。
 すっかりチンポを入れられることに馴染んでしまったらしい体に引きずられて、セナは乱されたままだったズボンと下着を下ろしてベッドから蹴り落とした。腹の上に溜まったままの自分の精液を掬い、足を開いてアナルに触れる。指先が触れるとキュウ♡と食むように窄んで、それからやんわり緩んだ。
「ぁ♡♡ふ、ぅ…っ♡」
 指先を押し込み、背筋を走る怖気のような感覚に息を詰める。だがその感覚がすでに快楽だと知っているセナは、まだキツく締め付ける括約筋に逆らいさらに指を押し進めた。体が硬いせいか第一関節辺りまでしか入らず、もどかしくなって俯せになって腰を下げる。正座で上体を倒した土下座のような体勢だが、腕と尻の位置が近くなってより奥まで指が届くようになった。
「ん゛ッ…!♡ぁ゛♡ッぉ゛♡う゛ッ♡ん♡」
 指先が前立腺を掠め、ビクンッ!と腰が跳ねる。そのままグリ♡グリ♡と押し潰すように刺激すると、それだけでまた射精してしまいそうな快感が下腹部から広がった。折りたたんだ足の間に腕を挟み込んでいるせいでチンポを扱くことができず、反対の手で乳首を弄って摘み上げる。
「お゛っ♡ぉ゛ッ!♡ぐっ♡ぅう゛…っ♡」
 乳首を抓り上げながら、人差し指と中指をまとめて突っ込みアナルをほじった。カクカク♡と小さく腰を振って必死に指をピストンさせ、指の腹で前立腺を押し込む。下腹部から頭の芯まで甘美な疼きに浸され、セナは腰をくねらせては声を上げた。
「ッあ゛…ぃ!♡ぁ゛ッ!♡♡ぎもぢぃい……っ♡ん゛っ♡」
 反対の手では乳首に爪を立てて強く引っ掻き、鋭い痛みが走るのと同時にアナルが指を締め付ける。締め付ける内壁を指で擦り上げるのがまた気持ちイイ。快感を追うのに夢中になって、腰ヘコが止まらない。
「お゛っ♡ぉおっ♡♡ッ…!♡♡」
 だがセナはもっと強い快楽を知っている。指よりも太くて長くて熱いモノで擦られる感覚に比べれば、自分の拙いアナルオナニーの快感ではどうしたって物足りない。勃起チンポで奥の奥まで突かれる感触を思い出し、アナルがキュウウ……ッ♡と指を締め付ける。
「ッは♡ぁ、ッふー♡…ふーっ♡ったり、なぁい…っ♡」
「セナ?まだ起きてるの?」
「ッ!?♡♡」
 扉の開く音と共に、ルーシャの声が聞こえた。てっきり帰ってしまったのかと思っていたセナは驚いてビクンッ!と腰を跳ね上げた。その拍子にアナルから指が抜けてしまう。振り返ると、ルーシャは片手に濡れたタオルを持っている。どうやらセナの身を清めようとしてくれたようだった。束の間驚いたように目を丸くしていたが、すぐに察してすぐにんまりと唇を綻ばせた。
「あら、ごめんなさい。お楽しみ中だった?」
「ぁっ♡」
 剥き出しの尻たぶを撫でられ、力が抜けていく。軽く力を込めて尻を掴まれると、それだけで期待した腰が跳ね上がるように浮いた。
「お尻ほじっちゃって、好きなのね」
「ちがぁ…っ♡お゛ッ!♡」
 熟れて熱を持つアナルを撫でられ、縁が指に吸い付く。期待した下腹部の疼きが強くなり、早く中を弄って欲しくて浮いた腰を揺らした。ぬち…♡と小さな音を立てて指先がアナルを押し開き、少しずつ入ってくる感触を逃さぬようセナはシーツに額を擦り付けブルブルと身を震わせて味わう。
「あぁ゛~…ッ!!♡♡」
 他人の指は自分でするよりも深く押し入り、熱を持って刺激を待つ内壁に擦り付けられていく。関節が括約筋に引っかかる度に肉筒が締まって指を締め付け、その快感に腰が強張って足の先が丸まった。
「あぉ゛ッ♡…っお゛ぉ♡♡……っ!♡♡♡」
 ゆっくりした動きで根元まで収まった指が引き抜かれていく。排泄感に鳥肌を立ててシーツを握り締めていると、ルーシャの指は二本に増えて再び根元まで押し込まれ、中で軽く折り曲げ前立腺を小刻みに揺すられる。
「お゛っ!♡♡ぉ゛ッ♡ッ!♡♡♡」
「お尻気持ちいい?」
「ぎもぢぃ、れす……っ♡♡あ゛ぉっ!♡♡」
 前立腺を指二本で挟まれて扱かれ、セナは腰を浮かせて頷いた。ぬち♡ぬちゅ♡と粘着質な音が部屋に響き、耳からも犯されている気分になる。アナルを弄られながら自分で乳首に爪を立てて引っ掻くと、頭の中が真っ白になって腸壁がルーシャの指を締め付けては緩んで包み込んだ。
「あ゛♡あっ、ぉお゛っ!♡♡いぐッ♡イグぅ……っ♡♡んぉお……――ッ!!♡♡♡」
 じわぁ♡♡と下腹部から膨らんだ甘ったるい熱が弾けて下半身に溶け拡がる。ガチガチに勃起したままのセナのチンポはビクついて震えるだけ。射精を伴わない絶頂は長く続き、セナは舌を突き出して涎を垂らしながら腰をヘコつかせた。
「ッはー…♡はーっ……♡ぁ゛あっ!♡♡♡あ゛っ、あ゛ッ♡」
 その間もルーシャの指は動き続け、前立腺を挟んで揺すってはぐっと押し込み、また挟んで揺らす。その繰り返しがたまらないほど気持ちよくて、セナはシーツを掻き毟って揃えたままの膝同士を擦り合わせて身悶えた。
「ぉ゛っ!♡♡お゛ッ!♡いぐ、またいぐぅ……っ!!♡」
「さっきは焦らしちゃったし、好きなだけイキなさいね」
「んぎぃっ!?♡♡……~~っ!!♡♡♡」
 絶頂から落ちかけた体がまた昇り詰める。仰け反ったままの体をブルブルと震わせ、しゃくりあげるように短い呼吸を繰り返しながら絶頂に溶け込んだ多幸感に頬が緩んだ。ルーシャの指に絡む内壁が精液を求めて蠕動し、欲求のままセナの口を開かせる。
「あ゛っ♡ぁ、おッ♡るーさしゃ、ちんぽ♡ぉお゛…っ♡チンポほしいれす♡」
「あら、アタシにしてほしいの?」
「してっ♡してくらひゃい……ッ!♡♡おちんぽ奥までッ♡」
「ふふ、いいわよ」
 涙と涎でべちゃべちゃになったセナが、自分で尻たぶを掴んで広げる。その痴態を見下ろしながら、ルーシャはベルトを外してズボンの前を寛げた。窮屈そうに押し込められていたチンポが勢いよく飛び出し、セナのアナルに押し当てられる。先端から根元までびき♡びき♡と太い血管を浮かせたチンポの感触に、早く入れて欲しくて揺らした腰を掴まれた。
「動かないの」
「らって♡♡はやく、ぅ゛♡ぉ゛ッ、ぉお゛お゛っ…!!♡♡」
 ずにゅうう……っ!♡と括約筋を押し拡げたチンポが内壁を擦りながら指では届かなかった奥に届く。腰を掴まれて固定され、奥までハメられた状態でセナは悶えた。待ち望んだチンポに歓喜し、肉壁が媚びるように吸い付いては絡みつく。その感触を味わうようにじっとしていたルーシャだが、やがてゆっくりと腰を引いていくとカリ首で前立腺を引っ掛けてからまた押し込み始めた。
「ぉ゛っ!♡ほぉ……ッ♡…~~ッ!!♡きたあぁ゛っ♡♡ちんぽぉ゛♡ぁぐっ♡♡ぅう゛う゛ッ……!♡♡」
「ん、いい締め付けね。気持ちイイ……ッ」
「ん゛はっ…♡…ッなまハメ゛ぇ♡♡ぎもぢぃ…っ♡」
 ゆっくりしたピストンは次第に激しくなり、粘稠な音を立ててルーシャが突きあげる。セナの肉壁は太い竿に吸い付き出て行こうとするチンポを離さないとばかりに締め付けた。カリ首が前立腺を引っ掻きながら内壁を擦り上げていく感触に、脳天まで突き抜けるような快感が走る。その快感に身悶えていると、不意にルーシャの手がセナの肩を掴んで引き起こした。
「ッひ……っ!?ぁう゛っ♡♡」
 正座のような姿勢になり、抉られる内部の角度が変わってひしゃげた声が出る。後ろから同じ姿勢で張り付くルーシャが片手で下腹部を押し込み、もう片手でセナの肩を掴む。そのまま腰を揺すられ、竿に前立腺を押し潰しながら擦られる快感と奥まで届くチンポの衝撃でセナは目を白黒させた。
「あ゛♡ぉお゛ッ……!♡ぉ゛んッ♡ん゛ぅ゛…!♡」
 その勢いのまま何度も奥を突かれて、その度に目の前に火花が散った。激しくなるピストンに体が跳ね上がりそうになるが、肩を掴む手がそれを許さない。上から押さえ付けられて逃げ場のない状態で突き込まれ、セナは首を反らしてて喘いだ。
「ほッ♡ぉ゛お…ッ♡おぉっ♡♡んお゛っ」
 尻に陰毛が当たるほど深く突き込まれ、内臓まで押し上げられるような圧迫感に息ができない。だがそれすらも快感で、激しく腰を打ち付けられ意識が飛びそうになる。自分の体重のせいで抜けることもなく奥までハメられ続け、腹の中の熱がどんどん膨らんでいくようだった。
「ッぉ゛お゛…!♡ぉ゛ふっ…♡ぅ゛ッ♡♡」
「セナも気持ちイイ……ッ?」
「ッぁ゛ひ…♡っい゛ぃ♡きぼぢぃ゛ッれす♡」
 ルーシャの手が下腹部をぐっと押し込み、中に入っているチンポの形をより強く感じさせられアナルが媚びるように締まる。耳元で囁かれ、その吐息にすら感じてしまいセナは喘ぎながら何度も頷いた。
「あ゛ぁ♡♡はぁッ、んん゛…♡っ♡んぃ゛い…ッ♡♡お、お゛ッ♡おぉ゛、ッあ♡」
 ルーシャのチンポが中で脈打つたびに、自分の中もきゅんきゅん♡締め付けてしまう。戯れに内腿を撫でられ、乳首を弾かれて、それだけでもセナは甘い声を上げた。ルーシャのピストンに合わせて勃起したままのチンポが揺れ、先走りが跳ね飛んだ。
「ッあ゛♡くる♡…くるッ♡あ゛っ♡ッぁ゛♡あ゛♡…ッひぃ゛ィ♡ひっ♡イぐっ♡イぐぅ♡」
「いいわよ、っ、何度でも」
「あっ、あ゛っ、あ゛♡――~~ッ!!♡♡♡」
 その声に促されるようにして、再び大きなメスイキの波に押し上げられる。声もなく全身が引き攣って強張り、体内のチンポを締め上げた。腹の奥も前立腺もアナルからも快感が湧き上がり、びくっ♡びくっ♡と何度も体を痙攣させながら悦楽を貪るもチンポからは射精を忘れたように先走りが垂れるだけだった。
「ぉ゛ひッ…♡だめっ♡だめっ♡♡イったからぁ♡ふ、ぅう゛、んッ、あ♡♡」
「きもちぃでしょぉ?」
 ルーシャの手が腰から離れ、両手で乳首を摘まれる。絶頂の最中であるにもかかわらず、くりくりと指先で弄ばれながら腰を揺すられると堪らなかった。後から後から溢れる快感と多幸感が頭を蕩かせていくのに恐怖すら感じて、ルーシャの両手に力の入らない手を添える。
「ちくびだめ♡だめぇえ♡♡……お゛ッ……♡♡あ♡あ♡」
「そう?ならこっちねっ」
 乳首から手を離したルーシャがセナの腰を掴み、再び激しいピストンが始まる。今度は奥ではなく、前立腺を集中的に責められる動きにセナは身悶えた。
「ぃぎッ!?!♡♡ひぃい!!♡♡あ゛!♡ッお゛!♡ッ!♡♡ガン突きやべでぇえ…ッ!!♡♡」
 肌と肌を打ち付ける音が立つほど強く打ち付けられ、ルーシャのチンポに媚びる肉筒がうねる。落ち着きを見せた体がすぐに刺激と快感に飛びつき、セナを連続メスアクメに陥らせた。
「ッあ゛♡イグイグイグぅ♡♡お゛、っひ♡ぃ゛いい゛――~~ッ!!!♡♡……っはぁ!♡はぁー…っ♡はっぁ♡♡」
「ぁはっ、すっごい締め付け。ね、アタシもイっていい?」
「あっ、あ゛っ、あ゛……っ♡またッ♡…っ♡♡またくる♡アクメぇ♡♡ぅ゛…っぉお゛ーーッ!!!♡♡」
 仰け反ったままがくがくと震える体をルーシャが抱きしめ、熱の籠った声で問いかけられる。雄の欲情の詰まったその声に、セナの腰が甘く痺れて下腹部が痛いぐらいに疼く。欲しい、メスイキばかりを貪る脳裏にちらついたその欲求に、セナは夢中で首を縦に振った。
「ざーめんッ♡出して♡出してぇ゛…!♡ぇあ゛っ♡またッイク♡いぁ゛、ッ……――っ!!♡♡」
「あー……ッ、出る、ぅっ……!」
「……ッきたあぁ゛っ!♡♡あっ、あ、あッ♡♡お♡お♡お♡♡ッぉお゛……――っお゛!!♡♡♡」
 ルーシャが息を詰める気配がし、トロトロに蕩けた内壁にザーメンを叩きつけられる。その感触と熱さにセナも再び絶頂を迎えた。吐き出される精液を取り込む熱さに身を竦め、やがて射精を終えたルーシャが腰を引いていく。抜け出ていく感触にも軽くイき、チンポが抜けた後もしばらくアクメから降りてこられずベッドに崩れ落ちた。
「あぇ…っ?」
「もうちょっと付き合ってくれる?」
 だがそんな余韻に浸る間もなく体をひっくり返され、俯せから仰向けの姿勢を取らされる。膝裏を持ち上げ、セナの足を大きく広げさせるとその間に滑り込んだ。ルーシャのチンポは射精したばかりだというのに萎えることなく、むしろより太く硬く反り返っている。張り詰めた亀頭が、蕩け切ったアナルに押し当てられる。にゅぷぷ♡と然したる抵抗もなく、チンポが肉壁を押し開いた。
「アタシねぇ、昔っから火が付くと止まらないの。だからここまでするつもりなかったんだけど……ねぇ?」
「ぁっ、またっ♡♡ちんぽっ♡きたぁ゛…ッ♡」
「せっかくだから、楽しみましょ」
 自分の唇を舐め濡らして微笑むルーシャに、セナは期待と興奮を抑えられず頷いて応えるしかできなかった。
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