長い夜、蒼い月

五嶋樒榴

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小悪魔

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一夜はクローゼットを開けるとネクタイを持ってきた。縛られるのは初めてじゃないので栞も抵抗が無かった。

「次は」

ベッドのサイドチェストからアイマスクを出した。栞はびっくりした。

「目隠しするの?」

アイマスクをされて視界がなくなった。

「こ、怖い」

栞は怯えている。

「大丈夫。僕がいるでしょ」
    
甘くセクシーな声がいつも以上に刺激的で頭がクラクラする。
一夜が栞の唇を吸う。栞もそれに応える。

「刺激が強すぎちゃう」

栞はハアハアと甘い息をする。

「感じて」

一夜はそう言って胸を揉みしだき、ピンクの突起を甘噛みする。
栞は身体を震わせる。
脚を大きく開かれているのが分かると、露があふれ全体が熱くなってキュンキュンする。
ヒクヒク動く入り口に一夜は指を入れると、待っていたとばかりに栞は強く締め付けてきた。

「栞、どうする?指と僕の、どっちがいい?」

中をかき混ぜながら悪魔の誘惑のように一夜が耳元で囁く。

「もっと焦らされたい?」

露で濡れそぼっている膨らみの突起を弄られたい衝動も栞にはあった。でも恥ずかしくて言えない。一夜の顔が見えないから、厭らしい事を言って引かれたくもなかった。

「焦らして……」

それを言うのが精一杯だった。本当は、舐めて欲しかった。

「じゃあ、焦らしてあげる」

一夜は栞のして欲しいと思っていた事を始めた。わざと音を響かせて舐める。

「やぁん」

激しくて栞は腰が引けるが、一夜は腰を動かさせない。

「やん!あん!ダメェ」

手の自由が利かず何も見えないせいで栞の思考は停止寸前だった。

「ああああああああ」

激しくイきまくり身体に全く力が入らない。ぐったりして栞はヒクヒクしている。
そんな栞に一夜は容赦なく、入り口に一夜のを当てた。

「栞が欲しがってたやつだよ」

入り口に挿れると栞はキツいと感じた。
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