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とある暴走族のリーダー、就職する‼︎
0012:爆弾を解除せよ!
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──ここは、フィックスド辺境伯領と、フローレンス辺境伯領との境界沿いに位置する、一番利用されている山口。
「ふん、正義のヒーローごっこで、爆弾を止めるのかね? 出来るものなら、やってみるがいい! ガハハハハハハハハ‼︎(まるで、悪党のように笑う中年男性)」
「あっ、そう。じゃあ、遠慮なく。(きょとんな殿下)」
──と、パトリック殿下は、瞬時に、毟られキースと中年男性を引き剥がした。そして、近くにあった大木の下に中年男性を置いて、見えない縄でキツく縛りつける‼︎──
「────っ⁉︎(──っ⁉︎ なんで俺は身動きが取れないんだ⁉︎ このチビ、一体⁉︎ 殿下に怯む中年男性)」
「ありがとうございます、殿下‼︎(毟られキース)」
「モヒカン君も、男を見せちゃってこのこのこのー‼︎ ……それじゃ、サネユキ、あとはよろしく‼︎(一仕事終えたきゅるるん殿下)」
「ああ、任せておけ‼︎(速やかに爆発物の下へ近寄り、ゆっくりと、箱を開けるサムライ男)」
──箱の中には、トルネードでは珍しい懐中時計と、数えきれないほどの電線コードが、わっさわっさしていた‼︎──
チックタック、チックタック……。(秒針の音)
「ふーん、これが、最近の爆弾なんだね。(殿下)」
「……なるほど。……この時計と、爆発物が連動しているのだな。(ふむふむサムライ男)」
「けっ‼︎ 一度時計が動いたら、止めることは不可能‼︎ 残念だったな、若者共よ‼︎(茶々を入れてくる中年男性)」
「ほえー、……でも、なんか簡単そうだけど。(殿下)」
「────っ⁉︎(かかかんたんだと⁉︎ どういうことだ⁉︎ あれは、とある筋から流してもらった最新鋭の爆弾なのに‼︎ 動揺する中年男性)」
「……まあ、こういうのは、己のインスピレーションでバッサバッサ切っていくものだからな! 失敗するかもしれんが、やってみるか‼︎(かなり恐ろしいことを言っているサムライ男)」
「────っ⁉︎(インスピレーションだって? いやいや、危険だろ⁉︎ なんとなくで切るんじゃ無い‼︎ 恐怖の底にいる中年男性)」
「(懐から懐剣を取り出して)よっしゃ、サネユキ、人思いにやっちゃって‼︎(サムライ男に懐剣を渡して、煽りまくる殿下)」
「ああ!(なんとなくでやろうとするサムライ男)」
「あの、先輩やみんなに危険が及ぶかもしれませんので、少し遠くに置いてからやってもらってもいいですか?(冷静に物申すノア)」
「確かに! 適当に電線を切るからね、間違えちゃったら大変だ‼︎(今頃気づく殿下)」
「そうだな。……では、みなさん、ちょっと山側に移動してください。(素直にノアの進言を聞き入れるサムライ男)」
ーー中年男性以外の全員は、山側へ移動して、サムライ男は、爆弾を中年男性のすぐそばに置くのであった‼︎ーー
「なななんで俺の近くに置くんだよ⁉︎(コイツらのやっていることの意味がわからねえ‼︎ 混乱ぎみな中年男性)」
「うん? ああ、さっき、一緒におじゃんになりたいって、あなたが仰ってたので、その通りにしようと思い立ちました!(笑顔の爽やかなサムライ男)」
「ちがうちがうう‼︎ 俺、そんな事言ってないよー⁉︎(意味がわからなすぎて涙が溢れる中年男性)」
「おじちゃん、落ち着いて聞いてね。……普通さ、自分の言ったことに責任を持つのが、大人でしょ? でもおじちゃんは、今、責任を放棄しようとしている。……それは、やるべきことを達成できない、おじちゃんが可哀想だ。だから、サネユキは、おじちゃんの為に、爆弾を近くまで持っていってあげたんだよ。(中年男性の付近まで寄って、中腰になり、まるで少年のような瞳で中年男性を見る殿下)」
「────っ⁉︎(めちゃくちゃ良いこと言ってる風に見えて、結構酷いことを言ってるよ、少年⁉︎ 謎の恐ろしさに震えが止まらない中年男性)」
「まあ、難しいことは、後だな! 良い感じに切って……。(中年男性の緊張を解こうとしているサムライ男)」
「ごちゃごちゃうるさいですわね! 切れるもんは切って仕舞えばよろし‼︎(目が暗く光るとある女性)」
「あっ、先輩──っ⁉︎(ワンテンポ遅いノア)」
ーーと、女性が勢いよく飛び上がって、爆弾付近で着地すると同時に、手刀で爆弾の電線全部をぶった斬った⁉︎ーー
「「「「「──っ⁉︎(驚きばかりの男性陣)」」」」」
チックタック、チック……。(秒針の音が止んだ)
「──っ⁉︎(嘘だろ⁉︎ あの爆弾を一刀両断するなんて、……女のクセに、どういうことなんだ⁉︎ 困惑しかない中年男性)」
「わあー‼︎ すごいよ、お嬢さん‼︎ 瞬殺だね‼︎(殿下)」
「男顔負けだな……。(嬉しそうに微笑むサムライ男)」
「…………。(女神だ。……俺だけの女神が舞い降りて、俺たちを助けてくださったんだ‼︎ 夢見心地なノア)」
「ふうー、…………ペンさん、怖かったですわー‼︎(ふるふる震えながら、ノアのところまで走って行き、思いもかけず抱きついてしまう、とある女性)」
「────っ‼︎(よくわからないけど、女神様が、俺を頼ってくれて嬉しい‼︎ かなり嬉しそうなノア)」
「(ベリっと二人を剥がして)はい、二人とも、婚前だからといって、浮気しても良いって思っているの⁉︎ 禁止だよ、禁止‼︎ 不貞は、この僕が絶対に許さないからね‼︎(自称浮気警察殿下)」
「(ハッとする女性)……ごめんなさい、ペンさん。……あまりにも怖かったから、つい、やってしまいましたわ。……もうこれからは、絶対にしませんので、許してください。(しょぼくれる女性)」
「────っ! だだだいじょうぶですからね、先輩! 気にしないで‼︎(もう、ハグすらできないのか……。 致死量以上のショックを受けるノア)」
「今のだけは、許してあげる。……でも、二人とも、いかなる状況でも、軽はずみな行動は、謹んでね! ……まあ、パートナーと別れたあとなら、好きにしても良いけどさ。(ビシッと殿下)」
「以後、気をつけますわ、パトなんとやらさん‼︎(殿下のことを、まだ一般庶民と思っている、とある女性)」
「…………。(心の中で、涙を流すノア)」
「……けっ! 友情ごっこに、イチャコラ恋愛ですか! 頭の中がお花畑なお前たちに、最後の助言をしてやるよ! ……そこの山口ルートには、地雷が数百個埋まっているってな。(ほんの少しだけ、彼らの雰囲気に感化されつつある中年男性)」
「「「「「ーーーーっ⁉︎(なんだって⁉︎)」」」」」
「……地雷を埋めたのは、俺じゃねえ。……俺が持たされたのは、一つだけだからな。(複雑な表情の中年男性)」
「それじゃあ、誰が、埋めたのさ?(真面目殿下)」
「…………俺の同胞、……悪星教の信者さ。(額から汗が一筋流れる、中年男性)」
「「「「「悪星教──⁉︎」」」」」
──と、そこへノアの仲間二人が山口から出てきた‼︎──
「アニキ、大変です‼︎(顔に煤が着いてる青年)」
「山の中で歩いてた鹿さん達が、謎の爆発によって、吹っ飛びまくっています‼︎(額に少量の血が付いている青年)」
「今、三人が山道の脇で、鹿さんの手当てをしているのですが、人手が足りません‼︎(煤の青年)」
──と、そこへ一羽の鳩がノアの頭へ降りてきた‼︎──
『クルック。(馬鹿な人間共め。山の神がお怒りだぞ。)』
「……クルピッピさんも、なんだかイキリ立っていますね。(困り眉で、鳩のことをクルピッピと呼ぶノア)」
「おじちゃん、……悪星教の目的は、一体なんなの? 人間がターゲットっていうわけでは無いように、僕には見えるんだけど。(ジト目殿下)」
「……本物の神々の抹殺、それだけよ。(中年男性)」
「「「「「「「────っ⁉︎」」」」」」」
──神々に楯突く『悪星教』とは一体⁉︎──
「ふん、正義のヒーローごっこで、爆弾を止めるのかね? 出来るものなら、やってみるがいい! ガハハハハハハハハ‼︎(まるで、悪党のように笑う中年男性)」
「あっ、そう。じゃあ、遠慮なく。(きょとんな殿下)」
──と、パトリック殿下は、瞬時に、毟られキースと中年男性を引き剥がした。そして、近くにあった大木の下に中年男性を置いて、見えない縄でキツく縛りつける‼︎──
「────っ⁉︎(──っ⁉︎ なんで俺は身動きが取れないんだ⁉︎ このチビ、一体⁉︎ 殿下に怯む中年男性)」
「ありがとうございます、殿下‼︎(毟られキース)」
「モヒカン君も、男を見せちゃってこのこのこのー‼︎ ……それじゃ、サネユキ、あとはよろしく‼︎(一仕事終えたきゅるるん殿下)」
「ああ、任せておけ‼︎(速やかに爆発物の下へ近寄り、ゆっくりと、箱を開けるサムライ男)」
──箱の中には、トルネードでは珍しい懐中時計と、数えきれないほどの電線コードが、わっさわっさしていた‼︎──
チックタック、チックタック……。(秒針の音)
「ふーん、これが、最近の爆弾なんだね。(殿下)」
「……なるほど。……この時計と、爆発物が連動しているのだな。(ふむふむサムライ男)」
「けっ‼︎ 一度時計が動いたら、止めることは不可能‼︎ 残念だったな、若者共よ‼︎(茶々を入れてくる中年男性)」
「ほえー、……でも、なんか簡単そうだけど。(殿下)」
「────っ⁉︎(かかかんたんだと⁉︎ どういうことだ⁉︎ あれは、とある筋から流してもらった最新鋭の爆弾なのに‼︎ 動揺する中年男性)」
「……まあ、こういうのは、己のインスピレーションでバッサバッサ切っていくものだからな! 失敗するかもしれんが、やってみるか‼︎(かなり恐ろしいことを言っているサムライ男)」
「────っ⁉︎(インスピレーションだって? いやいや、危険だろ⁉︎ なんとなくで切るんじゃ無い‼︎ 恐怖の底にいる中年男性)」
「(懐から懐剣を取り出して)よっしゃ、サネユキ、人思いにやっちゃって‼︎(サムライ男に懐剣を渡して、煽りまくる殿下)」
「ああ!(なんとなくでやろうとするサムライ男)」
「あの、先輩やみんなに危険が及ぶかもしれませんので、少し遠くに置いてからやってもらってもいいですか?(冷静に物申すノア)」
「確かに! 適当に電線を切るからね、間違えちゃったら大変だ‼︎(今頃気づく殿下)」
「そうだな。……では、みなさん、ちょっと山側に移動してください。(素直にノアの進言を聞き入れるサムライ男)」
ーー中年男性以外の全員は、山側へ移動して、サムライ男は、爆弾を中年男性のすぐそばに置くのであった‼︎ーー
「なななんで俺の近くに置くんだよ⁉︎(コイツらのやっていることの意味がわからねえ‼︎ 混乱ぎみな中年男性)」
「うん? ああ、さっき、一緒におじゃんになりたいって、あなたが仰ってたので、その通りにしようと思い立ちました!(笑顔の爽やかなサムライ男)」
「ちがうちがうう‼︎ 俺、そんな事言ってないよー⁉︎(意味がわからなすぎて涙が溢れる中年男性)」
「おじちゃん、落ち着いて聞いてね。……普通さ、自分の言ったことに責任を持つのが、大人でしょ? でもおじちゃんは、今、責任を放棄しようとしている。……それは、やるべきことを達成できない、おじちゃんが可哀想だ。だから、サネユキは、おじちゃんの為に、爆弾を近くまで持っていってあげたんだよ。(中年男性の付近まで寄って、中腰になり、まるで少年のような瞳で中年男性を見る殿下)」
「────っ⁉︎(めちゃくちゃ良いこと言ってる風に見えて、結構酷いことを言ってるよ、少年⁉︎ 謎の恐ろしさに震えが止まらない中年男性)」
「まあ、難しいことは、後だな! 良い感じに切って……。(中年男性の緊張を解こうとしているサムライ男)」
「ごちゃごちゃうるさいですわね! 切れるもんは切って仕舞えばよろし‼︎(目が暗く光るとある女性)」
「あっ、先輩──っ⁉︎(ワンテンポ遅いノア)」
ーーと、女性が勢いよく飛び上がって、爆弾付近で着地すると同時に、手刀で爆弾の電線全部をぶった斬った⁉︎ーー
「「「「「──っ⁉︎(驚きばかりの男性陣)」」」」」
チックタック、チック……。(秒針の音が止んだ)
「──っ⁉︎(嘘だろ⁉︎ あの爆弾を一刀両断するなんて、……女のクセに、どういうことなんだ⁉︎ 困惑しかない中年男性)」
「わあー‼︎ すごいよ、お嬢さん‼︎ 瞬殺だね‼︎(殿下)」
「男顔負けだな……。(嬉しそうに微笑むサムライ男)」
「…………。(女神だ。……俺だけの女神が舞い降りて、俺たちを助けてくださったんだ‼︎ 夢見心地なノア)」
「ふうー、…………ペンさん、怖かったですわー‼︎(ふるふる震えながら、ノアのところまで走って行き、思いもかけず抱きついてしまう、とある女性)」
「────っ‼︎(よくわからないけど、女神様が、俺を頼ってくれて嬉しい‼︎ かなり嬉しそうなノア)」
「(ベリっと二人を剥がして)はい、二人とも、婚前だからといって、浮気しても良いって思っているの⁉︎ 禁止だよ、禁止‼︎ 不貞は、この僕が絶対に許さないからね‼︎(自称浮気警察殿下)」
「(ハッとする女性)……ごめんなさい、ペンさん。……あまりにも怖かったから、つい、やってしまいましたわ。……もうこれからは、絶対にしませんので、許してください。(しょぼくれる女性)」
「────っ! だだだいじょうぶですからね、先輩! 気にしないで‼︎(もう、ハグすらできないのか……。 致死量以上のショックを受けるノア)」
「今のだけは、許してあげる。……でも、二人とも、いかなる状況でも、軽はずみな行動は、謹んでね! ……まあ、パートナーと別れたあとなら、好きにしても良いけどさ。(ビシッと殿下)」
「以後、気をつけますわ、パトなんとやらさん‼︎(殿下のことを、まだ一般庶民と思っている、とある女性)」
「…………。(心の中で、涙を流すノア)」
「……けっ! 友情ごっこに、イチャコラ恋愛ですか! 頭の中がお花畑なお前たちに、最後の助言をしてやるよ! ……そこの山口ルートには、地雷が数百個埋まっているってな。(ほんの少しだけ、彼らの雰囲気に感化されつつある中年男性)」
「「「「「ーーーーっ⁉︎(なんだって⁉︎)」」」」」
「……地雷を埋めたのは、俺じゃねえ。……俺が持たされたのは、一つだけだからな。(複雑な表情の中年男性)」
「それじゃあ、誰が、埋めたのさ?(真面目殿下)」
「…………俺の同胞、……悪星教の信者さ。(額から汗が一筋流れる、中年男性)」
「「「「「悪星教──⁉︎」」」」」
──と、そこへノアの仲間二人が山口から出てきた‼︎──
「アニキ、大変です‼︎(顔に煤が着いてる青年)」
「山の中で歩いてた鹿さん達が、謎の爆発によって、吹っ飛びまくっています‼︎(額に少量の血が付いている青年)」
「今、三人が山道の脇で、鹿さんの手当てをしているのですが、人手が足りません‼︎(煤の青年)」
──と、そこへ一羽の鳩がノアの頭へ降りてきた‼︎──
『クルック。(馬鹿な人間共め。山の神がお怒りだぞ。)』
「……クルピッピさんも、なんだかイキリ立っていますね。(困り眉で、鳩のことをクルピッピと呼ぶノア)」
「おじちゃん、……悪星教の目的は、一体なんなの? 人間がターゲットっていうわけでは無いように、僕には見えるんだけど。(ジト目殿下)」
「……本物の神々の抹殺、それだけよ。(中年男性)」
「「「「「「「────っ⁉︎」」」」」」」
──神々に楯突く『悪星教』とは一体⁉︎──
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