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Ⅴ 中央大陸
9 兄妹一線を越える
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マリアが唇を離すと、髪の毛が逆立ち、”ブワッ”と音がしそうな勢いでマリアと入れ替わった。
なんか無茶苦茶怒って俺を睨んでいる、睨まれても俺は寧ろ被害者の立場だと思うのだが、今のマリアには通じそうもない。
殴られるかと思ったのだが、マリアは俺の腕にしがみ付いたまま、物凄い勢いで大神官さんの方へ振り向いた。
「神官さん、最後の一節もう一度お願いします」
「ええ、良いですよ何度でも」
「じゃっ、お願いします」
大神官さんが姿勢を正す。
「花嫁、汝、命の炎が尽きるまでこの者の伴侶として愛を惜しまぬと誓うか」
「はい、勿論です。一生離しません絶対に」
「花嫁、少々落ち着いて。こほん、花婿、汝も命の炎が尽きるまでこの者の伴侶として愛を惜しまぬと誓うか」
「・・・・、えー、はい」
衆人環視の中、引っ込みが着かなくなってしまった。
「それでは、誓いの・・。花嫁、落ち着きなさい、誓いの接吻を」
マリアはしがみ付いて来て、唇を重ねたまま、強く長く俺を離さなかった。
”プファッ”
「花嫁、満足されましたか」
「はい」
「それでは、お二人の婚姻が女神様に認められました。お二人の愛に祝福を」
神官達と参列者達が立ち上がり、一斉に踊り始める、愛の女神は踊りを司る神でもあるのだそうだ。
マリアが迷子にならない様に脇に抱える、踊りに合せて動かないと周りの人ぶつかってしまうので、一緒に踊っている様な恰好で礼拝堂から抜け出そうとする。
でも花嫁衣装はレース状の襞が着いた白いドレスに、大きな花模様が刺繍されている目立つ衣装なので、なかなか外に出して貰えない。
礼拝堂を抜け出し、神殿前の広場を抜け出せたのは、夜になってからだった。
「あのー、部屋は」
「大丈夫ですよ、念のために空けておきましたから」
「ありがとうございます」
着替えて、夕飯を食わせて貰ってから寝る準備をする。
風呂に浸かっていたら、マリアも入って来た、マリアも疲れて眠いのだろう。
身体と頭を洗ってやって、身体を拭いてやる。
そして、どうせ俺達が寝た後はマリアとジョージがエッチを始めるので、何時もどおり裸でベットに潜り込んだ。
何時もはそのまま眠ってしまうのだが、今日はマリアがしがみ付いて来た。
「ねえ、兄ちゃん。私達ちゃんと結婚したんだからしようよ」
「いいのか」
「うん、優しくしてね」
どこか遠くで、理性の留め金外れる音が聞こえた。
ーーーーー
マリア
マリアちゃんは満たされてぐっすり眠っていますが、まだ私の身体にはお兄ちゃんの余韻が残っています。
マリアちゃんが羨ましいです、兄さんと違って、少し乱暴で激しくて、それでいて包み込む様な優しさがあって深く沈み込む様な安心感に浸れるようなエッチ。
記憶を共有しているのは時として残酷です、同じ身体の筈なのに明らかに雄としての力強さが違うのです、全てを委ねたマリアちゃんの幸福感がまだ心に染み込んだままです。
これは全面的に兄さんを信用しきれていない私自身の問題でもあるのかも知れません、幼い頃の、まだ兄さんをお兄ちゃんと呼んでいた私ならマリアちゃんと同じくらい兄さんを頼り切っていたのかも知れません。
兄さんの私を頼ろうとする心が見える度にチクリと痛んでいた心が、マリアちゃんを護ろうとするお兄ちゃんの心に嫉妬しているのが判ります。
兄さんは起きて来ません、たぶん今日は大勢の人の前に立って心が疲れたのかもしれません。
ちょうど良かったです、私も今日はお兄ちゃんの余韻を感じながらお兄ちゃんに抱き付いて、身体の温もりを楽しんでいたい気分です。
ーーーーー
うーん、今朝は二人分寝た様な気分で、やけに心身共にすっきりしている。
でも昨夜は少々興奮し過ぎた、俺もマリアも何度も昇って、気が付いたら窓の外が白くなっていた。
この記憶をこのまま持ち帰って、俺はきちんと我慢できるのだろうか。
まあ、先?いや逆に、ずっと前か、の事は今心配しても仕方がない、なので脇に寝ているマリアを引き寄せて一発することのした。
「兄ちゃん、朝から三回は多過ぎだよ。昨夜だって十回以上やったんだし」
「すまん、ついムラムラと」
遅い朝食を摂って、俺達は魔法国の王都に向けて出発した。
国境の町に少々長居したので、甲羅の舟に乗って急いでいる。
マリアとジョージの希望は叶えた、あとは俺達の望みを叶える為にマリアとジョージに少々付き合って貰うだけだ。
都合の悪い記憶を消す方法は何か無いのだろうか、王都で少し調べてみよう。
なんか無茶苦茶怒って俺を睨んでいる、睨まれても俺は寧ろ被害者の立場だと思うのだが、今のマリアには通じそうもない。
殴られるかと思ったのだが、マリアは俺の腕にしがみ付いたまま、物凄い勢いで大神官さんの方へ振り向いた。
「神官さん、最後の一節もう一度お願いします」
「ええ、良いですよ何度でも」
「じゃっ、お願いします」
大神官さんが姿勢を正す。
「花嫁、汝、命の炎が尽きるまでこの者の伴侶として愛を惜しまぬと誓うか」
「はい、勿論です。一生離しません絶対に」
「花嫁、少々落ち着いて。こほん、花婿、汝も命の炎が尽きるまでこの者の伴侶として愛を惜しまぬと誓うか」
「・・・・、えー、はい」
衆人環視の中、引っ込みが着かなくなってしまった。
「それでは、誓いの・・。花嫁、落ち着きなさい、誓いの接吻を」
マリアはしがみ付いて来て、唇を重ねたまま、強く長く俺を離さなかった。
”プファッ”
「花嫁、満足されましたか」
「はい」
「それでは、お二人の婚姻が女神様に認められました。お二人の愛に祝福を」
神官達と参列者達が立ち上がり、一斉に踊り始める、愛の女神は踊りを司る神でもあるのだそうだ。
マリアが迷子にならない様に脇に抱える、踊りに合せて動かないと周りの人ぶつかってしまうので、一緒に踊っている様な恰好で礼拝堂から抜け出そうとする。
でも花嫁衣装はレース状の襞が着いた白いドレスに、大きな花模様が刺繍されている目立つ衣装なので、なかなか外に出して貰えない。
礼拝堂を抜け出し、神殿前の広場を抜け出せたのは、夜になってからだった。
「あのー、部屋は」
「大丈夫ですよ、念のために空けておきましたから」
「ありがとうございます」
着替えて、夕飯を食わせて貰ってから寝る準備をする。
風呂に浸かっていたら、マリアも入って来た、マリアも疲れて眠いのだろう。
身体と頭を洗ってやって、身体を拭いてやる。
そして、どうせ俺達が寝た後はマリアとジョージがエッチを始めるので、何時もどおり裸でベットに潜り込んだ。
何時もはそのまま眠ってしまうのだが、今日はマリアがしがみ付いて来た。
「ねえ、兄ちゃん。私達ちゃんと結婚したんだからしようよ」
「いいのか」
「うん、優しくしてね」
どこか遠くで、理性の留め金外れる音が聞こえた。
ーーーーー
マリア
マリアちゃんは満たされてぐっすり眠っていますが、まだ私の身体にはお兄ちゃんの余韻が残っています。
マリアちゃんが羨ましいです、兄さんと違って、少し乱暴で激しくて、それでいて包み込む様な優しさがあって深く沈み込む様な安心感に浸れるようなエッチ。
記憶を共有しているのは時として残酷です、同じ身体の筈なのに明らかに雄としての力強さが違うのです、全てを委ねたマリアちゃんの幸福感がまだ心に染み込んだままです。
これは全面的に兄さんを信用しきれていない私自身の問題でもあるのかも知れません、幼い頃の、まだ兄さんをお兄ちゃんと呼んでいた私ならマリアちゃんと同じくらい兄さんを頼り切っていたのかも知れません。
兄さんの私を頼ろうとする心が見える度にチクリと痛んでいた心が、マリアちゃんを護ろうとするお兄ちゃんの心に嫉妬しているのが判ります。
兄さんは起きて来ません、たぶん今日は大勢の人の前に立って心が疲れたのかもしれません。
ちょうど良かったです、私も今日はお兄ちゃんの余韻を感じながらお兄ちゃんに抱き付いて、身体の温もりを楽しんでいたい気分です。
ーーーーー
うーん、今朝は二人分寝た様な気分で、やけに心身共にすっきりしている。
でも昨夜は少々興奮し過ぎた、俺もマリアも何度も昇って、気が付いたら窓の外が白くなっていた。
この記憶をこのまま持ち帰って、俺はきちんと我慢できるのだろうか。
まあ、先?いや逆に、ずっと前か、の事は今心配しても仕方がない、なので脇に寝ているマリアを引き寄せて一発することのした。
「兄ちゃん、朝から三回は多過ぎだよ。昨夜だって十回以上やったんだし」
「すまん、ついムラムラと」
遅い朝食を摂って、俺達は魔法国の王都に向けて出発した。
国境の町に少々長居したので、甲羅の舟に乗って急いでいる。
マリアとジョージの希望は叶えた、あとは俺達の望みを叶える為にマリアとジョージに少々付き合って貰うだけだ。
都合の悪い記憶を消す方法は何か無いのだろうか、王都で少し調べてみよう。
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