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Ⅰ ヒューロス国
5 兄妹荒野を闊歩する1
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最初に野犬と遭遇した時は緊張したが、マリアが全て投石で倒してしまった。
瞬発力を増やした所為なのか、物凄い速さの石が百メートル程先の犬を次々と昏倒させて行くのだ。
倒れている犬に留めを刺して行くと、棍棒や両手剣の経験値が貯まって行く、なんかズルしてるような気がして申し訳なかった。
スキルの経験値は普通の野犬でも増えて行くのだが、ステータスの経験値は増えなかった。
魔獣を倒さないと増えないシステムの様で、十匹に一匹程の魔石持ちの野犬を倒した時に1ポイントづつジワリジワリと増加した。
そしてやっと夕刻前、荒野が赤く染まり始めた時分にレベルアップした。
「じゃんけんぽん」
「くそー、負けたー」
「じゃっ、兄ちゃんが解体担当で私が調理ね」
倒した野犬は放置するとゾンビに変わるので、魔力が増えたお蔭で物凄い容量になったマジックボックスに放り込んである。
犬の死体を持ち歩くのは嫌だとマリアにごねられたので、仕方がないからマジックボックスは俺が腰に巻いて運んでいる。
最初、マジックボックスに入れる事自体をマリアは嫌がったのだが、最初に殺した五匹の野犬を埋めようと穴掘り作業を開始した直後に音を上げて妥協した。
勿論中の化粧品や装飾品は避難済だ。
だが百匹を越えた時点で容量の限界が見え始めて来た。
なので、レベルアップした時点で解体スキルをどちらかが入手して、犬の死体を減量しようとマリアに相談してみたのだ。
「私は嫌よ、犬の調理も解体も気持ち悪いから」
「俺だって嫌だよ。でも食う物が犬しか無いんだから調理スキルと解体スキルは必要だと思うぞ。ほら、此奴等だって犬喰うの全然平気だしさ」
「うー、ワンちゃんを解体して食うのか。兄ちゃん、魔法でパッと美味しい料理を出す方法とか無いの。ランプの精みたいにさ」
「無い!」
「うー、じゃっ、じゃんけんで決めよう」
そして先ほどのじゃんけんに戻る、良く考えたら此奴は昔からゲームだけじゃなくてじゃんけんも何故か強かった。
でも負けは負けだ、仕方が無い、倒したばかり犬のお腹にナイフを押し当てる。
”グサ”
うー、気持ちが悪い。
解体スキルが現れたので急いでポイントを割り振る、あら不思議、気持ち悪く無くなった、しかも刃の通し場所が良く視える。
サクサクと解体が終わると犬は小さな肉片と毛皮に変わって行く、容量だと十分の一以下だろう。
犬の死体の在庫は山程有る、なので解体の経験値がどんどん貯まって行った。
経験値の増加に併せてスキルをレベルアップさせて行く、解体スピードが上がって疲れなくなった、豆腐を切る様に刃がすんなり通って行く。
解体の派生スキルなのだろうか、知らない間に調理スキルと革加工スキルと食肉加工スキルが増えていたのでポイントを一つずつ割り振った。
結局解体スキル関係に8ポイントを割り振ってしまい、残りは加護に回した。
ジョージ(統合)
種 族 人
守護神 ノルン
加 護 7
生命力 329/329
魔 力 266/266
筋 力 4
体 力 4
瞬発力 9
操作力 14
知 力 6
精神力 2
注意力 2
集中力 2
L V 2
経験値 21/40
うん、それでも生命力は物凄い数字になった。
ジョージ(統合)
種 族 人
職スキル 薬剣士
体 術 14
剣術
両手剣3(123/80)
栽培術
草2(38/40)
樹1(34/20)
解体5
調理1
革加工1
食肉加工1
魔 術 6
火術
ファイア1(41/20)
水術
ウォーター1(31/20)
植癒術
ヒール2(51/40)
キュア1(48/20)
鑑定術
鑑定1(13/20)
肉も毛皮もたっぷり準備できた、毛皮は銅貨五十枚程で売れる筈なので町に出ても当面の暮らしには困らないだろう。
マリアにも調理スキルを入手させた。
肉を一枚火で炙るだけで入手できるのだから、俺の時よりもハードルは低い。
火術も伸ばしたいと言っていたので、犬の内臓の焼却処分をマリアに任せることにした。
魔石持ちの犬の内臓には毒が混じっているのだ。
最初魔道具に魔力を通して使わせた。
そう、ガスバーナーみたいな感じになっていた。
経験値の上昇に併せて術レベルを上げて行くと魔道具が不要となって自力で炎が手の平から出せる様になって来る。
焼却処分なので調理では無いと思うのだが、何故か調理の経験値も貯まって行く、旨い物を食いたいので経験値に併せて調理スキルも上げて行く。
スキルレベルが5に達すると、俺の時と同様に解体や食肉加工のスキルが生えて来た。
火術に3、調理に5のポイントを割り振って、俺と同様に加護に2ポイント割り振った。
マリア(統合)
種 族 人
守護神 ノルン
加 護 6
生命力 258/258
魔 力 160/276
筋 力 4
体 力 4
瞬発力 9
操作力 10
知 力 10
精神力 5
注意力 3
集中力 3
L V 2
経験値 21/40
俺程ではないが生命力258ならば安心だ。
マリア(統合)
種 族 人
職スキル 戦聖女
体 術 10
棍棒2
投石3
調理5
解体0
食肉加工0
魔 術 7
火術
ファイア4(112/160)
聖術
ホーリー3(49/80)
癒術
ヒール2(108/20)
鑑定術
鑑定1(11/20)
「うわー!、私って天才」
確かに、俺もその意見に同意だ、その日の夕飯はマリアが周囲から適当な物を拾い集めて作ったのだが、物凄く美味しかった。
マリアのスキルに採掘と採取が加わっている、採掘は地面を掘って塩を探していたからその所為だろう。
その日は岩の上に毛皮を敷いて、マリアと交代で周囲を監視しながら眠った。
何度かマリアの視線を感じて振り返ったが、何時も大の字になって爆睡しているだけだった。
瞬発力を増やした所為なのか、物凄い速さの石が百メートル程先の犬を次々と昏倒させて行くのだ。
倒れている犬に留めを刺して行くと、棍棒や両手剣の経験値が貯まって行く、なんかズルしてるような気がして申し訳なかった。
スキルの経験値は普通の野犬でも増えて行くのだが、ステータスの経験値は増えなかった。
魔獣を倒さないと増えないシステムの様で、十匹に一匹程の魔石持ちの野犬を倒した時に1ポイントづつジワリジワリと増加した。
そしてやっと夕刻前、荒野が赤く染まり始めた時分にレベルアップした。
「じゃんけんぽん」
「くそー、負けたー」
「じゃっ、兄ちゃんが解体担当で私が調理ね」
倒した野犬は放置するとゾンビに変わるので、魔力が増えたお蔭で物凄い容量になったマジックボックスに放り込んである。
犬の死体を持ち歩くのは嫌だとマリアにごねられたので、仕方がないからマジックボックスは俺が腰に巻いて運んでいる。
最初、マジックボックスに入れる事自体をマリアは嫌がったのだが、最初に殺した五匹の野犬を埋めようと穴掘り作業を開始した直後に音を上げて妥協した。
勿論中の化粧品や装飾品は避難済だ。
だが百匹を越えた時点で容量の限界が見え始めて来た。
なので、レベルアップした時点で解体スキルをどちらかが入手して、犬の死体を減量しようとマリアに相談してみたのだ。
「私は嫌よ、犬の調理も解体も気持ち悪いから」
「俺だって嫌だよ。でも食う物が犬しか無いんだから調理スキルと解体スキルは必要だと思うぞ。ほら、此奴等だって犬喰うの全然平気だしさ」
「うー、ワンちゃんを解体して食うのか。兄ちゃん、魔法でパッと美味しい料理を出す方法とか無いの。ランプの精みたいにさ」
「無い!」
「うー、じゃっ、じゃんけんで決めよう」
そして先ほどのじゃんけんに戻る、良く考えたら此奴は昔からゲームだけじゃなくてじゃんけんも何故か強かった。
でも負けは負けだ、仕方が無い、倒したばかり犬のお腹にナイフを押し当てる。
”グサ”
うー、気持ちが悪い。
解体スキルが現れたので急いでポイントを割り振る、あら不思議、気持ち悪く無くなった、しかも刃の通し場所が良く視える。
サクサクと解体が終わると犬は小さな肉片と毛皮に変わって行く、容量だと十分の一以下だろう。
犬の死体の在庫は山程有る、なので解体の経験値がどんどん貯まって行った。
経験値の増加に併せてスキルをレベルアップさせて行く、解体スピードが上がって疲れなくなった、豆腐を切る様に刃がすんなり通って行く。
解体の派生スキルなのだろうか、知らない間に調理スキルと革加工スキルと食肉加工スキルが増えていたのでポイントを一つずつ割り振った。
結局解体スキル関係に8ポイントを割り振ってしまい、残りは加護に回した。
ジョージ(統合)
種 族 人
守護神 ノルン
加 護 7
生命力 329/329
魔 力 266/266
筋 力 4
体 力 4
瞬発力 9
操作力 14
知 力 6
精神力 2
注意力 2
集中力 2
L V 2
経験値 21/40
うん、それでも生命力は物凄い数字になった。
ジョージ(統合)
種 族 人
職スキル 薬剣士
体 術 14
剣術
両手剣3(123/80)
栽培術
草2(38/40)
樹1(34/20)
解体5
調理1
革加工1
食肉加工1
魔 術 6
火術
ファイア1(41/20)
水術
ウォーター1(31/20)
植癒術
ヒール2(51/40)
キュア1(48/20)
鑑定術
鑑定1(13/20)
肉も毛皮もたっぷり準備できた、毛皮は銅貨五十枚程で売れる筈なので町に出ても当面の暮らしには困らないだろう。
マリアにも調理スキルを入手させた。
肉を一枚火で炙るだけで入手できるのだから、俺の時よりもハードルは低い。
火術も伸ばしたいと言っていたので、犬の内臓の焼却処分をマリアに任せることにした。
魔石持ちの犬の内臓には毒が混じっているのだ。
最初魔道具に魔力を通して使わせた。
そう、ガスバーナーみたいな感じになっていた。
経験値の上昇に併せて術レベルを上げて行くと魔道具が不要となって自力で炎が手の平から出せる様になって来る。
焼却処分なので調理では無いと思うのだが、何故か調理の経験値も貯まって行く、旨い物を食いたいので経験値に併せて調理スキルも上げて行く。
スキルレベルが5に達すると、俺の時と同様に解体や食肉加工のスキルが生えて来た。
火術に3、調理に5のポイントを割り振って、俺と同様に加護に2ポイント割り振った。
マリア(統合)
種 族 人
守護神 ノルン
加 護 6
生命力 258/258
魔 力 160/276
筋 力 4
体 力 4
瞬発力 9
操作力 10
知 力 10
精神力 5
注意力 3
集中力 3
L V 2
経験値 21/40
俺程ではないが生命力258ならば安心だ。
マリア(統合)
種 族 人
職スキル 戦聖女
体 術 10
棍棒2
投石3
調理5
解体0
食肉加工0
魔 術 7
火術
ファイア4(112/160)
聖術
ホーリー3(49/80)
癒術
ヒール2(108/20)
鑑定術
鑑定1(11/20)
「うわー!、私って天才」
確かに、俺もその意見に同意だ、その日の夕飯はマリアが周囲から適当な物を拾い集めて作ったのだが、物凄く美味しかった。
マリアのスキルに採掘と採取が加わっている、採掘は地面を掘って塩を探していたからその所為だろう。
その日は岩の上に毛皮を敷いて、マリアと交代で周囲を監視しながら眠った。
何度かマリアの視線を感じて振り返ったが、何時も大の字になって爆睡しているだけだった。
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