44 / 73
Ⅳ マーシャル国
8 兄妹ダンジョンに挑む2
しおりを挟む
ーーーーー
”ビシッ、バシッ”
「兄さん、何よ、乳女に抱き付かれて鼻の下延ばして酷いわ。どうせ私はの胸は小さいわよ。あの女の所へエッチしに行くんでしょ、さっさと行きなさいよ」
目を覚ました途端、マリアに胸倉を掴まれて往復ビンタを喰らってしまった。
確かにジョージが彼等と酒場で別れた時、”勇者君、何時でも待ってるからね”とアニーさんにハグされて囁かれていた、マリアにも聞こえていたのか。
「あれは撲じゃなくてジョージがアニーさんに誘いを掛けられてたんだ。僕は関係ないよ」
「兄さんでもお兄ちゃんでも同じ事でしょ!言い訳何て聞きたくないわ。兄さんの馬鹿」
マリアが心の中に引っ込んでしまった、急に起こされたマリアちゃんがキョロキョロ周囲を見回している。
「マリアちゃん?」
「あっ!お初にお目に掛かります、マリアです。マリアが何時もお世話になってます」
「これはこれはご丁寧に。ジョージです、始めまして」
「お兄さん、マリアちゃん無茶苦茶怒ってますよ。当分許してくれないと思います、私も兄ちゃんを殴り倒そうと思ったくらいですから」
「君に殴られたら命に係わりそうだね」
「大丈夫ですよ、兄ちゃん打たれ強いから。だってヘルスポイント千超えてるんですよ」
「はっはっは、それもそうか」
「何か思い出したら腹が立ってきました。殴って良いですか」
「いや、遠慮しておくよ。それじゃ今日はエッチしないよね」
「勿論しません。それじゃお休みなさい」
マリアちゃんも引っ込んでしまった、でも今からアニーさんの部屋へ行ったら、マリアとマリアちゃんに殺されそうだ。
仕方がないから僕もマリアの胸を撫でながら眠ることにした、確かにマリアの胸は小さい、ああ、あのふわふわのアニーさんの胸を揉んだら、凄く気持ち良いんだろうなー。
ーーーーー
宿の食堂で待ち合わせて、軽い朝食を食べた後、昼の弁当を受け取ってから出発した。
ダンジョンの入口は、地下に向かって通路が伸びている石造りの祠で、係員が入口で入場札をチェックしている。
「ダンジョンは初めてなんだろ、最初にあそこの窓口で登録して札を買うんだよ。昔は無料だったらしいんだけど、観光の積りで入って殺される連中が結構多かったんで有料にしてチェックする様にしたって話さ。だから観光地図にも名前しか載ってなかっただろ」
窓口の前の列に並ぶ、並んでいる人は年季の入った冒険者が殆どで、俺達だけなんか浮いている。
「おい、あそこに立ってるのは瞬殺のウィルじゃないか」
「ああ、業火のアニーと七術のレンも一緒だぞ」
「いや、あの後ろに座ってる二人、殺舞のホークと聖癒のモニカだぞ。Sランク冒険者が五人も揃って何が始まるんだ」
五人は超有名人らしい、周囲の冒険者全員が注目している、揉み手で挨拶に向かう冒険者も結構いる。
「おい、お前等、ここは上級者向けのダンジョンだから、悪い事言わんから止めて帰った方が良いぞ」
「そうよ、坊や達。確実に死ぬわよ」
「まあ、登録審査に通過したらの話だがな。ランクは幾つなんだ」
後ろに並んでいたパーティーの人達が心配して声を掛けてくれた。
「ダンジョンに入るの初めてなんですが、同伴者が物凄く強いんで大丈夫です。あはははは」
絶句されてしまった。
「ペア登録ですか」
「はい」
申し込み用紙を渡された。
名前はジョージとマリアで、年齢は十五と十三、ペアの関係は一応夫婦、冒険者ランクは無しで、ダンジョン探索経歴欄は一行だけ経験無しと記入し、死亡が確認された場合の連絡先は一応マーシャル国王城のミハエルにした。
手元を覗き込んでいる係員のお姉さんの顔が引き攣っている。
直近の魔獣討伐経験欄には、ミノタウロスと地竜が二匹、職スキル欄には勇者と賢者と記入した。
「えっ!」
大声を出したお姉さんが慌てて口を押えて周囲を見回している。
銀貨二枚を添えて提出したら、手を震わせながら受け取って、俺達と書類を何度も見比べていた。
お姉さんはバタバタと窓口の業務を放棄して部屋の奥の走って行き、偉そうな人を連れて戻って来た。
「さあ、どうぞ奥へ」
「おう、結構速かったな」
「ええ、急いで作ってくれたんだ」
ーーーーー
長いトンネルを抜けると、地下の筈なのに青空の下に草原が広がっていた。
草原のそこかしこで、冒険者達が鎧を着たオークとの戦闘を繰り広げている。
マリアが小石を拾って空に向かって投げ上げる。
”ガツ”
鈍い音がして土埃が降って来た。
「兄ちゃん、この空偽物だよ。メテオは使えないよ」
「ほう、俺達は気にしたことが無かったが、そうなんだ」
「うん、八百ノトくらい上に天井があるよ」
「えっ!」
「取り敢えず五層まで降りるから付いて来てくれ」
ホークさん達は、時々死にそうになっている冒険者を助けながら歩いて行く。
冒険者達が苦戦しているナイトオークに無造作に近付いて一刀で切り伏せている、なんか物凄く強い。
一層奥に入口と同じ祠があり、地下通路を降りると二層目は湿地だった、踏破コースの説明を始めたホークさんを遮って、少々狭かったが、甲羅の舟を取り出し全員を乗せて湿原を疾走した。
「わー、凄い早い、凄い、凄い」
「わー、これ便利だわ。汚れなく済むし」
「身体がフワーとして興奮するわね」
レンさん、モニカさん、アニーさんの三人は大喜びだったが、ホークさんとウィルさんは縦に渡した木材に必死にしがみ付いて青い顔をしている。
三層目は砂漠だった、ここも俺達に疾走して下さいと言っている様な場所なので甲羅の舟を使う。
四層目は雪の森だった、ホークさんとウィルさんはほっとした顔になったが、俺達が再び甲羅の舟を取り出すと、みるみる顔が青くなった。
「お前等何考えてるんだ、ここは森だぞ」
「大丈夫ですよ、結構走れるもんですよ」
「嫌だ、俺は乗らんぞ」
嫌がるホークさんとウィルさんを、レンさん、モニカさん、アニーさんに協力して貰って無理矢理舟に乗せる。
「おい、待て、こら、ギャー」
「わっ、おい、ギャー」
今まで痩せ我慢していた様で、今度は二人とも遠慮無く悲鳴を上げ続けている。
無事四層奥の祠に到着、五層は迷路の様に古代遺跡が続く場所なので、甲羅の舟は仕舞い込む。
「すまん、少し休ませてくれ」
「ああ、胃が裏返りそうだ」
「だらしが無いな二人とも」
「ごめんね、少し休ませて頂戴」
「ええ、構いませんよ」
「ねえ、ねえ、さっきの舟の術教えてよ」
「ええ、良いですよ」
「レン、俺は絶対に乗らんぞ」
”ビシッ、バシッ”
「兄さん、何よ、乳女に抱き付かれて鼻の下延ばして酷いわ。どうせ私はの胸は小さいわよ。あの女の所へエッチしに行くんでしょ、さっさと行きなさいよ」
目を覚ました途端、マリアに胸倉を掴まれて往復ビンタを喰らってしまった。
確かにジョージが彼等と酒場で別れた時、”勇者君、何時でも待ってるからね”とアニーさんにハグされて囁かれていた、マリアにも聞こえていたのか。
「あれは撲じゃなくてジョージがアニーさんに誘いを掛けられてたんだ。僕は関係ないよ」
「兄さんでもお兄ちゃんでも同じ事でしょ!言い訳何て聞きたくないわ。兄さんの馬鹿」
マリアが心の中に引っ込んでしまった、急に起こされたマリアちゃんがキョロキョロ周囲を見回している。
「マリアちゃん?」
「あっ!お初にお目に掛かります、マリアです。マリアが何時もお世話になってます」
「これはこれはご丁寧に。ジョージです、始めまして」
「お兄さん、マリアちゃん無茶苦茶怒ってますよ。当分許してくれないと思います、私も兄ちゃんを殴り倒そうと思ったくらいですから」
「君に殴られたら命に係わりそうだね」
「大丈夫ですよ、兄ちゃん打たれ強いから。だってヘルスポイント千超えてるんですよ」
「はっはっは、それもそうか」
「何か思い出したら腹が立ってきました。殴って良いですか」
「いや、遠慮しておくよ。それじゃ今日はエッチしないよね」
「勿論しません。それじゃお休みなさい」
マリアちゃんも引っ込んでしまった、でも今からアニーさんの部屋へ行ったら、マリアとマリアちゃんに殺されそうだ。
仕方がないから僕もマリアの胸を撫でながら眠ることにした、確かにマリアの胸は小さい、ああ、あのふわふわのアニーさんの胸を揉んだら、凄く気持ち良いんだろうなー。
ーーーーー
宿の食堂で待ち合わせて、軽い朝食を食べた後、昼の弁当を受け取ってから出発した。
ダンジョンの入口は、地下に向かって通路が伸びている石造りの祠で、係員が入口で入場札をチェックしている。
「ダンジョンは初めてなんだろ、最初にあそこの窓口で登録して札を買うんだよ。昔は無料だったらしいんだけど、観光の積りで入って殺される連中が結構多かったんで有料にしてチェックする様にしたって話さ。だから観光地図にも名前しか載ってなかっただろ」
窓口の前の列に並ぶ、並んでいる人は年季の入った冒険者が殆どで、俺達だけなんか浮いている。
「おい、あそこに立ってるのは瞬殺のウィルじゃないか」
「ああ、業火のアニーと七術のレンも一緒だぞ」
「いや、あの後ろに座ってる二人、殺舞のホークと聖癒のモニカだぞ。Sランク冒険者が五人も揃って何が始まるんだ」
五人は超有名人らしい、周囲の冒険者全員が注目している、揉み手で挨拶に向かう冒険者も結構いる。
「おい、お前等、ここは上級者向けのダンジョンだから、悪い事言わんから止めて帰った方が良いぞ」
「そうよ、坊や達。確実に死ぬわよ」
「まあ、登録審査に通過したらの話だがな。ランクは幾つなんだ」
後ろに並んでいたパーティーの人達が心配して声を掛けてくれた。
「ダンジョンに入るの初めてなんですが、同伴者が物凄く強いんで大丈夫です。あはははは」
絶句されてしまった。
「ペア登録ですか」
「はい」
申し込み用紙を渡された。
名前はジョージとマリアで、年齢は十五と十三、ペアの関係は一応夫婦、冒険者ランクは無しで、ダンジョン探索経歴欄は一行だけ経験無しと記入し、死亡が確認された場合の連絡先は一応マーシャル国王城のミハエルにした。
手元を覗き込んでいる係員のお姉さんの顔が引き攣っている。
直近の魔獣討伐経験欄には、ミノタウロスと地竜が二匹、職スキル欄には勇者と賢者と記入した。
「えっ!」
大声を出したお姉さんが慌てて口を押えて周囲を見回している。
銀貨二枚を添えて提出したら、手を震わせながら受け取って、俺達と書類を何度も見比べていた。
お姉さんはバタバタと窓口の業務を放棄して部屋の奥の走って行き、偉そうな人を連れて戻って来た。
「さあ、どうぞ奥へ」
「おう、結構速かったな」
「ええ、急いで作ってくれたんだ」
ーーーーー
長いトンネルを抜けると、地下の筈なのに青空の下に草原が広がっていた。
草原のそこかしこで、冒険者達が鎧を着たオークとの戦闘を繰り広げている。
マリアが小石を拾って空に向かって投げ上げる。
”ガツ”
鈍い音がして土埃が降って来た。
「兄ちゃん、この空偽物だよ。メテオは使えないよ」
「ほう、俺達は気にしたことが無かったが、そうなんだ」
「うん、八百ノトくらい上に天井があるよ」
「えっ!」
「取り敢えず五層まで降りるから付いて来てくれ」
ホークさん達は、時々死にそうになっている冒険者を助けながら歩いて行く。
冒険者達が苦戦しているナイトオークに無造作に近付いて一刀で切り伏せている、なんか物凄く強い。
一層奥に入口と同じ祠があり、地下通路を降りると二層目は湿地だった、踏破コースの説明を始めたホークさんを遮って、少々狭かったが、甲羅の舟を取り出し全員を乗せて湿原を疾走した。
「わー、凄い早い、凄い、凄い」
「わー、これ便利だわ。汚れなく済むし」
「身体がフワーとして興奮するわね」
レンさん、モニカさん、アニーさんの三人は大喜びだったが、ホークさんとウィルさんは縦に渡した木材に必死にしがみ付いて青い顔をしている。
三層目は砂漠だった、ここも俺達に疾走して下さいと言っている様な場所なので甲羅の舟を使う。
四層目は雪の森だった、ホークさんとウィルさんはほっとした顔になったが、俺達が再び甲羅の舟を取り出すと、みるみる顔が青くなった。
「お前等何考えてるんだ、ここは森だぞ」
「大丈夫ですよ、結構走れるもんですよ」
「嫌だ、俺は乗らんぞ」
嫌がるホークさんとウィルさんを、レンさん、モニカさん、アニーさんに協力して貰って無理矢理舟に乗せる。
「おい、待て、こら、ギャー」
「わっ、おい、ギャー」
今まで痩せ我慢していた様で、今度は二人とも遠慮無く悲鳴を上げ続けている。
無事四層奥の祠に到着、五層は迷路の様に古代遺跡が続く場所なので、甲羅の舟は仕舞い込む。
「すまん、少し休ませてくれ」
「ああ、胃が裏返りそうだ」
「だらしが無いな二人とも」
「ごめんね、少し休ませて頂戴」
「ええ、構いませんよ」
「ねえ、ねえ、さっきの舟の術教えてよ」
「ええ、良いですよ」
「レン、俺は絶対に乗らんぞ」
20
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる