【完結・BL】転校生に学年トップを奪われたから弱みを握ろうと友達のフリして近付いたらとんでもない修羅場が待っていた
「──青春ぜんぶ駄目にして、俺と台無しになろう」
高校二年生の男子・三島凪は、自分のことを頭の良さだけがとりえの、なにもない人間だと思っていた。虚しさを紛らわすため必死に頭の中に知識を詰め込み、それにすがって毎日を送っていた。
そんな彼の前に現れた転校生・宗像達也は、テスト前日の転入にも関わらず、あっさりと三島から学年トップをさらっていく。
なんでもできて、恵まれていて、人望もある完璧な宗像にひどい嫉妬を覚えた三島は、彼の弱みを握ろうと、宗像が立ち上げた『生物研究部』に入部する。
しかし宗像と接するうち、三島はしだいに、自分の中に眠る知らない情動に振り回されるようになっていく。
一方の宗像も、三島には言えない事情を抱えていた。
三島と交流を重ねるたび、宗像もまた自分の中に眠るものに振り回されていく。
それぞれに傷や問題を抱えた二人の未成年は、互いに影響を与え合いながら、降りかかるものに必死にもがき、変化していく──。
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