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『ぷるん、到着!』
俺の頭の上に、空からぷるんが降ってきた。
正確には、木々を飛び移って高速で移動してきたのだ。
鉄柵の隙間をすり抜け、ここまで来てくれた。
さすが俺の相棒だ。
「よし、ぷるん。レオさんの患部に、シビレ花を食べた時の粘液を出してくれ」
「麻酔代わりにするんだ」
『はーい!』
ぷるんはレオの口の中に飛び込み、患部の周りにぺたりと張り付いた。
そして、じわじわと痺れる成分を含んだ粘液を分泌していく。
『……ん? なんだ、これ?』
『痛みが……少し遠のいていく……?』
レオが驚いたように目を丸くした。
患部の感覚が麻痺してきたようだ。
これで準備は整った。
「レオさん、今です。一気に抜きますよ」
「ぷるん、患部をしっかり押さえててくれ!」
俺はガンツ製ペンチを、深く刺さった骨の欠片にガッチリと食い込ませた。
骨は、ドラゴンの鱗のように硬く、歯茎の奥深くまで食い込んでいる。
普通の道具なら折れてしまうだろうが、このペンチはビクともしない。
「せーのっ!」
俺は渾身の力を込めて、ペンチを引いた。
メリメリッという嫌な音が、口の中で響く。
レオの体が、ビクリと大きく跳ねた。
『グウゥッ……!』
呻き声が漏れる。
だが、彼は約束通り、口を閉じようとはしなかった。
必死に痛みに耐えている。
立派だ。さすがは聖獣だ。
「抜ける……! もう少し……!」
俺はさらに力を込めた。
足を踏ん張り、全体重をかける。
ズポォッ!
勢いよく、何かが抜ける感触があった。
俺は反動で尻餅をつきそうになったが、なんとか踏みとどまった。
ペンチの先には、拳大の大きさがある、鋭く尖った黒い骨が掴まれていた。
「取れた……! これが元凶です!」
俺が骨を見せると、レオは信じられないという顔をした。
そして、恐る恐る口を動かしてみた。
さっきまでの、脳天を突き抜けるような激痛がない。
もちろん、抜いた跡は少し痛むが、あの「呪い」のような苦しみは消え去っていた。
『……痛くない……』
『痛くないぞ……! あの地獄のような痛みが……消えた!』
レオは、涙を流して喜んだ。
その目から、ポロポロと大粒の涙がこぼれ落ちる。
「ぷるん、止血と消毒をお願い!」
『りょうかーい!』
ぷるんは、今度は回復効果のあるポーション(俺が調合してぷるんに食べさせておいた)成分を含んだ粘液で、傷口を塞いだ。
あっという間に血が止まり、傷がふさがっていく。
「これで治療完了です」
「もう大丈夫ですよ、レオさん」
俺がそう宣言すると、レオは俺に近づいてきた。
そして、その巨大な頭を、俺の体に擦り付けてきた。
ゴロゴロ、という喉の音が、地響きのように響く。
『ありがとう……! 本当にありがとう!』
『貴様は……いや、あなたは命の恩人だ!』
『この恩は、一生忘れぬ!』
まるで大きな猫のようだ。
さっきまでの威厳はどこへやら、完全に甘えん坊になっている。
俺は苦笑いしながら、その白い毛並みを撫でてやった。
少し汚れているが、元はきっと美しい毛並みなのだろう。
あとで、クマ子と一緒にブラッシングしてやろう。
「さて、お腹空きましたよね?」
「これ、食べられますか?」
俺はリュックから干し肉を取り出した。
レオは、それを勢いよく頬張った。
『美味い……! 美味いぞ!』
『噛める! 肉が噛める! なんという幸せだ!』
レオは、涙を流しながら干し肉を貪り食った。
一ヶ月ぶりのまともな食事だ。
五臓六腑に染み渡るに違いない。
あっという間に、俺が持ってきた食料は全てなくなってしまった。
「ははは、食欲も戻ったみたいですね」
「じゃあ、そろそろ王様たちにも元気な姿を見せてあげましょうか」
『うむ! リリアナにも、謝らねばならん!』
『さあ、我が背に乗れ! 入口までひとっ飛びだ!』
レオは俺を背中に乗せると、翼を広げた。
そして、力強く地面を蹴った。
一羽ばたきで、森の上空へと舞い上がる。
風が気持ちいい。
下には、心配そうに待っている国王陛下たちの姿が見えた。
レオは、鉄柵の入り口の前に、優雅に着地した。
兵士たちが「ヒィッ!」と悲鳴を上げて逃げ出そうとする。
だが、レオの背中から俺が降りると、その場の空気が変わった。
「陛下! 姫様! もう大丈夫ですよ!」
「ただのひどい虫歯でした! 治療は成功です!」
俺が笑顔で報告すると、リリアナ姫が泣き叫びながら駆け寄ってきた。
「レオ様ーっ!!」
『リリアナ! 心配をかけたな!』
『もう大丈夫だ! 元気になったぞ!』
レオは、リリアナ姫を優しく前足で抱き寄せた。
そして、その顔をペロペロと舐めた。
姫は、レオの毛に顔を埋めて泣いている。
国王陛下も、その光景を見て目頭を押さえていた。
「おお……。奇跡だ……」
「あの凶暴だったレオが、嘘のように穏やかになっている……」
「ユウよ、そなたは本当に……何者なのだ」
「ただの飼育員ですよ」
俺は、いつもの決まり文句で答えた。
ルビたちも、柵の外から嬉しそうに見ていた。
クマ子は、レオの毛並みを見て、『あら、あの子も磨けば光りそうね』と品定めをしている。
ツバサは、レオの翼を見て、『大きい……かっこいい』と憧れている。
こうして、王国の危機は去った。
俺は、また一つ、大きな仕事を成し遂げた。
だが、これで終わりではなかった。
レオが、「ユウの作ったペーストが美味しかったから、毎日食べたい」と言い出したのだ。
そして、「ユウの家に住みたい」とも。
国王陛下は、「レオがそう言うなら仕方ない。ユウ、頼めるか?」と、満面の笑みで俺に丸投げしてきた。
「ええーっ!? うち、もう定員オーバーですよ!」
俺の悲鳴は、歓声にかき消された。
どうやら、俺の別館は、ますます賑やか……というか、カオスなことになりそうだ。
王都での生活は、まだ始まったばかりである。
「ねえ、ユウ様。わたくしも、ユウ様の別館に遊びに行ってもよろしくて?」
リリアナ姫が、目をキラキラさせて俺の腕を掴んだ。
「え、姫様まで?」
「だって、もっとモフモフしたいのですもの!」
俺は、天を仰いだ。
神様、俺の平穏な飼育員生活は、一体どこへ行ってしまったのでしょうか。
まあ、みんなが幸せなら、それでいいか。
俺は、甘えてくるレオの頭を撫でながら、そう思うことにした。
とりあえず、レオのブラッシングと、食事の献立を考えないと。
忙しくなりそうだ。
俺の頭の上に、空からぷるんが降ってきた。
正確には、木々を飛び移って高速で移動してきたのだ。
鉄柵の隙間をすり抜け、ここまで来てくれた。
さすが俺の相棒だ。
「よし、ぷるん。レオさんの患部に、シビレ花を食べた時の粘液を出してくれ」
「麻酔代わりにするんだ」
『はーい!』
ぷるんはレオの口の中に飛び込み、患部の周りにぺたりと張り付いた。
そして、じわじわと痺れる成分を含んだ粘液を分泌していく。
『……ん? なんだ、これ?』
『痛みが……少し遠のいていく……?』
レオが驚いたように目を丸くした。
患部の感覚が麻痺してきたようだ。
これで準備は整った。
「レオさん、今です。一気に抜きますよ」
「ぷるん、患部をしっかり押さえててくれ!」
俺はガンツ製ペンチを、深く刺さった骨の欠片にガッチリと食い込ませた。
骨は、ドラゴンの鱗のように硬く、歯茎の奥深くまで食い込んでいる。
普通の道具なら折れてしまうだろうが、このペンチはビクともしない。
「せーのっ!」
俺は渾身の力を込めて、ペンチを引いた。
メリメリッという嫌な音が、口の中で響く。
レオの体が、ビクリと大きく跳ねた。
『グウゥッ……!』
呻き声が漏れる。
だが、彼は約束通り、口を閉じようとはしなかった。
必死に痛みに耐えている。
立派だ。さすがは聖獣だ。
「抜ける……! もう少し……!」
俺はさらに力を込めた。
足を踏ん張り、全体重をかける。
ズポォッ!
勢いよく、何かが抜ける感触があった。
俺は反動で尻餅をつきそうになったが、なんとか踏みとどまった。
ペンチの先には、拳大の大きさがある、鋭く尖った黒い骨が掴まれていた。
「取れた……! これが元凶です!」
俺が骨を見せると、レオは信じられないという顔をした。
そして、恐る恐る口を動かしてみた。
さっきまでの、脳天を突き抜けるような激痛がない。
もちろん、抜いた跡は少し痛むが、あの「呪い」のような苦しみは消え去っていた。
『……痛くない……』
『痛くないぞ……! あの地獄のような痛みが……消えた!』
レオは、涙を流して喜んだ。
その目から、ポロポロと大粒の涙がこぼれ落ちる。
「ぷるん、止血と消毒をお願い!」
『りょうかーい!』
ぷるんは、今度は回復効果のあるポーション(俺が調合してぷるんに食べさせておいた)成分を含んだ粘液で、傷口を塞いだ。
あっという間に血が止まり、傷がふさがっていく。
「これで治療完了です」
「もう大丈夫ですよ、レオさん」
俺がそう宣言すると、レオは俺に近づいてきた。
そして、その巨大な頭を、俺の体に擦り付けてきた。
ゴロゴロ、という喉の音が、地響きのように響く。
『ありがとう……! 本当にありがとう!』
『貴様は……いや、あなたは命の恩人だ!』
『この恩は、一生忘れぬ!』
まるで大きな猫のようだ。
さっきまでの威厳はどこへやら、完全に甘えん坊になっている。
俺は苦笑いしながら、その白い毛並みを撫でてやった。
少し汚れているが、元はきっと美しい毛並みなのだろう。
あとで、クマ子と一緒にブラッシングしてやろう。
「さて、お腹空きましたよね?」
「これ、食べられますか?」
俺はリュックから干し肉を取り出した。
レオは、それを勢いよく頬張った。
『美味い……! 美味いぞ!』
『噛める! 肉が噛める! なんという幸せだ!』
レオは、涙を流しながら干し肉を貪り食った。
一ヶ月ぶりのまともな食事だ。
五臓六腑に染み渡るに違いない。
あっという間に、俺が持ってきた食料は全てなくなってしまった。
「ははは、食欲も戻ったみたいですね」
「じゃあ、そろそろ王様たちにも元気な姿を見せてあげましょうか」
『うむ! リリアナにも、謝らねばならん!』
『さあ、我が背に乗れ! 入口までひとっ飛びだ!』
レオは俺を背中に乗せると、翼を広げた。
そして、力強く地面を蹴った。
一羽ばたきで、森の上空へと舞い上がる。
風が気持ちいい。
下には、心配そうに待っている国王陛下たちの姿が見えた。
レオは、鉄柵の入り口の前に、優雅に着地した。
兵士たちが「ヒィッ!」と悲鳴を上げて逃げ出そうとする。
だが、レオの背中から俺が降りると、その場の空気が変わった。
「陛下! 姫様! もう大丈夫ですよ!」
「ただのひどい虫歯でした! 治療は成功です!」
俺が笑顔で報告すると、リリアナ姫が泣き叫びながら駆け寄ってきた。
「レオ様ーっ!!」
『リリアナ! 心配をかけたな!』
『もう大丈夫だ! 元気になったぞ!』
レオは、リリアナ姫を優しく前足で抱き寄せた。
そして、その顔をペロペロと舐めた。
姫は、レオの毛に顔を埋めて泣いている。
国王陛下も、その光景を見て目頭を押さえていた。
「おお……。奇跡だ……」
「あの凶暴だったレオが、嘘のように穏やかになっている……」
「ユウよ、そなたは本当に……何者なのだ」
「ただの飼育員ですよ」
俺は、いつもの決まり文句で答えた。
ルビたちも、柵の外から嬉しそうに見ていた。
クマ子は、レオの毛並みを見て、『あら、あの子も磨けば光りそうね』と品定めをしている。
ツバサは、レオの翼を見て、『大きい……かっこいい』と憧れている。
こうして、王国の危機は去った。
俺は、また一つ、大きな仕事を成し遂げた。
だが、これで終わりではなかった。
レオが、「ユウの作ったペーストが美味しかったから、毎日食べたい」と言い出したのだ。
そして、「ユウの家に住みたい」とも。
国王陛下は、「レオがそう言うなら仕方ない。ユウ、頼めるか?」と、満面の笑みで俺に丸投げしてきた。
「ええーっ!? うち、もう定員オーバーですよ!」
俺の悲鳴は、歓声にかき消された。
どうやら、俺の別館は、ますます賑やか……というか、カオスなことになりそうだ。
王都での生活は、まだ始まったばかりである。
「ねえ、ユウ様。わたくしも、ユウ様の別館に遊びに行ってもよろしくて?」
リリアナ姫が、目をキラキラさせて俺の腕を掴んだ。
「え、姫様まで?」
「だって、もっとモフモフしたいのですもの!」
俺は、天を仰いだ。
神様、俺の平穏な飼育員生活は、一体どこへ行ってしまったのでしょうか。
まあ、みんなが幸せなら、それでいいか。
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