【完結】右頬への贈り物

右頬に、小さなあざがある。
それは、メメの心をときどき暗くするものだった。

そんなメメの前に、
不思議な瞳をした小さな猫──ユングが現れる。

言葉もなく、ためらいもなく、
ユングはメメの右頬にそっと寄り添う。

言葉は交わせない。
それでも、伝えたい想いはある。

声にならない贈り物が、ふたりを結ぶ。
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