131 / 152
1話 傍にいて欲しい
しおりを挟む「志乃くん、もういいよ。ありがとう」
ようやっとの思いで。
かすれた声で、そう告げると、章は志乃の頬に手のひらを当てて持ち上げた。
「僕。僕、もっとやっても、いいよ?」
「いや。私の方が、我慢できない」
このままだと、君の口に出してしまう。
照れながら言う章に、志乃は小首をかしげて見せた。
「それでも、いいのに……」
「えっと、その。それは、もうちょっと慣れてから」
よく解らない言い訳だが、章は志乃のフェラを止めさせることに成功した。
彼に出会う前に遊んだ風俗の子が、そういうプレイをしてくれたことは、ある。
志乃のテクニックは、プロに比べると拙いが、心がこもっていて温かかった。
必死で、夢中で、奉仕してくれた。
だからこそ、彼に飲ませることが、ためらわれたのだ。
「今度は、私が志乃くんを愛してあげたいな」
章が甘くささやくと、志乃は抱きついてきて頬ずりした。
「章さん、大好き」
「私も志乃くんが、大好きだよ」
志乃に水を飲むよう促し、少し休憩を取ったが、章のものは落ち着くどころか猛々しさを保ったままだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
29
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる