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獣国編

15 新たな仲間

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シルフとノームの精霊魔法はとても無慈悲で輝く光か舞踊っているようでとても綺麗だった。

「…レットドラゴンががこんな簡単に」
「レットドラゴンですか ? レッドではなく」
「ああ、このレットドラゴンはレッドドラゴンとは違う」
「どう違うのリオン ? 」
「レッドドラゴンはその名のように火竜だ、だがレットドラゴンは炎竜だ」
「こちらの世界の竜は種類があるのですね」
「ああ、火竜、炎竜、水竜、氷竜、土竜、地竜、風竜だ」
「風の下級はいないのですか ? 」
「今のところはな」

リオンが竜の種類を説明し、教えてくれたことにそんなに多いのかと少し驚いた。
他にも話を続けようとしたときシルフ達が帰ってきた。

… 終ったよ …
… のーん、8割ぐらいしか出せなかったの …
…そうだね、まぁでもこの世界はマナが多いから集める時間があれば余裕で上級も使えるね  …
… のーん、キールの魔力もそんなにいらないの …
… そうだね …

そういいながらキール様の周りをフヨフヨとトテトテと動く二人になごんでしまう
マナが多いのはたぶんこの世界でマナを使う人がそういないからだろう。
精霊と契約している人なんてこの世界で数人だけだし、それも下級か中級精霊だし…。そんな風に思いながら見ていればリオンにキール様との今後の話題を出された

「リア、彼は聖地にある世界樹にようがあるらしい」
「もとの世界に戻る手がかりがそこだけですので」
「というわけだ、俺達も最終場所は聖地だ。そのためかレも共に同行することになった」
「私は良いわ」
「今後は彼…キールも共に動く」
「よろしくお願いします。キール様」

最終地が同じならば別に気にしない。
それにキール様はこの世界の人ではない…
それはどこか自分の一部に似ていて…一人にしたくない気持ちを持ってしまった。恋愛関係とかではけしてないけれど、この世界を知るまではと思った。
そして私達は残りの魔獣討伐へと、セバスさんと合流するため学園の本館へと向かった。

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