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第3章 入団までの1年間(2)、帝国の陰謀とグラナダ迷宮
59:理奈の回想・元彼との日々(1)
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私の前世、理奈と元彼、仲河光輝(なかがわこうき)との出会いは、まぁ、一言で言えば、東京で開催された大規模なゲームイベントだ。
当時、私は19歳。
私は15歳から・・・つまりは、中学3年生から引きこもっている喪女ではあるのだが、ぶっちゃけずっと家に引きこもっているわけではない。
興味があるものがあれば、外にも出るし、通信高校や大学を卒業するよう言われていたから、年数回の出席日くらいは外出していた。
そして、ゲームをそれなりに楽しみたいなら、種類にもよるが、お金がかかる。
さすがに親のお金で課金は気が引けるので、私は引きこもる以前からゲーム実況動画配信をして、稼いでもいた。
つまりは何が言いたいのかというと、割と名の知れたゲーム実況動画配信者だった私は、ハマっていたゲームのレアアイテム(ガチャで当たらないと普通はもらえない)を特別にくれるというゲーム会社の人の言葉に惑わされ、このゲームイベントでゲーム実況をする仕事を受けたという訳だ。
本当は家でゲームをしていたかったが、そんな条件を提示されたら・・・・それは行くしかない。いや、むしろ行かせてください。
そんな気分で、仕方なく大勢の人がいるイベント会場の関係者控室に入った私の目の前に現れたのが、元彼の・・・・・・光輝だ。
彼は、当時12歳だった。そう・・・7歳も年下なのである。中学生になったばかり。
身長も私より低く、声変わりさえまだだった。
だから当然、当時は彼に恋愛感情なんて微塵も感じず、ただ時々エメラルドグリーンを放つ黒目を見つめて(キレイだな)と思うくらいの感情しかなかった。
こんなに好きになるなんて・・・思わなかった。
光輝は、外国人顔の・・・というより本当に外国人の男性と一緒に私にあいさつに来た。
「理奈さん、来てくれて嬉しいデス!!この子はワタシの末息子なんだ。キミのファンなんだよ!」
外国人の男性は、私のハマっていたゲーム会社の代表取締役をしている人で私とは以前から面識があった。
奥さんが日本人らしく、その日も流ちょうな日本語で私に話しかけてきた。
「・・・・仲河光輝です。お会いできて、嬉しいです」
そう言って、微笑むさまは、彼自身の整った顔と少年から青年に移行するちょうど狭間の年齢ということもあり、とても可愛らしかった。
少し話してみると、さすがゲーム会社社長の息子というべきか、すごくウマが合った。
いや7歳年下と会話が合うとか・・・と思われるかもしれないが、そんなことはどうでもいいくらい話が合った。
当然のように連絡先を交換し、ハマっていたゲームでは「フレンド」になり、その日からゲーム内で時々一緒にチームを組んでプレイしはじめた。
光輝は、最初こそオールマイティなキャラクターを使っていたが、その内、サポート特化型のキャラクターを使うようになった。
攻撃力に特化しているキャラクターを使う私は、彼がサポート特化型のキャラクターを使いだすと、嬉々として、毎日のようにチーム申請をし、一緒に組むようになった。
その内、私と光輝は、そのVRMMOアクションゲーム内で<剣聖>と<賢者>の異名でセットで呼ばれるほどの世界的有名プレイヤーになっていた。
そんな私と光輝だが、ゲーム内以外では年に1回顔を合わせるくらいの交流しかなかった。光輝は普段、日本国外にある寮付きの中学・高校に通っていたから。
だからリアルでは、年一回の帰省時に、私とリアルでもゲームしたいという光輝を家に招き、ずっとゲームをするだけだった。
まぁ、その時は光輝はなぜかうちに泊まり、がっつり2週間くらいゲーム漬けの日々を送っていたのだが・・・。
そんな私と光輝の関係が変わったのは、光輝が大学生になってからだ。彼は1人暮らしをしながら、日本の大学に通うことになったのだ。しかも私の家の近くに。
近くに住むことになるゲーム仲間、その引っ越し作業を手伝うためならば、私は外に出るのも躊躇わない。
そうして、彼が1人暮らしで使う食器を選ぶため、駅前のショッピングモールで一緒に買い物をしていたときのこと・・・・・・。
すれ違う女性、すれ違う女性、どの女性も光輝の顔を見つめ、顔を赤らめているのに気づいた。
改めて隣で歩く光輝を見つめると、最初に会ったときの少年らしい容貌はなく、そこにはただただ美形の青年が・・・・・・いた。
女性たちが顔を赤らめるのも納得である。
その時、自分の中にどす暗い感情が渦巻くのを感じた。
(光輝は・・・・・私のゲーム仲間なのに・・・・・勝手に見るなっっ)
そう思った瞬間、(あれ?)・・・と首をかしげる。
(いやいや、ただのゲーム仲間のくせに・・・なにを・・・・まるで恋人に対する独占欲じゃないか・・・・)
苦笑いを浮かべながら・・・・ハッとする。
その感情が恋愛感情からくるものだと・・・・・少ない恋愛体験から・・・・・・私は・・・・気づいた。
当時、私は19歳。
私は15歳から・・・つまりは、中学3年生から引きこもっている喪女ではあるのだが、ぶっちゃけずっと家に引きこもっているわけではない。
興味があるものがあれば、外にも出るし、通信高校や大学を卒業するよう言われていたから、年数回の出席日くらいは外出していた。
そして、ゲームをそれなりに楽しみたいなら、種類にもよるが、お金がかかる。
さすがに親のお金で課金は気が引けるので、私は引きこもる以前からゲーム実況動画配信をして、稼いでもいた。
つまりは何が言いたいのかというと、割と名の知れたゲーム実況動画配信者だった私は、ハマっていたゲームのレアアイテム(ガチャで当たらないと普通はもらえない)を特別にくれるというゲーム会社の人の言葉に惑わされ、このゲームイベントでゲーム実況をする仕事を受けたという訳だ。
本当は家でゲームをしていたかったが、そんな条件を提示されたら・・・・それは行くしかない。いや、むしろ行かせてください。
そんな気分で、仕方なく大勢の人がいるイベント会場の関係者控室に入った私の目の前に現れたのが、元彼の・・・・・・光輝だ。
彼は、当時12歳だった。そう・・・7歳も年下なのである。中学生になったばかり。
身長も私より低く、声変わりさえまだだった。
だから当然、当時は彼に恋愛感情なんて微塵も感じず、ただ時々エメラルドグリーンを放つ黒目を見つめて(キレイだな)と思うくらいの感情しかなかった。
こんなに好きになるなんて・・・思わなかった。
光輝は、外国人顔の・・・というより本当に外国人の男性と一緒に私にあいさつに来た。
「理奈さん、来てくれて嬉しいデス!!この子はワタシの末息子なんだ。キミのファンなんだよ!」
外国人の男性は、私のハマっていたゲーム会社の代表取締役をしている人で私とは以前から面識があった。
奥さんが日本人らしく、その日も流ちょうな日本語で私に話しかけてきた。
「・・・・仲河光輝です。お会いできて、嬉しいです」
そう言って、微笑むさまは、彼自身の整った顔と少年から青年に移行するちょうど狭間の年齢ということもあり、とても可愛らしかった。
少し話してみると、さすがゲーム会社社長の息子というべきか、すごくウマが合った。
いや7歳年下と会話が合うとか・・・と思われるかもしれないが、そんなことはどうでもいいくらい話が合った。
当然のように連絡先を交換し、ハマっていたゲームでは「フレンド」になり、その日からゲーム内で時々一緒にチームを組んでプレイしはじめた。
光輝は、最初こそオールマイティなキャラクターを使っていたが、その内、サポート特化型のキャラクターを使うようになった。
攻撃力に特化しているキャラクターを使う私は、彼がサポート特化型のキャラクターを使いだすと、嬉々として、毎日のようにチーム申請をし、一緒に組むようになった。
その内、私と光輝は、そのVRMMOアクションゲーム内で<剣聖>と<賢者>の異名でセットで呼ばれるほどの世界的有名プレイヤーになっていた。
そんな私と光輝だが、ゲーム内以外では年に1回顔を合わせるくらいの交流しかなかった。光輝は普段、日本国外にある寮付きの中学・高校に通っていたから。
だからリアルでは、年一回の帰省時に、私とリアルでもゲームしたいという光輝を家に招き、ずっとゲームをするだけだった。
まぁ、その時は光輝はなぜかうちに泊まり、がっつり2週間くらいゲーム漬けの日々を送っていたのだが・・・。
そんな私と光輝の関係が変わったのは、光輝が大学生になってからだ。彼は1人暮らしをしながら、日本の大学に通うことになったのだ。しかも私の家の近くに。
近くに住むことになるゲーム仲間、その引っ越し作業を手伝うためならば、私は外に出るのも躊躇わない。
そうして、彼が1人暮らしで使う食器を選ぶため、駅前のショッピングモールで一緒に買い物をしていたときのこと・・・・・・。
すれ違う女性、すれ違う女性、どの女性も光輝の顔を見つめ、顔を赤らめているのに気づいた。
改めて隣で歩く光輝を見つめると、最初に会ったときの少年らしい容貌はなく、そこにはただただ美形の青年が・・・・・・いた。
女性たちが顔を赤らめるのも納得である。
その時、自分の中にどす暗い感情が渦巻くのを感じた。
(光輝は・・・・・私のゲーム仲間なのに・・・・・勝手に見るなっっ)
そう思った瞬間、(あれ?)・・・と首をかしげる。
(いやいや、ただのゲーム仲間のくせに・・・なにを・・・・まるで恋人に対する独占欲じゃないか・・・・)
苦笑いを浮かべながら・・・・ハッとする。
その感情が恋愛感情からくるものだと・・・・・少ない恋愛体験から・・・・・・私は・・・・気づいた。
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