記憶喪失少女は、とある騎士に溺愛されています――理由不明――
日本のド田舎に住んでいた、とある少女が行方不明になった――。
デリュキュース国の辺境の小さな村に住む、ちょっと不思議な少女――リーマ。
ある日突然、名前も記憶もないまま村に現れ、村のおじいちゃんに助けられて、そのまま一緒に暮らすことになった。
――しかし、ある日、おじいちゃんが言った。
「そろそろ村を出てみないか?」
目的も分からないまま、リーマは村を離れ、森へと足を踏み入れる。
「いっそ森で暮らすのもいいかも」
そんなことを考えていた矢先、彼女は四人の見知らぬお兄さんたちと出会う。
彼らは優しく、どこか頼もしく、そして少しだけ過保護だった。
気づけばリーマは、王都へと向かうことになっていた。
華やかでにぎやかな王都での生活は、何もかもが初めてのことばかり。
天然で素直、そして努力を惜しまない彼女の姿は、やがて国の幹部たちの目に留まっていく。
そんな彼女のそばには、いつも一人のお兄さんがいた。
優しくて、慎重で、心配性なその人は、今日もまた、リーマに悪い虫がつかないように目を光らせる。
慎重すぎる彼は、いつリーマに自分の気持ちを伝えるのか。
鈍感な少女は、いつその気持ちに気づくのか――。
動物に愛される不思議な少女が、優しい人々に囲まれて成長していく、
笑って、ほっとして、少しだけ胸がきゅっとする、
ほのぼの成長ラブストーリー。
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