悪役令嬢の幸せは新月の晩に

前世に育児放棄の虐待を受けていた記憶を持つ公爵令嬢エレノア。

その名前も世界も、前世に読んだ古い少女漫画と酷似しており、エレノアの立ち位置はヒロインを虐める悪役令嬢のはずであった。

しかし実際には、今世でも彼女はいてもいなくても変わらない、と家族から空気のような扱いを受けている。

幸せを知らないから不幸であるとも気が付かないエレノアは、かつて助けた吸血鬼の少年ルカーシュと新月の晩に言葉を交わすことだけが彼女の生き甲斐であった。

しかしそんな穏やかな日々も長く続くはずもなく……。



吸血鬼×ドアマット系ヒロインの話です。
最後にはハッピーエンドの予定ですが、ヒロインが辛い描写が多いかと思われます。

ルカーシュは子供なのは最初だけですぐに成長します。
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