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閑話◇黒の王
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ジュビアの森から帰ったミディとパミラは早速ジルを呼び出した。
黒の王について聞く為だ。
「何だ?
俺を呼び出すとか珍しいじゃないか?
何かあったのか?
俺に可愛い彼女でも紹介してくれるとか?」
「「…ジル!相変わらずだね!」」
ミディとパミラがハモッてる。
「何だよ、お前ら!
でっ?用件は?」
「えっとね。
私の番が見つかったの!
それがジュビアの森にいてね。
黒の王って名乗ってたんだけど…
見た目がジルの使い魔のライガと似てたから気になって…
ジルなら色々知ってるかと思って」
「何だって!
パミラの番が黒の王だと?
まぁ お似合いではあるな。
黒の王は、ジュビアの守り神みたいなもんだよ。
ジュビアは四方を森に囲まれた国だからな。
ジュビアの森を守護する者はジュビア王国を守護しているって事になるのは分かるかい?」
「わかるー!ミディも分かるよね?」
「そうなのか!では、アーライの守り神の妹であるパミラとジュビアの守り神である黒の王が番となると、今以上にアーライとジュビアの関係が深くなるって事じゃないの?
大変!ラル兄とおじい様に知らせないと」
ミディは素早く念話でふたりに知らせておいた。
「私も、シェル兄と父様に知らせないと!」
これは、パミラに番が出来たの!って気軽に終わる話じゃないと慌てて連絡するふたりなのでした。
「黒の王については俺は詳しくないからライガから聞いてみるか?」
「うーん。どうしよ?
今度会ったら直接聞こうかな?
ライガに対して嫉妬したらややこしいから…」
「「確かに…」」
「俺の番と勝手に話すんじゃないとか喧嘩になっても困るよね…」
「うん…
みんな番の事になると、心が狭くなるみたいだよ?
私、まだシェル兄の番に会わせてもらってないもん!」
「「そうなんだ…」」
「まぁ。
良かったじゃないか、パミラ。
シェルドに続いてパミラに番が見つかってしかも相手はジュビアの守り神なんだから!」
「うん!
私がミディについて、ジュビアに来たのも運命だったのかも…」
パミラは可愛い尻尾をパタパタさせながら、ミディとジルの周りをグルグル走り回っている。
嬉しいと走り回ってしまうクセは大きくなってからも変わらないようだ。
「あっ…父様から念話来た!
近々、ジュビアの森に挨拶しに行くだって!
シェル兄からは、おめでとうって」
パミラは嬉しそうにピョンピョン跳ねている。
「黒の王は、長い間ひとりでいたからやっと出逢えた番に喜びも格別だと思う。
ジュビア王には俺から報告しておくよ。
何かあったらミディに知らせるからな。
パミラ良かったな!
黒の王の花嫁になって一緒にジュビアを守ってくれよ!
これからもよろしくな!
じゃあ、俺はちょこっと宰相と王に会ってくるからまたな!」
パミラの番がジュビアの守り神だったので、これから各方面で催事が行われる事になるのでしょう。
パミラは、次はいつ黒の王に逢えるのかな?と呟いておりますが…
パミラから逢いに行くのもいいんじゃない?とミディから言われて…
「私!待ってるタイプじゃないからガンガン攻めるよ!」と気合い十分のご様子。
黒の王とパミラの物語は始まったばかり!
黒の王について聞く為だ。
「何だ?
俺を呼び出すとか珍しいじゃないか?
何かあったのか?
俺に可愛い彼女でも紹介してくれるとか?」
「「…ジル!相変わらずだね!」」
ミディとパミラがハモッてる。
「何だよ、お前ら!
でっ?用件は?」
「えっとね。
私の番が見つかったの!
それがジュビアの森にいてね。
黒の王って名乗ってたんだけど…
見た目がジルの使い魔のライガと似てたから気になって…
ジルなら色々知ってるかと思って」
「何だって!
パミラの番が黒の王だと?
まぁ お似合いではあるな。
黒の王は、ジュビアの守り神みたいなもんだよ。
ジュビアは四方を森に囲まれた国だからな。
ジュビアの森を守護する者はジュビア王国を守護しているって事になるのは分かるかい?」
「わかるー!ミディも分かるよね?」
「そうなのか!では、アーライの守り神の妹であるパミラとジュビアの守り神である黒の王が番となると、今以上にアーライとジュビアの関係が深くなるって事じゃないの?
大変!ラル兄とおじい様に知らせないと」
ミディは素早く念話でふたりに知らせておいた。
「私も、シェル兄と父様に知らせないと!」
これは、パミラに番が出来たの!って気軽に終わる話じゃないと慌てて連絡するふたりなのでした。
「黒の王については俺は詳しくないからライガから聞いてみるか?」
「うーん。どうしよ?
今度会ったら直接聞こうかな?
ライガに対して嫉妬したらややこしいから…」
「「確かに…」」
「俺の番と勝手に話すんじゃないとか喧嘩になっても困るよね…」
「うん…
みんな番の事になると、心が狭くなるみたいだよ?
私、まだシェル兄の番に会わせてもらってないもん!」
「「そうなんだ…」」
「まぁ。
良かったじゃないか、パミラ。
シェルドに続いてパミラに番が見つかってしかも相手はジュビアの守り神なんだから!」
「うん!
私がミディについて、ジュビアに来たのも運命だったのかも…」
パミラは可愛い尻尾をパタパタさせながら、ミディとジルの周りをグルグル走り回っている。
嬉しいと走り回ってしまうクセは大きくなってからも変わらないようだ。
「あっ…父様から念話来た!
近々、ジュビアの森に挨拶しに行くだって!
シェル兄からは、おめでとうって」
パミラは嬉しそうにピョンピョン跳ねている。
「黒の王は、長い間ひとりでいたからやっと出逢えた番に喜びも格別だと思う。
ジュビア王には俺から報告しておくよ。
何かあったらミディに知らせるからな。
パミラ良かったな!
黒の王の花嫁になって一緒にジュビアを守ってくれよ!
これからもよろしくな!
じゃあ、俺はちょこっと宰相と王に会ってくるからまたな!」
パミラの番がジュビアの守り神だったので、これから各方面で催事が行われる事になるのでしょう。
パミラは、次はいつ黒の王に逢えるのかな?と呟いておりますが…
パミラから逢いに行くのもいいんじゃない?とミディから言われて…
「私!待ってるタイプじゃないからガンガン攻めるよ!」と気合い十分のご様子。
黒の王とパミラの物語は始まったばかり!
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