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期待に胸躍らせながら鎮雄の暖かな唇を受け入れたはずなのに……急に唇の感覚が無くなった事に驚いて目を開くと、そこは薄暗い幕の内側では無く、窓の外はまだ薄暗い慈海の部屋だった。
鎮雄を探して温もりを感じる隣を見れば、先程までより皺が増えた顔に、しっかりと鍛えられていた腹筋のないほっそりとした肉付きで、気持ち良さそうに眠る鎮雄の姿があった…
───俺のの鎮雄さんだ。俺戻って来れたんだ!ぁ……でも凛ちゃんあのままにしてきちゃった。大丈夫だったかな
「ん……じ……かい……」
寝返りを打ちながらむにゃむにゃと幸せそうに寝言を言い、するっと脇腹に腕を回して慈海に抱きつく。
───ああ……本物の俺の鎮雄さんだ。もしかして今までの全部 夢、だったのかな?それにしてもすげぇリアルだったぁー!鎮雄さん超エロいしかっこいいし、何より
「凛ちゃんのナカ気持ち良かったなぁ……」
鎮雄の腰を緩やかに撫でながら、誰にとも無く囁くと微かに鎮雄の指先が動いた。
「ぁ、鎮雄さんおはよう」
尻たぶをやわやわと揉みながら声をかけると、慈海の胸元に顔を擦り寄せながら不服そうな声を出した
「……おはようございます。りんちゃんって女の子ですか?」
しばしキョトンとした慈海はくすくすと笑いながらぎゅっと抱き締めてつるつるに手入れされた鎮雄の頭へ何度もキスをしつつ「あんたの事だよ」と笑った。
「私ですか? あれ? 何で知って……?」
「鎮雄さんの俗名、栗山凛であってる?」
戸惑う鎮雄に、嬉しそうなにやけ顔で慈海が問うと、更に戸惑いながら肯定して、昨夜乱れながら無意識に教えていたのかと慌てた。
「昔……親父の事好きだったでしょ」
「え…………いえそんなことは!」
「じゃ、俺に似てる奴が好きだった?」
「なん…ッ…でその事……」
酷く驚いた顔で慈海を見つめる鎮雄を 真剣な顔で見詰めながらも、双丘を揉み続けている手は鎮雄の腿を持ち上げ後ろからふにふにと精巣に触れている。
「俺とどっちが好き?」
「んっ、そんなの……ぁッんっ……」
「ねぇ、どっち?」
「慈海……坊ちゃんです……んッ ……ぁそんな触り方されると」
鎮雄の欲はすっかり芯を持って慈海の脚に擦り寄って触って欲しいと甘えている。
慈海は満足そうに顔を綻ばせ、わざと触れられたがっている核心には触れず、悪戯っぽく夢か誠か分からぬ事を問いかける
「鎮雄さん、20年くらいの事って覚えてる?」
「そんな昔のこ、とッ」
「俺さ、信じて貰えないかも知れないけど、さっきまで凛ちゃんと本堂の幕裏でイケナイコトしてたんだよ」
「本堂……幕裏……? だってあれは! ッんんっ……そんなはずなっ、はッんっ」
鎮雄に思い当たる出来事が有る事が分かると慈海の動きは大胆な物に変わり、鎮雄の欲棒を優しく掌に包み込んで愛撫していく
「やっぱりアレは夢じゃなかったんだ? 昔の鎮雄さんってすごい挑発的でエロかったんだね。誰とでもあんな事してたの?」
片手で頭を撫でながら、反対の手で煽るように優しく愛撫されると、鎮雄の鈴口からはねっとりとした透明な蜜が次々溢れて慈海の指先を濡らした。
「ッ……やってなッ ぁっくぅんッ、じか……坊ちゃん だけッです」
切なげな吐息を吐き出しながら否定すると 鎮雄は誘うような腰つきで揺れ 慈海の腹部に乗せていた手をゆっくりと下方へ移動させる
欲望を溜め込んだ慈海の雄峰をなぞるように撫でた。
「はぁ……慈海坊ちゃんのこれ、くれませんか?」
鎮雄が色っぽくおねだりすると、目を見開いて驚きの表情を浮かべた慈海は優しい微笑みを浮かべ、愛おしそうに額からゆっくり顔中にキスをした。
「ッ! 凛ちゃんは今でもエロいね。良いよたくさんあげる。でも……大学生の性欲舐めんなよ?」
その日 夜が明けて鎮雄が朝のおつとめを始めるまで2人は肌を合わせ愛を囁きあっていた。
鎮雄を探して温もりを感じる隣を見れば、先程までより皺が増えた顔に、しっかりと鍛えられていた腹筋のないほっそりとした肉付きで、気持ち良さそうに眠る鎮雄の姿があった…
───俺のの鎮雄さんだ。俺戻って来れたんだ!ぁ……でも凛ちゃんあのままにしてきちゃった。大丈夫だったかな
「ん……じ……かい……」
寝返りを打ちながらむにゃむにゃと幸せそうに寝言を言い、するっと脇腹に腕を回して慈海に抱きつく。
───ああ……本物の俺の鎮雄さんだ。もしかして今までの全部 夢、だったのかな?それにしてもすげぇリアルだったぁー!鎮雄さん超エロいしかっこいいし、何より
「凛ちゃんのナカ気持ち良かったなぁ……」
鎮雄の腰を緩やかに撫でながら、誰にとも無く囁くと微かに鎮雄の指先が動いた。
「ぁ、鎮雄さんおはよう」
尻たぶをやわやわと揉みながら声をかけると、慈海の胸元に顔を擦り寄せながら不服そうな声を出した
「……おはようございます。りんちゃんって女の子ですか?」
しばしキョトンとした慈海はくすくすと笑いながらぎゅっと抱き締めてつるつるに手入れされた鎮雄の頭へ何度もキスをしつつ「あんたの事だよ」と笑った。
「私ですか? あれ? 何で知って……?」
「鎮雄さんの俗名、栗山凛であってる?」
戸惑う鎮雄に、嬉しそうなにやけ顔で慈海が問うと、更に戸惑いながら肯定して、昨夜乱れながら無意識に教えていたのかと慌てた。
「昔……親父の事好きだったでしょ」
「え…………いえそんなことは!」
「じゃ、俺に似てる奴が好きだった?」
「なん…ッ…でその事……」
酷く驚いた顔で慈海を見つめる鎮雄を 真剣な顔で見詰めながらも、双丘を揉み続けている手は鎮雄の腿を持ち上げ後ろからふにふにと精巣に触れている。
「俺とどっちが好き?」
「んっ、そんなの……ぁッんっ……」
「ねぇ、どっち?」
「慈海……坊ちゃんです……んッ ……ぁそんな触り方されると」
鎮雄の欲はすっかり芯を持って慈海の脚に擦り寄って触って欲しいと甘えている。
慈海は満足そうに顔を綻ばせ、わざと触れられたがっている核心には触れず、悪戯っぽく夢か誠か分からぬ事を問いかける
「鎮雄さん、20年くらいの事って覚えてる?」
「そんな昔のこ、とッ」
「俺さ、信じて貰えないかも知れないけど、さっきまで凛ちゃんと本堂の幕裏でイケナイコトしてたんだよ」
「本堂……幕裏……? だってあれは! ッんんっ……そんなはずなっ、はッんっ」
鎮雄に思い当たる出来事が有る事が分かると慈海の動きは大胆な物に変わり、鎮雄の欲棒を優しく掌に包み込んで愛撫していく
「やっぱりアレは夢じゃなかったんだ? 昔の鎮雄さんってすごい挑発的でエロかったんだね。誰とでもあんな事してたの?」
片手で頭を撫でながら、反対の手で煽るように優しく愛撫されると、鎮雄の鈴口からはねっとりとした透明な蜜が次々溢れて慈海の指先を濡らした。
「ッ……やってなッ ぁっくぅんッ、じか……坊ちゃん だけッです」
切なげな吐息を吐き出しながら否定すると 鎮雄は誘うような腰つきで揺れ 慈海の腹部に乗せていた手をゆっくりと下方へ移動させる
欲望を溜め込んだ慈海の雄峰をなぞるように撫でた。
「はぁ……慈海坊ちゃんのこれ、くれませんか?」
鎮雄が色っぽくおねだりすると、目を見開いて驚きの表情を浮かべた慈海は優しい微笑みを浮かべ、愛おしそうに額からゆっくり顔中にキスをした。
「ッ! 凛ちゃんは今でもエロいね。良いよたくさんあげる。でも……大学生の性欲舐めんなよ?」
その日 夜が明けて鎮雄が朝のおつとめを始めるまで2人は肌を合わせ愛を囁きあっていた。
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こちらのお話大好きです。
設定も会話もえっちもとても好み☺
また二人の続きを読ませて頂けたら嬉しいです。
あ、Xのツイノベは見ました。
とってもかわいい慈海くん、ありがとうございました。
:(っ'ヮ'c):ハワワ
ルイ先生ありがとうございます🙇♀️
表紙絵を描いてくれたねむぞう様への贈り物だった物語を気に入って頂けて嬉しいです🥰💕
そのうち追加のお話も書く予定ですので書けたら読んで頂ければ幸いです♡