【完結】あなたの思い違いではありませんの?
「カレンデュラ・デルフィニューム! 貴様との婚約を破棄する」
お決まりの婚約破棄を叫ぶ王太子ローランドは、その晩、ただの王子に降格された。聖女ビオラの腰を抱き寄せるが、彼女は隙を見て逃げ出す。
婚約者ではないカレンデュラに一刀両断され、ローランド王子はうろたえた。近くにいたご令嬢に「お前か」と叫ぶも人違い、目立つ赤いドレスのご令嬢に絡むも、またもや否定される。呆れ返る周囲の貴族の冷たい視線の中で、当事者四人はお互いを認識した。
転生組と転移組、四人はそれぞれに前世の知識を持っている。全員が違う物語の世界だと思い込んだリクニス国の命運はいかに?!
ハッピーエンド確定、すれ違いと勘違い、複数の物語が交錯する。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/11/19……完結
2024/08/13……エブリスタ ファンタジー 1位
2024/08/13……アルファポリス 女性向けHOT 36位
2024/08/12……連載開始
ふむ。
ホスタ国は王太子がまともか。
もう少し早く愚王を片付けていれば、ここまで事態が悪化はしなくて済んだものを。
肉親の情というより、もしも上手く行けば儲けものだし、失敗したから愚王に責任全部取らせてお茶を濁す算段だったといった所か。
既に貴族を纏めているし、ユリウス王子よりは為政者向きだね。
まあ、でもある程度の痛みは覚悟しておくべきだ。
既に帝国を後ろ楯にしたリクニス国に対して軍事力では強く出られないし、政治的にも愚王の首一つで収まる段階は過ぎている。
おやまあ。
必要な教育もしてなかったとは心底驚いた。
かろうじてカレンデュラの喝 !(物理込み)で目が覚めたっぽいけど、人格が未熟すぎるので、今後が色不安。
まず、信頼のおける教師による各種教育。
国王の側において、国王が遊びで務まるものでないと理解させる。
出来れば留学、とも思ったが、それよりまず国内貴族達との関係を構築しないと。
現状だと『阿呆が失脚したから血筋で担ぎ上げられただけの未熟で無能な王子』でしか無い。
宗教国家はめんどくさいが、既に内部に派閥が作られているので、後は内乱状態を維持しておけば良い。
宗教の面白い所は『全くの異教より同宗教の別派の方に嫌悪感が強い』所。
そして一度対立が激化したら、互いに互いを根絶やしにするまで争いを止めない。
小康状態や膠着はあるので、上手く裏から物資を売り付けてやれば良いよ。双方にねw
そもそも宗教国家が一度手に入れた土地を一部割譲して、国として独立させるなんて事はあり得ないので、侵略の可能性があるのはホスタ国でほぼほぼ決定でしょう。
少なくとも辺境伯家でありながらモブ扱いだったティアレラの家は『隣国に攻め入られて滅亡している』し、国境を接しているのはホルト国。
そして、国防の要でもある辺境伯家が容易く打ち破られたとするなら、そこには通常の武力以外の要因が無ければならない。
その場合、主として考えられる要因は5つ
1.リクニス国からの意図的な妨害/冷遇
2.辺境伯家の腐敗と白痴化
3.流行り病による戦力/防衛力の著しい低下
4.内通者の工作を含む裏切り/外患誘致の結果
5.メタ的にゲームシナリオの都合
1.に関してはストーリーライン上で王妃や王太子が暗躍し、国王派がそれを掣肘出来ない/しない場合に発生するので、現状では起こり得ない。
2.はホルト国の工作結果の一つや、累代の貴族特有の選民思想などによる国防/国奉精神の欠落によって起こる。ただし、知能指数的にも高いと思われるティアレラを後継とし、更に国内政治に影響力を持つ侯爵家から婿を取るという方針を進める辺境伯が無能とは思えない。
更に次代がしっかりしているので、おそらくこれも可能性はほぼ無いと思われる。
3.は偶発的要因の側面が強く、現在までにその兆候も見られない為、後述する5.的な場合を除いてやはり可能性は低い。
4.は通常の場合、最も可能性が高いと思われる。
言うまでもなく『ホルト国大使殺害事件』の現場となった男爵領は現在、辺境伯領に組み込まれており、おそらく男爵領軍からの騎士/兵士が辺境伯領軍に再編成されて所属している。
工作員や裏切り者が入り込んでいたり、事件の際に責任を問われた者がいた場合、逆恨みやちゃんとした捜査をしなかった事を恨んでいる者達もいる可能性がある。
時間も経っているので、かなり敵勢力/潜在的敵勢力が増えていても不思議ではない。
元男爵領軍所属者の大半が元々男爵領だった地域を中心に配置され、辺境伯領軍中枢からの目がなかなか届かない環境を作り出している可能性もある。
速やかに、かつ徹底的に精査しないと危険と思われる。
5.は前述した要因全てに当てはまるが、そこまで強制力が強いなら覆し用が無いし、現状の様に転生/転移者祭り状態で王妃や王太子が失脚、処刑/幽閉までされる事態が発生しないと思われるので、そこまで滅茶苦茶では無いと推測出来る。
些か、というよりかなり乱暴ww
ただ、相手が伯爵家であろうと外患誘致する所には消えてもらわないとならない。
おそらくは家を継げないが故の事だろうが、それを庇うなら親も同罪です。
本来なら、愚息を自分で処してから爵位返上なりなんなりを申し出るのが高位貴族の矜持ってものですから、それが出来ないのであれば、それは伯爵の爵位を持たせる訳にはいかない。
他にも『まだ動かない』奴も居るでしょうが、それは更に状況が動いてから確実に尻尾を掴めば良いでしょう(^ω^)
突出した才覚を羨むのは愚か者のする事だよ。
必要なのは、己の未熟さ非才を自覚した上で他者を頼り、集合知を得て適材適所で政(まつりごと)を回す事だ。
と、いう訳で
ユリウス王子をいつまで蚊帳の外に置いとくつもりかね?
折角、帝国の皇太子も居るのだから、ここで顔を顔を会わせて挨拶する位させんでどうするの。
(*´・ω・`)b
内通者
ミューレンベルギア妃と第一王子派閥だった貴族は勿論監視下に置いているだろうが、内通者というものは、得てして『敵陣営ではなく、味方陣営にいる』もの。
ユリウス王子がこれまで護られながらも毒殺の危機にあっているのだから、その内通者は一見すると絶対に味方に見える人物なのだろう。
ホスタ王国との戦争?
無い無い(ヾノ・ω・`)
リクニス国との国力差が決定的でないからこそ策を弄しているのだし、カレンデュラが帝国皇太子に嫁ぐ関係で、既にリクニス国は事実上帝国と強固な同盟関係であり、庇護下にあると言える。
これが形だけの婚約ならともかく、皇太子はカレンデュラにぞっこん状態。
ホスタ国が政治的に横槍を入れたりしようものなら、かえって怒らせる結果になる。
そしてホスタ国にリクニス国とセントーレア帝国を同時に敵に回せる戦力は無い筈だし、下手に軍を動かせばリクニス/セントーレア連合のみならず、セントーレア帝国に従う国、状況を見て日和った第三国達にも攻められる。
まあ、既に四面楚歌なんですが。
ホスタ国側の間者をどれだけ捕えられるかも、かなり重要。
相手に情報を与えずに如何に踊らせられるか、も大事な事ですから。
(*´・ω・`)b
聖女ビオラに1票
うむ。(*-ω-)
確かに『リクニス国の行く末』なんてのは現トップである国王を筆頭とした『大人連中』の仕事です。
ま、実際は皇太子の胸一つで決まるんですけどね。
いかに転生/転移者揃いで、精神年齢や人生経験/人生観が外面と一致していない人物が大半と言っても、結局のところ令息/令嬢であって、明確に『立場』を持つのは皇太子だけ。
後は精々次期公爵と次期辺境伯ってだけで、今は国政に口を出す権限は無いからねぇ……
この世界が全くの別作品なのか、混ざりあった世界なのかといった考察は、(核心的な知識を持つ誰かが沈黙している可能性もある)現時点ではさほどの意味を持たない。
状況の被害者ではあるが、『ホルト国の為にリクニス国王になる』というのが間違っている事位は分かるだろうに。
意図的に馬鹿に育てた周囲は勿論悪だが、易きに流れ、努力も勉強もしてこなかったのは自身の怠慢でしかない。
交渉と言っても、今更ホルト国側に引き渡す意味もないし、リクニス国的には処分や処刑はする必要がない。
むしろユリウス王子がきちんと国を継いで、正統な世継ぎが生まれて、ある程度育つまでは『スペア』の種馬としての役目が必要になる可能性があるので、積極的に殺すという選択肢は無いと言える。
勿論、後の禍根を断つ為に『病を得る(意訳)』事になる可能性はあるのだけれど。
本来、勉強して自分の知らない事を知るというのは一種の娯楽でもある。
まあ、これも一つの契機という奴だ。
折角だから、学んでみると善いと思うよ(^ω^)
まず
国境での『事故』は本当にあったのか
仕組まれたものであったなら、理不尽な処分を受けた兵士がいた可能性もある。
毒殺がどうして成功したのか
ミューレンベルギア妃の連れてきた『他国の侍女』が、どうやって毒茶をリンゲルニア妃に飲ませる事が出来たのかが疑問。
しかもその後、何度もユリウス王子が毒殺され掛かっている。
リンゲルニア妃を毒殺したとされる侍女は、発覚を恐れたミューレンベルギア妃によって国元に返されている。
つまり、他にもホルト国側の人間が継続的に暗躍していた訳なので、警備や防諜どうなってるの?
って話。
リクニス国王としてはユリウス王子を王位に就けるつもりらしいが、果たしてユリウス王子はその器足り得るか大いに疑問。
隔離された離宮で、恐らくリンゲルニア妃の親族によって守られていただけの人間。
最低限必要な教育はされているだろうが、自身と対立する人間や、面従腹背が当たり前の貴族の相手にどこまで対処出来るのか。
庶民の生活なんかも自分で見た事も無さそうだし、正直不安でしかない。
『今』に至って第一王子派閥は瓦解しているが、本来ならそれはユリウス王子の根回しや暗躍/密約などで、そうならなければいけなかった。
だが実際はカレンデュラ達のファインプレーとセントーレア帝国の威光、そして国王達の謀(はかりごと)によって成されている。
彼は何もせず、ただ護られていただけだ。
マキャベリの君主論じゃないが、このまま譲位されて王位に就けば『労なく手に入れた国』となり、これを治めるのは大変難しくなる。
国王も、色々マズい対応をやらかして国を危ぶませたのは問題だが、実際の所戦争を避け、国民を飢えさせる事の無い統治を続けているあたり、まったくの無能ではない。
カレンデュラもその様に判断しているし、デルフィニューム公も外交面では優秀という評価。
いきなり大した人生経験も無いユリウス王子に王位を与えるのでは無く、ちゃんと王位に耐えられる様になるまでその地位を譲らずに、そして譲位後もしばらく後見してやらないと。
王族の首は『重い』けれど、それは『国(民)を護る為にある』のだから『けじめ』をつけるなんて、自己満足の格好つけ程度に使おうとすんな。
ユリウス王子は、しばらくセントーレア帝国に留学させたら?
セントーレア帝室で、国を治める者に必要な様々な事を学ぶと良いと思うよ。
どこから
まず、実父からの指示と茶葉を夫に渡さなかったのが間違い。
嫁いだからには、もうリクニス国の妃として覚悟を決めて動くしか無かったのに、それを怠った。
まあ、とはいっても第三王女であり、輿入れした先では腫れ物扱いとなれば、年若い女性に些かならず難しかっただろう。
うかうかと妃を捩じ込まれたリクニス国王の政治手腕に問題があったし、キチンと第一王妃(正妃)、第二王妃と分けて、妊娠時期が被らない様に調整出来なかったあたりも国王と周囲が悪い。
あとはもう、我が子を立派な王太子として育てられなかった自分が悪いね。
今のところコルリジネだけストーリーラインが確立していないし、物語的には三つ上がっているが、四つの物語が交差するというメタ設定には一つ足らない。
多分に秘密主義な傾向もあるし、コルリジネが主役の物語がある可能性は低くない。
まあ、現状のリクニス国のしょうもないドタバタ醜態劇も物語といえば物語ですが。
ビオラ・ラックス
ラックス男爵家令嬢(養女)/聖女
平野愛梨(享年19)
平成元年生まれ。19歳の誕生日に死亡。
女子高生/アングラアイドル(芸名アイリン)
歩行中、おそらく飛び下り自殺の巻き添えとなる(死因と思われる)
その後、気が付いたら馬に蹴られ掛けていた。
近くに居た洗濯屋のおじさんに助けられる。
髪色(ピンク)は日本では染めていたが、現在は地毛となっている。
瞳も空色のカラコンだったが、この世界では素。
死亡型転移の可能性が高い。
受験日をうっかり間違えて1年高校浪人している。
リクニス国の伝統で、10年に一度平民の中から選ばれ、2年間務める『聖女(任命)』であるが神託や特別な力は無い。
ラックス男爵家の養女だが、養父母との仲は極めて良好。
下級神官のルピナスと婚約中
阿呆王子にベタベタ触られ、最終的に殴っている。
乙女ゲーム『聖女は月光を手に』の主人公(未確定)
ストーリーはありきたり。
聖女として降臨した少女が、攻略対象者と愛を育み国を救うというもの。
クレチマス・タンジー
タンジー公爵家子息(養子)
田上士郎(享年77)
転生。
平成10年頃、家族に見守られて往生する。
元農家。
燃えるような赤い髪に空色の瞳。
義妹であり、婚約者のタンジー公爵家令嬢(後継者)リッピアを愛している。
前世の孫と共に見た『リクニスの花』というアニメの世界だと思っていた。
ストーリーは異世界からやってきた聖女がヒロイン。
大切な兄を守ろうとする妹ちゃんが主人公だった。
性格的には安定しているが、やや空気を読めない傾向がある。
主人公
カレンディア・デルフィニューム
デルフィニューム公爵家令嬢。
高宮沙代子(享年不明:大学生)
東京在住
平成25年に歩きスマホの末、蓋の開いていたマンホールに落ちる(死因と思われる)。
転生。
記憶は乳幼児からあった。
リクニス国王の姪にあたり、阿呆王子や第二王子とは従妹弟関係。
ざまぁ系小説『婚約破棄で結構ですわ』世界の主人公だと思われる(差異はある)
本来のストーリーラインは婚約破棄を受け入れた後、家族で国を離れ、他国の皇太子に見初められた後に母国に復讐をする。
コルリジネ
セントーレア帝国皇太子
井上拓真(享年26:推定)
長野在住
平成の終わり頃(平成30年?)に死亡(推定)
死因不明
転生。
記憶は生誕時から。
物語は不明
本人曰く『小説やアニメには興味が無かった』
カレンディアの婚約者であり、何かと『出遅れる男』
ティアレラ・カージナリス
カージナリス辺境伯家令嬢
佐竹充(享年32)
東北出身だが最期は横浜に居た
大企業の営業職で転勤族(社畜?)
令和元年に子供を助けて崖から転落。
TS転生
二歳前後の時に、蜂に驚いた馬に蹴られ掛けて転倒して頭を打ち、記憶が戻る。
侯爵家子息シオンと婚約中。
カージナリス辺境伯家の正統後継者な為、シオンが婿入り予定。
『花冠に愛を誓う』の取り巻きモブ
小説では名無しのモブAだったが、コミカライズされた際に名前等のプロフィールが追加されたキャラクター
エリート社畜さんはTS転生
アングラアイドルさんは転移ですね~
乙女ゲーの方は登場人物の情報とか、おおまかでもストーリーラインは欲しい所。
転移なので、そこそこ正確な情報が得られるかも。
悪魔やら魔王やら邪神の復活やらが絡んだゲームだと危ないかも知れないので。
2人は完全に『転生』タイプですね。
元の自分は(おそらく)死亡しているし、きちんとこの世界の母親から産まれて育っている。
脳の処理能力の件で齟齬が発生していないし、多分チート級主人公クラスに転生した結果でしょう。
2人がセットで、ペア転生だとすると皇太子は準主人公級ですが、おそらくチート級能力のスパダリ設定だったんじゃないかな?
そして、これが『四つの物語』の内の一つ目。
元号や総理大臣の名前、大まかな歴史なんかも欲しい。
第二次世界大戦が起きていなかったり、原爆投下前に穏便に講和されていたりする可能性もあるし、なんなら大政奉還されずに徳川幕府が続いている可能性だってるしね。
転移の構成要件はどちらかというと、前の世界の肉体と記憶を保持したまま、ある日突然この世界に存在が開始されたイメージ。
今回の説明のは、どちらかというとある程度この世界で成長して、脳の処理能力が出来上がってから前世の記憶が戻ったタイプの転生ですかね。
言語が自動翻訳というか日本語っぽいので、後は文字か。
絵文字まで混ぜ込んだ日本語の文章が転生者(?)以外読めないのなら、物凄く有利なんですけどね。
情報戦やるのに未知の言語は正にEnigmaですから。
各々が知る物語によっては、現在の状態と大まかな未来の予想が可能になるので、突き合わせましょう。
(*´・ω・`)b
同じ転生者(?)といっても、その性格や人格、知識や技能の大半は今生で構築されたものですから、下位貴族/騎士と、高位貴族/王族の教育の差による面の皮の厚さが異なるのは致し方ないやね。
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