17 / 40
本編
第十三話 初詣
しおりを挟む
畳の上に置かれた和紙。墨汁をつけた筆をその上に滑らせる。
「よしっ、できた」
和紙の上に大きく「愛馬精神」。
みんなもぞれぞれ書初めを終えたらしくて、大きく伸びをしたり畳に寝っ転がったりしている。
結那は、「不撓不屈」。光太は「前進」。狼森先輩は、「武道を律する」だ。
「よし、みんな書き終わったところで、初詣にでも行きますか」
『はーい』
わたしと結那は、自分の部屋に戻って着替える。
「どうせだからおしゃれしないとねー」
「そうだね。晴れ着用意したんだしね」
結那が赤い矢絣の秩父銘仙を着た上から、紫色の袴をつける。わたしは、水色に矢絣模様の秩父銘仙に、下は結那と同じ紫色の袴。
袴の下に乗馬用のブーツを履いて、厩舎に向かう。
友里恵と小梅ちゃんは、すでにルルと雪華に鞍を置いて待っていた。二人とも、わたしたちの色違いのような服装をしている。
わたしと結那もすぐに天照と鬼鹿毛に鞍を置いて、ハミをかませた。
「お疲れー」
先輩と光太が最後に準備を終わらせて、全員スタンバイオッケー。
「よいしょっと」
鞍の前の部分と手綱をいっしょにつかむと、鐙に足をかける。
ポスン
鞍に腰を下ろし、反対側の鐙に足を入れた。
「じゃ、行きますか」
天照の腹を軽く蹴り、狼森先輩の池月を先頭に歩きだす。
カポッカポッ・・・
蹄の音が新春の街に響いた。
「いってらっしゃいませ」
晴彦さんに見送られて正門を潜り、相馬小高神社に馬を向ける。
すっ・・・・
狼森先輩が「速度を上げる」という手合図を送る。それと同時に、池月が並足から速歩に歩様を変えた。
ポンッ
隊列の二番目を進むわたしも、天照に足で合図をし、少しだけ腰を浮かせる。速歩は馬の背の上下動が激しく、座ったままだとお尻が痛くなるから。
カッカッカッカッ・・・・
蹄の音の間隔が短くなる。
ヒョウヒョウ・・・・
朝の澄んだ空気がわたしの顔を洗い、髪を後ろになびかせた。
パっ
狼森先輩がさらに合図を出す。
ポンッ
天照の腹を蹴り、速度を速歩から駈歩に変える。それと同時に、鞍の上に腰を下ろした。
ダカッダカッ・・・・
蹄の音が少し重くなり、天照の背の揺れが少し穏やかになった。
「信号だ!」
狼森先輩がこちらに向かって手のひらを向ける。
キュッ
手綱を絞り、池月から一馬身ほどの差を開けて止まる。
ブロロロロロロロ・・・・・
目の前の十字路を車が通り過ぎていった。
「そろそろだぞ」
狼森先輩が言うと同時に、横にある歩行者用信号機が点滅を始めた。
ピピッ
「信号ガ、青ニ変ワリマシタ」
信号機が音声と光で進行を示す。
すっ
手綱を緩めると同時に、足で天照に指示を出した。
「ブルルルルルル」
馬たちの吐く息が白く輝き、冬の澄んだ空気に舞う。
「寒いね~」
最後尾で鬼鹿毛の手綱を取る結那が言った。
「そうですね」
小梅ちゃんが首を大きく振る雪華を抑えながら言う。
「大丈夫?馬っ気出てない?」
「もう、この子騙馬ですよ。平常運転です」
結那が笑いながら言い、小梅ちゃんが同じように笑いながら返した。
ダカッダカッ・・・・
駈歩の足跡を響かせ、馬たちは軽快に街の中を進んでいく。
「そういえば、狼森先輩は進路とか考えてるんですか?三月から三年生ですけど・・・」
「う~ん、そうだね・・・・」
わたしが訊くと、狼森先輩は少しだけ考えて言った。
「とりあえず、進学しようとは考えてるよ」
「狼森先輩の家、馬の生産牧場ですけど、継がないんですか?」
「いや、最終的には継ぐつもりだけど、色々と学びたいことがあって・・・・」
「そうなんですね」
わたしが言うと、狼森先輩は少しだけ笑いながら言う。
「とりあえず、今は大学の獣医学部を目指している」
「さすが優等生ですね」
わたしが言った。事実、狼森先輩は頭がいい。常に定期テストでは上位にランクインしているし、それ以外の知識も多く持っている。
「一応うちの牧場に獣医はいるけど、一人でも多くいた方が万が一の時に対処できるからな」
狼森先輩はそう言うと、池月に左に曲がるよう指示を出した。
「あさひはそんな進路に進みたいんだ?」
「そうですね・・・」
わたしは少し考えてから、口を開く。
「とりあえず、馬に関わる仕事をしてみたいです。競走馬でも乗馬でも」
「ふーん。騎手とかにはなりたい?」
「騎手ですか・・・・。食事制限とか嫌なのであまり考えてないですね」
「じゃあ、厩務員とか?」
「厩務員もいいですね。馬たちといっぱい仲良くなれそうです」
わたしはそう言いながら、天照の首をなでた。
「結那はどうだ?」
「そうですね。福祉系の大学に進みたいです」
結那がはやる鬼鹿毛を抑えながら言う。
「意外だね」
「福祉とかを学べる大学で、ホースセラピーとかについて学んだり、研究したいな・・・」
わたしが言うと、結那は微笑みながら言った。
馬には人を癒す力があり、人間が馬と触れ合うことでストレス解消につながるんだそうだ。
「で、それを利用したのがホースセラピー。ドイツとかでは医療保険も適用されるんだって」
面白そうに語る結那。
それと、馬に乗るというのは楽なようでいて結構体を使う。大けがをした後や病気になった人のリハビリにも最適なんだそうだ。
「へぇー、なんか面白そうだね」
「興味出た?あさひも一緒の大学に行く!?」
結那が嬉しそうに顔を輝かせて訊いてくる。
「うーん、もう少し考えてから決めたいかな?」
わたしの言葉を聞きながら、先輩が口を開いた。
「ところであさひ」
「なんですか?」
「今年の夏、北海道に行ってみないか?」
「え?」
思考が少しの間止まる。
「北海道・・・ですか?」
「ああ」
わたしが問うと、狼森先輩は短く答えた。
「七月の初めに、『セレクトセール』っていう競走馬のセリがあるんだ。もし予定が空いてるんだったら、狼森牧場で育成する馬を買いに行こうと思ってるんだが・・・・?」
サラブレッドを買いに行くんだ・・・・。
「野馬追が七月末だから、まあまあの強行軍になると思うんだけど、移動手段は馬運車をうちで出すから、交通費はかからないと思う。宿泊場所も、うちの新冠分場に部屋を用意できる」
ああそれと。と狼森先輩はさらに言葉を継いだ。
「今月末にも、北海道で『ジェイエス繁殖馬セール』って言うセリがあるんだ。さすがに今から部員で行くのは無理だけど、買われて入厩してくる馬を世話してみないか?」
繫殖牝馬のお世話ね・・・・・。
「狼森先輩」
結那が先輩に尋ねる。
「どんな馬を買ってくる予定なんですか?」
「う~ん、とりあえず、血統とかにはこだわらずに、現役時代に成績を残した馬にするよう言ってる。って父さんからは聞いたね」
狼森先輩曰く、狼森牧場の経営や馬については父親が中心に進めているらしい。
「そうですね。わたしはいいですよ」
結那が狼森先輩に言った。
「じゃあ僕も」
光太も繫殖牝馬のお世話に手を挙げる。
「じゃあ、わたしもいいですか?」
わたしは狼森先輩に話しかけた。
「もちろん!しっかりとお世話よろしく!」
「はい!」
そういうわたしたちの目線の先に、石造りの大鳥居が見えてきた。
「よしっ、できた」
和紙の上に大きく「愛馬精神」。
みんなもぞれぞれ書初めを終えたらしくて、大きく伸びをしたり畳に寝っ転がったりしている。
結那は、「不撓不屈」。光太は「前進」。狼森先輩は、「武道を律する」だ。
「よし、みんな書き終わったところで、初詣にでも行きますか」
『はーい』
わたしと結那は、自分の部屋に戻って着替える。
「どうせだからおしゃれしないとねー」
「そうだね。晴れ着用意したんだしね」
結那が赤い矢絣の秩父銘仙を着た上から、紫色の袴をつける。わたしは、水色に矢絣模様の秩父銘仙に、下は結那と同じ紫色の袴。
袴の下に乗馬用のブーツを履いて、厩舎に向かう。
友里恵と小梅ちゃんは、すでにルルと雪華に鞍を置いて待っていた。二人とも、わたしたちの色違いのような服装をしている。
わたしと結那もすぐに天照と鬼鹿毛に鞍を置いて、ハミをかませた。
「お疲れー」
先輩と光太が最後に準備を終わらせて、全員スタンバイオッケー。
「よいしょっと」
鞍の前の部分と手綱をいっしょにつかむと、鐙に足をかける。
ポスン
鞍に腰を下ろし、反対側の鐙に足を入れた。
「じゃ、行きますか」
天照の腹を軽く蹴り、狼森先輩の池月を先頭に歩きだす。
カポッカポッ・・・
蹄の音が新春の街に響いた。
「いってらっしゃいませ」
晴彦さんに見送られて正門を潜り、相馬小高神社に馬を向ける。
すっ・・・・
狼森先輩が「速度を上げる」という手合図を送る。それと同時に、池月が並足から速歩に歩様を変えた。
ポンッ
隊列の二番目を進むわたしも、天照に足で合図をし、少しだけ腰を浮かせる。速歩は馬の背の上下動が激しく、座ったままだとお尻が痛くなるから。
カッカッカッカッ・・・・
蹄の音の間隔が短くなる。
ヒョウヒョウ・・・・
朝の澄んだ空気がわたしの顔を洗い、髪を後ろになびかせた。
パっ
狼森先輩がさらに合図を出す。
ポンッ
天照の腹を蹴り、速度を速歩から駈歩に変える。それと同時に、鞍の上に腰を下ろした。
ダカッダカッ・・・・
蹄の音が少し重くなり、天照の背の揺れが少し穏やかになった。
「信号だ!」
狼森先輩がこちらに向かって手のひらを向ける。
キュッ
手綱を絞り、池月から一馬身ほどの差を開けて止まる。
ブロロロロロロロ・・・・・
目の前の十字路を車が通り過ぎていった。
「そろそろだぞ」
狼森先輩が言うと同時に、横にある歩行者用信号機が点滅を始めた。
ピピッ
「信号ガ、青ニ変ワリマシタ」
信号機が音声と光で進行を示す。
すっ
手綱を緩めると同時に、足で天照に指示を出した。
「ブルルルルルル」
馬たちの吐く息が白く輝き、冬の澄んだ空気に舞う。
「寒いね~」
最後尾で鬼鹿毛の手綱を取る結那が言った。
「そうですね」
小梅ちゃんが首を大きく振る雪華を抑えながら言う。
「大丈夫?馬っ気出てない?」
「もう、この子騙馬ですよ。平常運転です」
結那が笑いながら言い、小梅ちゃんが同じように笑いながら返した。
ダカッダカッ・・・・
駈歩の足跡を響かせ、馬たちは軽快に街の中を進んでいく。
「そういえば、狼森先輩は進路とか考えてるんですか?三月から三年生ですけど・・・」
「う~ん、そうだね・・・・」
わたしが訊くと、狼森先輩は少しだけ考えて言った。
「とりあえず、進学しようとは考えてるよ」
「狼森先輩の家、馬の生産牧場ですけど、継がないんですか?」
「いや、最終的には継ぐつもりだけど、色々と学びたいことがあって・・・・」
「そうなんですね」
わたしが言うと、狼森先輩は少しだけ笑いながら言う。
「とりあえず、今は大学の獣医学部を目指している」
「さすが優等生ですね」
わたしが言った。事実、狼森先輩は頭がいい。常に定期テストでは上位にランクインしているし、それ以外の知識も多く持っている。
「一応うちの牧場に獣医はいるけど、一人でも多くいた方が万が一の時に対処できるからな」
狼森先輩はそう言うと、池月に左に曲がるよう指示を出した。
「あさひはそんな進路に進みたいんだ?」
「そうですね・・・」
わたしは少し考えてから、口を開く。
「とりあえず、馬に関わる仕事をしてみたいです。競走馬でも乗馬でも」
「ふーん。騎手とかにはなりたい?」
「騎手ですか・・・・。食事制限とか嫌なのであまり考えてないですね」
「じゃあ、厩務員とか?」
「厩務員もいいですね。馬たちといっぱい仲良くなれそうです」
わたしはそう言いながら、天照の首をなでた。
「結那はどうだ?」
「そうですね。福祉系の大学に進みたいです」
結那がはやる鬼鹿毛を抑えながら言う。
「意外だね」
「福祉とかを学べる大学で、ホースセラピーとかについて学んだり、研究したいな・・・」
わたしが言うと、結那は微笑みながら言った。
馬には人を癒す力があり、人間が馬と触れ合うことでストレス解消につながるんだそうだ。
「で、それを利用したのがホースセラピー。ドイツとかでは医療保険も適用されるんだって」
面白そうに語る結那。
それと、馬に乗るというのは楽なようでいて結構体を使う。大けがをした後や病気になった人のリハビリにも最適なんだそうだ。
「へぇー、なんか面白そうだね」
「興味出た?あさひも一緒の大学に行く!?」
結那が嬉しそうに顔を輝かせて訊いてくる。
「うーん、もう少し考えてから決めたいかな?」
わたしの言葉を聞きながら、先輩が口を開いた。
「ところであさひ」
「なんですか?」
「今年の夏、北海道に行ってみないか?」
「え?」
思考が少しの間止まる。
「北海道・・・ですか?」
「ああ」
わたしが問うと、狼森先輩は短く答えた。
「七月の初めに、『セレクトセール』っていう競走馬のセリがあるんだ。もし予定が空いてるんだったら、狼森牧場で育成する馬を買いに行こうと思ってるんだが・・・・?」
サラブレッドを買いに行くんだ・・・・。
「野馬追が七月末だから、まあまあの強行軍になると思うんだけど、移動手段は馬運車をうちで出すから、交通費はかからないと思う。宿泊場所も、うちの新冠分場に部屋を用意できる」
ああそれと。と狼森先輩はさらに言葉を継いだ。
「今月末にも、北海道で『ジェイエス繁殖馬セール』って言うセリがあるんだ。さすがに今から部員で行くのは無理だけど、買われて入厩してくる馬を世話してみないか?」
繫殖牝馬のお世話ね・・・・・。
「狼森先輩」
結那が先輩に尋ねる。
「どんな馬を買ってくる予定なんですか?」
「う~ん、とりあえず、血統とかにはこだわらずに、現役時代に成績を残した馬にするよう言ってる。って父さんからは聞いたね」
狼森先輩曰く、狼森牧場の経営や馬については父親が中心に進めているらしい。
「そうですね。わたしはいいですよ」
結那が狼森先輩に言った。
「じゃあ僕も」
光太も繫殖牝馬のお世話に手を挙げる。
「じゃあ、わたしもいいですか?」
わたしは狼森先輩に話しかけた。
「もちろん!しっかりとお世話よろしく!」
「はい!」
そういうわたしたちの目線の先に、石造りの大鳥居が見えてきた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる