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素材の販売してるところを探していたらギルドにたどり着き、B級品しか取り扱いがないのを確かめられて、フォルテに期待を寄せつつたまには自分で息抜きがてらに出回る必要がある事を確かめられて、帰路に着いたゼットは一般的なハプニングもなく至って普通にフォルテの店に戻ってきた。
「お帰りなさいゼットさん。街の探索はいかがでした?」
「おう。思ったよりは悪くはないが俺が見てきた粗悪品の出何処はここの街じゃ無かったな。ただ素材を集めるのが難しそうだ。契約店ってのか?一部独占されてる。フォルテはその資格持っているのか?」
「すいません生憎と一部の特権階級という名の賄賂を贈る者しか資格を持っていないです」
「やっぱりそんなとこか。それでこないだ言ってた買取屋なんて始めたら睨まれるんじゃないのか?」
「それなんですが今まで値段の付かなかった物が中心になってしまってお望みの物を買い取るつもりですがおそらくバレたら圧力は掛かって来ることになるかと…」
「そりゃ~仕方ないな。たまに気晴らしで自分で取ってくるからそこは問題ない。心配するな。とりあえずあの団栗と巻貝はあの街道なら子供の小遣いくらいでいけるだろう?そこの目利きは任せて良いか?」
「そのくらいはやらせていただきます」
「主力商品はあの矢で良いだろう?それと剥ぎ取りナイフはその中に品質は高いが見た目がショボいのを入れとくからそれを選んだ客だけオーダーメイドでやるから裏に案内してくれるか?」
「良いんですか?貴方ならすぐに独占出来るほどの商品は作れるでしょう?」
「そんな事やったら逆恨みされるは金持ちの馬鹿の為にくだらないもん作らされるだろう?だから棲みわけだよ今ので満足できない奴だけ相手してれば文句も出なくて済むだろう?向上心ある奴の相手してればこっちも新しい案出るからよ」
「わかりましたそういう事なら協力いたします。素材も時々一頭買いの依頼を出して解体もしますのでその時に必要な部位も提供出来ますから何でも言ってくださいね」
フォルテと仕事の話をしていると共感できる部分が意外とあってあっという間に時間が経ってしまった。
元々フォルテもギルドの直営店で置いてある品質とでは立地面で勝負にすらならないからそこで満足出来ない人に向けた商品を扱っていたので、発想が近く意気投合した。
そのため、主力は良品なのだが高級品も売れなくても置き、量産品で満足出来なくなった人にその上さらに上の商品を見せて値段は出しても良いものを使いたいって人を増やすスタンスがお互いにマッチして良いコンビになりそうだった。
それに鍛冶機材を設置しつつフォルテにこういうの出来ないかと提案を受けて破砕機や撹拌器などちょっと興味のある物を言われたので今後鉱石を取ってきてから研究するって事で話は終わったが、明日からは手持ちの材料で見本の防具一式を2タイプ、量産ナイフの鋳造型、鏃以外の矢の部分の製造が当分の仕事になりそうだった。
ただ護衛をやっていた5人はここで仕事を始めるのを知っているし釜がなくて出来ないって事で弓を作った手前おそらく注文に来るだろうから暫く材料が保つ限りはずっとここで張り付いている事になりそうか?
まあ良い今日はさっさと寝よう。
総ては明日からだな。
翌朝
「ゼットさんおはようございます。お客さんが来てますよ」
フォルテに起こされて下の工房に下りるとそこにはよく知った顔が早速来ていた。
ジャックと女の子二人組である。
まあジャックは前にくれてやった物が有るからまだ必要無いだろうがこっちの女の子2人が何か欲しいんだろうな。話だけでも聞いてやるか。
「何だよ朝早くに3人揃って」
「いや~実はお願いがあって来たんだよ」
やっぱりな。2人して武器作れっていう気だろ?そんなこったろうと思ったよ。まあジャックの頼みだ、女の子2人とはまだ面識は浅いがジャックの顔を立ててやるとするか。どっちが本命か知らんが良いところ見せたいんだろ?協力してやるよ。
「武器作れって言うんだろう?お前の頼みだ良いぞ。それで何が良いんだ?」
「本当か!?それはそれで有り難いんだが実はな、移動中に使っていた取手の着いた浅い鍋みたいな奴をだな火にかけていた時に置いていた台があるだろう?あれがあると嵩張らないのに使い勝手が良くてだな…」
そうか…あれを気に入ったか…武器を作るのかと思っていたがちょっと予想外だったな。でもあれを気に入ってくれるってのもそれはそれで嬉しいな。
野営の時に囲いをつければ簡易竃みたいに使えるし、こいつら暖かい飯が食えるのを喜んでいたから、さてはやめられなくなったな?
よし!それなら持ち運びの邪魔にならないように改良してやろう。
「わかった。それで他は良いのか?」
「あの~」
「なんだい姉ちゃん」
「差し支えなかったら防具を新調したいのですが予算が無いので修繕だけでなんとかならないかと…」
「なるほどそれか…そっちの姉ちゃんもか?」
「「はい」」
2人は革の胸当てをつけていたのだが成長期のせいか今にもはち切れんばかりのキツキツな状態になっていた。
2人のお胸が大きくなってしまった為に体型に合わないようだ。
しかも革がもう限界で縫い目や留め具の辺りが切れかかっている。
立派に育ったもんだ…新調する程予算が無いのか…若造自体が駆け出しだったからまだ生活するだけで一杯一杯なんだろう。だから竃か…防具を後回しで生活優先ってか?しかもこの2人はメイン武器弓だろう…矢で金食うのか…仕方ない事か…
だからと言ってタダでやる訳にはいかない…
ふむ…素材集めでもさせるか…それと引き換えで防具の新調とリサイクル出来る矢でも考えとくか…
「作ってやれない事も無いが今材料が無い。それに革も直す材料すら無いからすぐに出来んし仕入れルートもまだ作ってないからいつになるかわからんぞ。それでも良けりゃ考えとくが、お前らが素材を取ってくるって言うなら買取の値段に応じて作ってやるぞ」
俺からの提案を受けて3人は顔を見合わせてアイコンタクトで頷きあった。
「「「それでお願いします」」」
「それならこの辺で取れるなるべく軽い鉱石としなやかな皮を持つ鹿系の皮と強度のある猪系があればベストだが無けりゃどっちかで良いぞ。後はそうだな…ちょっと待ってろ」
3人に一声かけて工房に入り、メタルアローと言うなるべく軽量の鉱石から作ってみた金属製の矢を数本渡した。
「こいつの耐久力も試してくれ。おそらく再利用も可能だろうからどのくらい使い回せたか教えてくれ」
やはり木製だとすぐ折れたりして使い捨てってイメージだからって事で金属製ならまた使えんだろ?って安易な発想で用意しといて実射テストにちょうど良かった。
重さが違うから飛距離は落ちるかもしれんがそれも含めて丁度いいバランスを探らせるつもりだ。
その報酬がいろんなもんの製作なら儲けもんのバイトだろ?
若僧どもも早く使いたいのかソワソワしやがってさっさと行けっての。
手で追い払う様にシッシってやると腰を直角に折るくらいのお辞儀して走って出て行ったよ。若いっていいね~元気で。
さてと帰ってくるまでメタルアロー作る用の金型でも用意しとくかな?
手持ちの材料では製品を作れるほどの材料が全然ない。そこで今後使いそうな工作機械を万能化してなんでも作れる様に工作機械の改造を手掛けた。基本的な部分は能力アップさせて先端工具は多種多様なケースを想定して作っていく。そして出来た工具を利用してさらにワンランク上の工具を製作して地道に工作機械の精錬度を上げていった。
プレス機などは20tクラスの力がかかる様になりその力を利用して圧力容器などの加工がより高圧になり、溜め込める能力を格段に上げていった。
この為エアハンマーなどの性能が上がりインゴットなども不純物を文字通り叩き出して純度を上げる事になった。
この為純度の高い2種類の金属を使い合金研究が捗り、軽いけど強度があるや硬いけど加工がし易いなど様々な金属作りという楽しみができていた。
「お帰りなさいゼットさん。街の探索はいかがでした?」
「おう。思ったよりは悪くはないが俺が見てきた粗悪品の出何処はここの街じゃ無かったな。ただ素材を集めるのが難しそうだ。契約店ってのか?一部独占されてる。フォルテはその資格持っているのか?」
「すいません生憎と一部の特権階級という名の賄賂を贈る者しか資格を持っていないです」
「やっぱりそんなとこか。それでこないだ言ってた買取屋なんて始めたら睨まれるんじゃないのか?」
「それなんですが今まで値段の付かなかった物が中心になってしまってお望みの物を買い取るつもりですがおそらくバレたら圧力は掛かって来ることになるかと…」
「そりゃ~仕方ないな。たまに気晴らしで自分で取ってくるからそこは問題ない。心配するな。とりあえずあの団栗と巻貝はあの街道なら子供の小遣いくらいでいけるだろう?そこの目利きは任せて良いか?」
「そのくらいはやらせていただきます」
「主力商品はあの矢で良いだろう?それと剥ぎ取りナイフはその中に品質は高いが見た目がショボいのを入れとくからそれを選んだ客だけオーダーメイドでやるから裏に案内してくれるか?」
「良いんですか?貴方ならすぐに独占出来るほどの商品は作れるでしょう?」
「そんな事やったら逆恨みされるは金持ちの馬鹿の為にくだらないもん作らされるだろう?だから棲みわけだよ今ので満足できない奴だけ相手してれば文句も出なくて済むだろう?向上心ある奴の相手してればこっちも新しい案出るからよ」
「わかりましたそういう事なら協力いたします。素材も時々一頭買いの依頼を出して解体もしますのでその時に必要な部位も提供出来ますから何でも言ってくださいね」
フォルテと仕事の話をしていると共感できる部分が意外とあってあっという間に時間が経ってしまった。
元々フォルテもギルドの直営店で置いてある品質とでは立地面で勝負にすらならないからそこで満足出来ない人に向けた商品を扱っていたので、発想が近く意気投合した。
そのため、主力は良品なのだが高級品も売れなくても置き、量産品で満足出来なくなった人にその上さらに上の商品を見せて値段は出しても良いものを使いたいって人を増やすスタンスがお互いにマッチして良いコンビになりそうだった。
それに鍛冶機材を設置しつつフォルテにこういうの出来ないかと提案を受けて破砕機や撹拌器などちょっと興味のある物を言われたので今後鉱石を取ってきてから研究するって事で話は終わったが、明日からは手持ちの材料で見本の防具一式を2タイプ、量産ナイフの鋳造型、鏃以外の矢の部分の製造が当分の仕事になりそうだった。
ただ護衛をやっていた5人はここで仕事を始めるのを知っているし釜がなくて出来ないって事で弓を作った手前おそらく注文に来るだろうから暫く材料が保つ限りはずっとここで張り付いている事になりそうか?
まあ良い今日はさっさと寝よう。
総ては明日からだな。
翌朝
「ゼットさんおはようございます。お客さんが来てますよ」
フォルテに起こされて下の工房に下りるとそこにはよく知った顔が早速来ていた。
ジャックと女の子二人組である。
まあジャックは前にくれてやった物が有るからまだ必要無いだろうがこっちの女の子2人が何か欲しいんだろうな。話だけでも聞いてやるか。
「何だよ朝早くに3人揃って」
「いや~実はお願いがあって来たんだよ」
やっぱりな。2人して武器作れっていう気だろ?そんなこったろうと思ったよ。まあジャックの頼みだ、女の子2人とはまだ面識は浅いがジャックの顔を立ててやるとするか。どっちが本命か知らんが良いところ見せたいんだろ?協力してやるよ。
「武器作れって言うんだろう?お前の頼みだ良いぞ。それで何が良いんだ?」
「本当か!?それはそれで有り難いんだが実はな、移動中に使っていた取手の着いた浅い鍋みたいな奴をだな火にかけていた時に置いていた台があるだろう?あれがあると嵩張らないのに使い勝手が良くてだな…」
そうか…あれを気に入ったか…武器を作るのかと思っていたがちょっと予想外だったな。でもあれを気に入ってくれるってのもそれはそれで嬉しいな。
野営の時に囲いをつければ簡易竃みたいに使えるし、こいつら暖かい飯が食えるのを喜んでいたから、さてはやめられなくなったな?
よし!それなら持ち運びの邪魔にならないように改良してやろう。
「わかった。それで他は良いのか?」
「あの~」
「なんだい姉ちゃん」
「差し支えなかったら防具を新調したいのですが予算が無いので修繕だけでなんとかならないかと…」
「なるほどそれか…そっちの姉ちゃんもか?」
「「はい」」
2人は革の胸当てをつけていたのだが成長期のせいか今にもはち切れんばかりのキツキツな状態になっていた。
2人のお胸が大きくなってしまった為に体型に合わないようだ。
しかも革がもう限界で縫い目や留め具の辺りが切れかかっている。
立派に育ったもんだ…新調する程予算が無いのか…若造自体が駆け出しだったからまだ生活するだけで一杯一杯なんだろう。だから竃か…防具を後回しで生活優先ってか?しかもこの2人はメイン武器弓だろう…矢で金食うのか…仕方ない事か…
だからと言ってタダでやる訳にはいかない…
ふむ…素材集めでもさせるか…それと引き換えで防具の新調とリサイクル出来る矢でも考えとくか…
「作ってやれない事も無いが今材料が無い。それに革も直す材料すら無いからすぐに出来んし仕入れルートもまだ作ってないからいつになるかわからんぞ。それでも良けりゃ考えとくが、お前らが素材を取ってくるって言うなら買取の値段に応じて作ってやるぞ」
俺からの提案を受けて3人は顔を見合わせてアイコンタクトで頷きあった。
「「「それでお願いします」」」
「それならこの辺で取れるなるべく軽い鉱石としなやかな皮を持つ鹿系の皮と強度のある猪系があればベストだが無けりゃどっちかで良いぞ。後はそうだな…ちょっと待ってろ」
3人に一声かけて工房に入り、メタルアローと言うなるべく軽量の鉱石から作ってみた金属製の矢を数本渡した。
「こいつの耐久力も試してくれ。おそらく再利用も可能だろうからどのくらい使い回せたか教えてくれ」
やはり木製だとすぐ折れたりして使い捨てってイメージだからって事で金属製ならまた使えんだろ?って安易な発想で用意しといて実射テストにちょうど良かった。
重さが違うから飛距離は落ちるかもしれんがそれも含めて丁度いいバランスを探らせるつもりだ。
その報酬がいろんなもんの製作なら儲けもんのバイトだろ?
若僧どもも早く使いたいのかソワソワしやがってさっさと行けっての。
手で追い払う様にシッシってやると腰を直角に折るくらいのお辞儀して走って出て行ったよ。若いっていいね~元気で。
さてと帰ってくるまでメタルアロー作る用の金型でも用意しとくかな?
手持ちの材料では製品を作れるほどの材料が全然ない。そこで今後使いそうな工作機械を万能化してなんでも作れる様に工作機械の改造を手掛けた。基本的な部分は能力アップさせて先端工具は多種多様なケースを想定して作っていく。そして出来た工具を利用してさらにワンランク上の工具を製作して地道に工作機械の精錬度を上げていった。
プレス機などは20tクラスの力がかかる様になりその力を利用して圧力容器などの加工がより高圧になり、溜め込める能力を格段に上げていった。
この為エアハンマーなどの性能が上がりインゴットなども不純物を文字通り叩き出して純度を上げる事になった。
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