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4話 ジスタード王子殿下主催のパーティー その1
しおりを挟む「規模としては普通くらいなのでしょうか?」
「そうだな……王子殿下主催のパーティーとは言っても、そこまでの規模になることは稀だ。外国の要人が来るイベント等では話は別だが」
「なるほど……そういうことなんですね」
私はアリューゼ様と一緒に、ジスタード様の主催しているパーティーに出席していた。一番最初にジスタード様の挨拶があったらしいけれど、私達は途中から参加しているので、その部分は見ていない。
周囲を見渡すと、貴族達の挨拶回りや使用人達が忙しく料理、飲み物を運ぶ光景が流れている。特別に新鮮な光景と言うわけではない、いつも通りのパーティーと言えば良いだろうか。使われている会場の規模も決して大きくはなかった。
ただし、ジスタード・クローンズ第二王子殿下が主催しているだけあってか、パーティー会場は宮殿内にある特別な場所が使われているけれど。
「アリューゼ様、お尋ねしても宜しいでしょうか?」
「どうかしたのか、エリーゼ?」
「はい……以前にアリューゼ様から、ジスタード様に謝罪をさせるという旨を聞きました」
「ああ」
だからこそ、私はこの場に立っているわけで……そうでなければ、このパーティーへの参加権を得ることも出来なかっただろう。言うまでもなく、アリューゼ様が秘密裏に参加権を与えてくれているのだ。
そもそも、私一人だとジスタード様に会うのが気まずいので参加しないけれど。
「それがどうかしたのか?」
「どのタイミングで謝罪をさせる……と、考えているのでしょうか?」
周囲を見渡しても大貴族に連なる人々もいらっしゃる。この集団の中で、婚約破棄の件を追及しようというのかしら? ジスタード様が婚約解消になった件は知っている人も居るだろうけれど、その理由まで知っているのは、私達くらいだろうし……。
「ふふふ、まあ、その辺りについては任せておいてくれ。ジスタードは本当に反省させる必要があるからな……流石に他国の貴族が居る前で行うわけにはいかないが、身内の貴族達が居る前で反省させなければ、意味がないだろう」
「アリューゼ様……」
やはり、この集団での追及を考えているようだった。アリューゼ様の言っていることは正しいとは思うけれど、本当にそれだけが理由なのかしら? もしかすると、今後の王位継承を見越しての判断なのかもしれない。
つまりは、ジスタード様を国王陛下に絶対にさせてはいけないという強い意志の下、責任追及が行われようとしているとか……当たらずとも遠からず、といったところかもしれないわね。
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