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すべてが変わる誕生日
目覚め
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光が西の窓から射し、足元を蜜柑色に染める。
陽射しは暖かいが、爪先を撫でる空気が冷えてきて、セシリアは小さく震えて目を覚ました。
「いけない! 寝過ぎちゃった……!?」
勢いよく上体を起こそうとしたセシリアだが、次の瞬間、喉元をきゅっと締められるような感覚に息を詰めた。
「くっ、くるしっ……!」
身体が前に出た分だけ、首にかかる力が強くなり寝台へ引き戻される。
何かに、引っ張られている――そう気づいて視線を辿ると、首飾りがマオの手にしっかりと握られていた。
マオの拳は固く閉ざされ、びくともしない。
仕方がないので、セシリアは首飾りを紐ごと外す。今度こそ起き出すと、急いで風呂を済ませて身支度を調えた。
いつもと違うパターンの青紫色のワンピースを纏い、シックな色で化粧をまとめる。鏡の中のセシリアは、昨日よりも少しだけ大人びて見えた。
「それにしても……マオくん、全然起きないな……」
小さな額に、セシリアの剥き卵の肌を合わせる。熱はすっかり下がり、穏やかな寝息が頬をくすぐった。
顔色も良くなったが、ちっとも起きる気配はない。仕方ないので、セシリアは置き手紙をすることにした。
「お母さんの首飾り、預かっててね?」
手紙と一緒に、水と軽食も寝台脇に用意して、セシリアはそっと家を出た。
・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧
夕刻の町には、近所の家から夕食の匂いを孕んだ湯気が漂う。クリームスープの香りに、早くもセシリアの腹の虫が鳴いた。
せかせかと足を急がせると、待ち合わせ場所にはすでにゼノの姿があった。
「お嬢様、こちらです。……これは、驚きました。見違えましたね」
装いを新たにしたセシリアを、ささやかな賛辞で迎えたゼノだが、いつもより開いた胸元には一瞬、目のやり場に迷った。
「おや? お母上の首飾りはどうしたんです?」
「それが……今朝のあの子が離してくれなくて、仕方ないから外してきたの」
「そんなっ……! あんな大切なものを置いてくるだなんて……!」
普段が物静かな分、ゼノに急に声を荒らげられると、何かとんでもないことが起こる気がして、セシリアは不安になる。
「ゼノ? どうしたの? 今からでも、取りに戻ったほうがいい……?」
セシリアの眉が、しょんぼりと下を向くのを見て、ゼノははっと我に返った。
「……申し訳ございません、大袈裟に取り乱してしまいました。何かあれば、わたしが責任を持って対処すればいいだけのこと……、ですね」
「もう、本当に大袈裟よ。マオくんは、盗んだりするような子には見えなかったもの、心配いらないわよ」
「……そうだといいのですが。ああ、わたしも昼のあいだに町で聞き込みましたが、あの少年に繋がりそうな話は伺えませんでした」
「どちらにしても、マオくんの目が覚めるのを待つしかなさそうね」
話しながら歩いていると、あっという間に酒場に辿り着いた。
セシリアが足を踏み入れるなり、喝采が出迎える。
「シャオ、お誕生日おめでとう!」
馴染みの客はもちろん、普段は酒場に来なくともセシリアの誕生日なら祝いたくてやって来た住人たちで、店はいつも以上に賑々しい。
アンリが手招くカウンターには、予約席が設けられ、特別な客にしか使わないグラスが二つ並んでいた。
「さあ、今夜は好きなだけ飲んで、食べておくれ!」
いつもはセシリアが腕を振るい、料理を提供する側だが、今夜は逆――特別だ。
まかないよりもずっと豪勢なメニューに舌鼓を打ち、初めての麦酒には舌をひりひりさせながら挑戦した。
酒場に満ちる空気は酒気を帯びて、どんどんと暖まっていく。酔客の声も次第に大きくなり、歌か世迷言かもわからぬ騒ぎで、隣にいるゼノの声が遠くなる。
時々、遊び女を引っかける調子で、馴れ馴れしく肩を抱いていくような輩もいる。セシリアはそういう手合いが苦手で、厨房仕事に回してもらっているくらいだ。しかし今夜は、自分でも酒が入っているからか、不思議と嫌な感じがしなかった。
「よぉ、セシリア」
ふわふわと視界が揺れ、ぼんやりしているところに、近所に住む大工のガードゥが声をかけてきた。
小さい頃から男友達と徒党を組んで、仕様のないイタズラをしては、何かとセシリアをからかってきた悪ガキの大将だ。
ガードゥは少し赤らんだ顔を誤魔化すように、鼻の頭をこする。
「飲める歳になったんだって? こっちに来いよ」
隅っこの席に彼の仲間がたむろしている。いつもなら、絶対に近づかないセシリアだが、今夜は彼らの手招きが、輪舞する蝶のように視界を踊って、心を惹かれた。
迷っている間に、彼はセシリアの手を引いて席を立たせた。弾みで、胸に飛び込む形になる。周囲では、囃し立てるような口笛が響いた。
それで気を良くしたのもあるが、引っ込みがつかなくなったのもあったのだろう。ガードゥは、自分の飲みかけのグラスをセシリアに傾ける。
「飲むか?」
強い酒精の香りが、鼻腔をくすぐる。
体が、芯から火がつくように火照り、寒くもないのにぶるりと震えた。上気した頬に蒸されるように、空色の大きな瞳も、とろん――と熱をたたえる。
セシリアは「はあ」と深い息を吐いた。
「……おいしそう」
唇を滑り下りた吐息は熱く、小さく漏れた声には軟派なガードゥも思わずどきりとしたくらいだ。
「早く、ちょうだい……」
喉が渇いて仕方がなかった。いや、渇きなどというものより、もっと強い枯渇だ。満たされない飢餓感が、セシリアを突き動かす。
ねだるように手を重ね、そばに引き寄せるも、潤んだ瞳はグラスではなく、彼の目をじっと見つめていた。
まるで恋人を見つめるような熱い眼差しに、ガードゥが勘違いを起こしかけた時だ。ゼノが割って入って、セシリアを抱えるように彼から引き剥がした。
「お嬢様は少し飲みすぎたようです。アンリさん、ご馳走になりました。今夜はこれで失礼いたします」
「そうかい? 気をつけて帰りなよ!」
ぺこりと頭を下げて店を出ていく後ろ姿を見やり、アンリは苦笑まじりのため息をつく。
「あいつがついてちゃ、虫も寄り付けやしないね。あんたも、不毛な花に手を伸ばしたねぇ」
「うるせぇ、そんなんじゃねぇよ」
子供っぽく悪態をつくガードゥに、アンリは慰めの一杯を提供してやった。
・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧
「ゼノ、待って。歩くの、早い」
小さな手は握られるまま、ゼノの向かうほうへ、足も引きずられるようについていく。
「ゼノ……止まって。わたし、もう、歩けない。お腹、空いたの……」
ゼノの足が止まった。
しかし、息を落ち着ける間もなく、進む先を変えて再び歩き出す。人目に付かない路地の、建物の裏手に回り込むと、ゼノはようやく歩みを止めた。
壁にもたれかかるように背中を預けて、セシリアは一息つく。ふと見上げた空に、まん丸く輝く月を見つけ、胸が高揚するのを覚えたが――ほんの刹那のことだった。
月光を遮って、ゼノの影がセシリアの視界を覆った。
「ゼ――……んッ――!?」
何かと思う暇も奪うように、唇を重ねられた。
噛みつくように深く、唇を唇で塞がれ、戸惑う声が漏れる余地もない。
息すら許されぬほど隙間なく埋められているのに、いとも容易く歯列を割って、舌が滑り込む。
ゼノの舌先は口蓋をしばらく撫でてから、縮こまってじっと動かないでいるセシリアの舌を絡め取った。
「ふっ……ぅ……んんっ――」
唾液の絡む音がセシリアの官能を掬い上げる。
鼻からは甘い息が漏れ、頭の奥が痺れるように熱くなった。
恋人でもないゼノとしていいことではない――そう頭ではわかっているのに、触れ合ったところから渇きや空腹が満たされていくのを感じた。
口内で混ざり合った唾液すら、甘く喉をうるおす。
「ゼノ……もっと――」
気づけば、セシリアは自分からゼノの背中にしがみつき、蕩けた声でねだっていた。
陽射しは暖かいが、爪先を撫でる空気が冷えてきて、セシリアは小さく震えて目を覚ました。
「いけない! 寝過ぎちゃった……!?」
勢いよく上体を起こそうとしたセシリアだが、次の瞬間、喉元をきゅっと締められるような感覚に息を詰めた。
「くっ、くるしっ……!」
身体が前に出た分だけ、首にかかる力が強くなり寝台へ引き戻される。
何かに、引っ張られている――そう気づいて視線を辿ると、首飾りがマオの手にしっかりと握られていた。
マオの拳は固く閉ざされ、びくともしない。
仕方がないので、セシリアは首飾りを紐ごと外す。今度こそ起き出すと、急いで風呂を済ませて身支度を調えた。
いつもと違うパターンの青紫色のワンピースを纏い、シックな色で化粧をまとめる。鏡の中のセシリアは、昨日よりも少しだけ大人びて見えた。
「それにしても……マオくん、全然起きないな……」
小さな額に、セシリアの剥き卵の肌を合わせる。熱はすっかり下がり、穏やかな寝息が頬をくすぐった。
顔色も良くなったが、ちっとも起きる気配はない。仕方ないので、セシリアは置き手紙をすることにした。
「お母さんの首飾り、預かっててね?」
手紙と一緒に、水と軽食も寝台脇に用意して、セシリアはそっと家を出た。
・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧
夕刻の町には、近所の家から夕食の匂いを孕んだ湯気が漂う。クリームスープの香りに、早くもセシリアの腹の虫が鳴いた。
せかせかと足を急がせると、待ち合わせ場所にはすでにゼノの姿があった。
「お嬢様、こちらです。……これは、驚きました。見違えましたね」
装いを新たにしたセシリアを、ささやかな賛辞で迎えたゼノだが、いつもより開いた胸元には一瞬、目のやり場に迷った。
「おや? お母上の首飾りはどうしたんです?」
「それが……今朝のあの子が離してくれなくて、仕方ないから外してきたの」
「そんなっ……! あんな大切なものを置いてくるだなんて……!」
普段が物静かな分、ゼノに急に声を荒らげられると、何かとんでもないことが起こる気がして、セシリアは不安になる。
「ゼノ? どうしたの? 今からでも、取りに戻ったほうがいい……?」
セシリアの眉が、しょんぼりと下を向くのを見て、ゼノははっと我に返った。
「……申し訳ございません、大袈裟に取り乱してしまいました。何かあれば、わたしが責任を持って対処すればいいだけのこと……、ですね」
「もう、本当に大袈裟よ。マオくんは、盗んだりするような子には見えなかったもの、心配いらないわよ」
「……そうだといいのですが。ああ、わたしも昼のあいだに町で聞き込みましたが、あの少年に繋がりそうな話は伺えませんでした」
「どちらにしても、マオくんの目が覚めるのを待つしかなさそうね」
話しながら歩いていると、あっという間に酒場に辿り着いた。
セシリアが足を踏み入れるなり、喝采が出迎える。
「シャオ、お誕生日おめでとう!」
馴染みの客はもちろん、普段は酒場に来なくともセシリアの誕生日なら祝いたくてやって来た住人たちで、店はいつも以上に賑々しい。
アンリが手招くカウンターには、予約席が設けられ、特別な客にしか使わないグラスが二つ並んでいた。
「さあ、今夜は好きなだけ飲んで、食べておくれ!」
いつもはセシリアが腕を振るい、料理を提供する側だが、今夜は逆――特別だ。
まかないよりもずっと豪勢なメニューに舌鼓を打ち、初めての麦酒には舌をひりひりさせながら挑戦した。
酒場に満ちる空気は酒気を帯びて、どんどんと暖まっていく。酔客の声も次第に大きくなり、歌か世迷言かもわからぬ騒ぎで、隣にいるゼノの声が遠くなる。
時々、遊び女を引っかける調子で、馴れ馴れしく肩を抱いていくような輩もいる。セシリアはそういう手合いが苦手で、厨房仕事に回してもらっているくらいだ。しかし今夜は、自分でも酒が入っているからか、不思議と嫌な感じがしなかった。
「よぉ、セシリア」
ふわふわと視界が揺れ、ぼんやりしているところに、近所に住む大工のガードゥが声をかけてきた。
小さい頃から男友達と徒党を組んで、仕様のないイタズラをしては、何かとセシリアをからかってきた悪ガキの大将だ。
ガードゥは少し赤らんだ顔を誤魔化すように、鼻の頭をこする。
「飲める歳になったんだって? こっちに来いよ」
隅っこの席に彼の仲間がたむろしている。いつもなら、絶対に近づかないセシリアだが、今夜は彼らの手招きが、輪舞する蝶のように視界を踊って、心を惹かれた。
迷っている間に、彼はセシリアの手を引いて席を立たせた。弾みで、胸に飛び込む形になる。周囲では、囃し立てるような口笛が響いた。
それで気を良くしたのもあるが、引っ込みがつかなくなったのもあったのだろう。ガードゥは、自分の飲みかけのグラスをセシリアに傾ける。
「飲むか?」
強い酒精の香りが、鼻腔をくすぐる。
体が、芯から火がつくように火照り、寒くもないのにぶるりと震えた。上気した頬に蒸されるように、空色の大きな瞳も、とろん――と熱をたたえる。
セシリアは「はあ」と深い息を吐いた。
「……おいしそう」
唇を滑り下りた吐息は熱く、小さく漏れた声には軟派なガードゥも思わずどきりとしたくらいだ。
「早く、ちょうだい……」
喉が渇いて仕方がなかった。いや、渇きなどというものより、もっと強い枯渇だ。満たされない飢餓感が、セシリアを突き動かす。
ねだるように手を重ね、そばに引き寄せるも、潤んだ瞳はグラスではなく、彼の目をじっと見つめていた。
まるで恋人を見つめるような熱い眼差しに、ガードゥが勘違いを起こしかけた時だ。ゼノが割って入って、セシリアを抱えるように彼から引き剥がした。
「お嬢様は少し飲みすぎたようです。アンリさん、ご馳走になりました。今夜はこれで失礼いたします」
「そうかい? 気をつけて帰りなよ!」
ぺこりと頭を下げて店を出ていく後ろ姿を見やり、アンリは苦笑まじりのため息をつく。
「あいつがついてちゃ、虫も寄り付けやしないね。あんたも、不毛な花に手を伸ばしたねぇ」
「うるせぇ、そんなんじゃねぇよ」
子供っぽく悪態をつくガードゥに、アンリは慰めの一杯を提供してやった。
・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧*・٭☾·̩͙⋆★·̩͙✧
「ゼノ、待って。歩くの、早い」
小さな手は握られるまま、ゼノの向かうほうへ、足も引きずられるようについていく。
「ゼノ……止まって。わたし、もう、歩けない。お腹、空いたの……」
ゼノの足が止まった。
しかし、息を落ち着ける間もなく、進む先を変えて再び歩き出す。人目に付かない路地の、建物の裏手に回り込むと、ゼノはようやく歩みを止めた。
壁にもたれかかるように背中を預けて、セシリアは一息つく。ふと見上げた空に、まん丸く輝く月を見つけ、胸が高揚するのを覚えたが――ほんの刹那のことだった。
月光を遮って、ゼノの影がセシリアの視界を覆った。
「ゼ――……んッ――!?」
何かと思う暇も奪うように、唇を重ねられた。
噛みつくように深く、唇を唇で塞がれ、戸惑う声が漏れる余地もない。
息すら許されぬほど隙間なく埋められているのに、いとも容易く歯列を割って、舌が滑り込む。
ゼノの舌先は口蓋をしばらく撫でてから、縮こまってじっと動かないでいるセシリアの舌を絡め取った。
「ふっ……ぅ……んんっ――」
唾液の絡む音がセシリアの官能を掬い上げる。
鼻からは甘い息が漏れ、頭の奥が痺れるように熱くなった。
恋人でもないゼノとしていいことではない――そう頭ではわかっているのに、触れ合ったところから渇きや空腹が満たされていくのを感じた。
口内で混ざり合った唾液すら、甘く喉をうるおす。
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気づけば、セシリアは自分からゼノの背中にしがみつき、蕩けた声でねだっていた。
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