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第三章 美央高1・紗栄子高2
20 野球部の3年生たち
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口は災いの元という。
そうは言っても、悪口を言っていたら本人が立ち聞きしていたなんていうことが毎度起こるとは限らない。
…が、起こらないとも限らない。
大志は野球部での練習を終え、プールサイドに向かっていた。今日は紗栄子と一緒に帰ろうと約束している。
プールに近づくと、男子同士の会話が聞こえてきた。拓海でもなく蓮でもない、同じ2年生の水泳部のメンバーだ。
「しかし蓮のやつ、居残りメンテナンス、よく続くよなあ。」
「だな。紗栄子にじっくりやってもらえるのはありがたいけど、俺なんか練習終わったらさっさと帰りてえもん。」
「そうそう。…やっぱ、蓮は好きなんじゃん?紗栄子のこと。」
大志の心と肌がざわざわする。
「なんでさっさと告らなかったんだろうな。紗栄子は真面目だから、今はちゃんと工藤と付き合ってるみたいだけど。」
「まあなあ。メンテナンスだって、蓮のために始めたわけじゃなくて、紗栄子が工藤のこと待つために始めたんだろ?何気にいじらしいよな。」
「その紗栄子にいつも付き合ってるんだから、やっぱ蓮もいじらしいよ。」
会話の主たちが遠ざかるのを待って、大志は眉間にしわを寄せながらプールサイドに近づいた。極力丁寧にドアを開ける。
「失礼しまーす…。」
「大志?お疲れさま。」
「お疲れ~。」
紗栄子の屈託のない笑顔が大志に向けられる。紗栄子は大志が来てくれて素直に嬉しそうだ。
「お疲れ。…始めたばっかり?」
「うん、まあね。」
軽く答えて、紗栄子の視線は蓮の腰のあたりに戻った。蓮はうつぶせになりながらそっと大志の表情を見る。どうも機嫌がよいようには見えない。
「大志、なんか疲れてねえ?今日はさっさと解散にするか。」
さすがに仲の良い蓮も、機嫌が悪いなと直接言うのは避けた。でも大志も鈍感ではない。自分の表情を見て蓮が気を遣ったことくらいわかってしまう。
「まあ、野球部も県大会前だし?疲れてんのはフツー。」
「ほんと?もししんどかったら私置いて先に帰ってもいいよ。」
大志は目を閉じて苦笑いをした。蓮も呆れて笑っている。
「そういうときこそ紗栄子に癒されたいのがわかんねえ?」
どストレートな大志のセリフに、紗栄子は顔を赤くした。
「やめてよ、蓮がいるのに。」
「俺らの付き合いを一番わかってるのは蓮じゃん。」
とうとう蓮はケタケタ笑い出した。心底おかしい、というふりをして。
「ラブラブカップルに挟まれてんの無理だわ。なんか体がむずがゆくなる。やっぱ俺が帰る。」
蓮がゆっくり起き上がると、紗栄子は不満そうな顔をした。
「ちゃんと家で、自分でやるよ。」
「腰、心配だよ。」
「そうそう、蓮、女遊びも程々にな。」
さっき立ち聞きした内容が、大志にこんなことを言わせてしまう。子供っぽいとわかっていながら、大志は自分を止められない。
「そうだな、控えるわ。じゃあ、お疲れ。」
「お疲れさま。」
「お疲れ…。」
プールサイドを出ていく蓮の背中を見送ると、大志は蓮が横になっていたマットの上に仰向けで横になった。服装は野球部の練習着のままだ。
「メンテナンスやり足りないなら、俺を相手にやってよ。」
「いいけど、疲れてるんじゃないの?…どこが気になるの?」
紗栄子が問いかけると、大志の腕が伸びてきた。その力は思いの外強く、紗栄子は大志の上に覆いかぶさるような形になってしまった。
「ちょっともう、やめてよ…んん!」
かなり強引にキスをされ、紗栄子は大志の腕につかまるような格好になった。かわいいキスじゃない。しっかり舌が侵入している。
「プールサイドでこういうことやめて!」
「蓮に見られたら困る?」
「誰に見られても困るし、見られなくてもいや!ここは私にとって神聖な場所なの!」
「前にもしたじゃん。」
「あの時だって、してもいいなんて言ってないよ!」
ふー、とため息をついて大志は紗栄子を抑える手を緩めた。それを感じて紗栄子ががばっと起き上がる。
「ねえ、疲れてるだけじゃなくて何かあったの?…話、聞くよ?」
紗栄子の手が大志の手を握る。
「そんなことしたらまたキスしたくなるじゃん。」
「それはダメ。」
「…別に何があったわけでもないよ。ただ疲れてるだけ。…寄り道して帰ろ?」
結局、キスはもっとしたいらしい。
「ここ閉めるから、もうちょっと待ってて。」
紗栄子は大志を促し、プールサイドの設備の片づけをすることにした。
※
城北高校野球部は、夏の県大会、勝てば数年ぶりのベスト8というところまで進んでいた。
大志は1年の秋から変わらず1番ショートで出場している。ヒットに走塁、好守と活躍している。
今日の対戦相手は、同じ公立高校で、力が拮抗している相手だった。何度か練習試合もしており、互いのことを色々と把握している。
大志は出場できる喜びとともに、実力とはいえ、同じポジションの3年生を差し置いて出場しているプレッシャーも感じていた。ここで負けたら3年生の先輩は引退だ。ミスはできない。今日は時間が合って紗栄子が見に来られるのだが、そのことを喜んでいる余裕もなかった。
中盤まで、大志はヒットで出塁に盗塁、味方のヒットでホームインと、順調にプレーしていた。しかしそれは相手チームも同じで、僅差で試合は進行していった。
9回裏。ここで押さえれば1点差で勝利というところで、相手チームが追い付いた。球場は大盛り上がりだ。ここでのサヨナラ負けは免れたものの、相手チームが裏の攻撃=サヨナラ負けのリスクがあるという状態は続く。
延長戦になり、塁上にランナーを置いたところから始めるタイブレークシステムが開始になる。10回表、城北高校は1点を入れた。今度こそ相手の攻撃を抑えれば勝利だ。
10回裏。城北の2番手ピッチャーは疲れの色が隠せなかった。延長戦と暑さとが彼の投球に影響を及ぼしていた。一旦外野にさがっていた先発ピッチャーと交代する。とはいえ先発ピッチャーもそれなりに投げ込んでおり、球威は十分ではなかった。
相手チームの送りバント成功でワンナウト・ランナー2塁3塁となった。次の打者の鋭い打球がショート方向、大志の近くへ飛んだ。運の悪いことに、打球は進行方向の予想を裏切るイレギュラーバウンドをし、大志の使い込まれたグラブを無情に弾いた。気づいたときには外野へ抜けており、相手チームのランナーが2人ホームに生還し、城北高校はサヨナラ負けを喫した。
※
「えっぐ…。」
紗栄子と一緒に応援に来ていた蓮がつぶやいた。紗栄子は力なく観客席に座り込んだ。相手チームの応援席が沸きに沸いている。城北高校の守備陣が力なく、それでもいくらか急いであいさつのためにホーム方向へ走っていく。
相手チームの校歌が会場に響き渡る。曲が終わると、相手チームのメンバーが飛び跳ねるように応援席に駆け出して行った。城北高校のメンバーもまた、応援席に近づいてくる。元気よく走る気力はないが、急いで行動するのが礼儀というものだ。
応援席に向かって一礼し、“応援ありがとうございましたー!”の声を絞り出すと、メンバーはベンチに向かって駆けていった。
大志は泣いていた。帽子をとり、顔を隠そうともした。慰めてくれる3年生のメンバーの方がにこやかにしていた。大志に声をかけてくれるメンバーは、やりきって悔いがないという顔をしていた。
「えらいなあ、3年生。」
「そうだな。」
蓮と拓海の会話が紗栄子の耳を滑っていく。
「まあ、大志のワンプレーだけで負けたわけじゃないし。サヨナラ負けしないようにみんなでもっと点数取れればよかったわけだし。相手が強かったな。」
「…まあな。」
拓海の視線が、唇をかみしめている紗栄子に動く。
「大志へこんでるだろうからさ、紗栄子が慰めてやれよ。たっぷり、さ。」
“たっぷり”の言い方が妙に嫌らしくて、紗栄子の癇に障った。その顔色の変化を、蓮も久美子もすぐに察知する。
「そうね。あなたがリレーのタッチ違反で先輩を負けさせるようなことがあったら、美央に慰めてもらえば?」
紗栄子は視線も合わさずにそう言うと、一緒に来た水泳部のメンバーをその場に残して去った。
※
「すいませんでした。すいませんでしたっ…。」
大志にとってはこれまでの人生で一番この言葉を言う日になってしまった。それも、心の底から。
みんなが大志を慰めてくれたが、大志の涙はなかなか止まらず、ミーティングでもきちんとしゃべれなかった。
自分が許せなかった。ピッチャーが打たれたことも、イレギュラーバウンドも、何も言い訳にはならない。そのひとつの打球をうまく処理するために今まで練習してきたのだから。
3年生のキャプテンが大志を抱きしめる。
「みんなで頑張ったからここまで来られたんだよ。ありがとう。これからもがんばれ。」
優しい言葉をかけられればかけられるほど、大志の涙は止まらず、落ち込んでいった。
「すいませんでした…。」
そうは言っても、悪口を言っていたら本人が立ち聞きしていたなんていうことが毎度起こるとは限らない。
…が、起こらないとも限らない。
大志は野球部での練習を終え、プールサイドに向かっていた。今日は紗栄子と一緒に帰ろうと約束している。
プールに近づくと、男子同士の会話が聞こえてきた。拓海でもなく蓮でもない、同じ2年生の水泳部のメンバーだ。
「しかし蓮のやつ、居残りメンテナンス、よく続くよなあ。」
「だな。紗栄子にじっくりやってもらえるのはありがたいけど、俺なんか練習終わったらさっさと帰りてえもん。」
「そうそう。…やっぱ、蓮は好きなんじゃん?紗栄子のこと。」
大志の心と肌がざわざわする。
「なんでさっさと告らなかったんだろうな。紗栄子は真面目だから、今はちゃんと工藤と付き合ってるみたいだけど。」
「まあなあ。メンテナンスだって、蓮のために始めたわけじゃなくて、紗栄子が工藤のこと待つために始めたんだろ?何気にいじらしいよな。」
「その紗栄子にいつも付き合ってるんだから、やっぱ蓮もいじらしいよ。」
会話の主たちが遠ざかるのを待って、大志は眉間にしわを寄せながらプールサイドに近づいた。極力丁寧にドアを開ける。
「失礼しまーす…。」
「大志?お疲れさま。」
「お疲れ~。」
紗栄子の屈託のない笑顔が大志に向けられる。紗栄子は大志が来てくれて素直に嬉しそうだ。
「お疲れ。…始めたばっかり?」
「うん、まあね。」
軽く答えて、紗栄子の視線は蓮の腰のあたりに戻った。蓮はうつぶせになりながらそっと大志の表情を見る。どうも機嫌がよいようには見えない。
「大志、なんか疲れてねえ?今日はさっさと解散にするか。」
さすがに仲の良い蓮も、機嫌が悪いなと直接言うのは避けた。でも大志も鈍感ではない。自分の表情を見て蓮が気を遣ったことくらいわかってしまう。
「まあ、野球部も県大会前だし?疲れてんのはフツー。」
「ほんと?もししんどかったら私置いて先に帰ってもいいよ。」
大志は目を閉じて苦笑いをした。蓮も呆れて笑っている。
「そういうときこそ紗栄子に癒されたいのがわかんねえ?」
どストレートな大志のセリフに、紗栄子は顔を赤くした。
「やめてよ、蓮がいるのに。」
「俺らの付き合いを一番わかってるのは蓮じゃん。」
とうとう蓮はケタケタ笑い出した。心底おかしい、というふりをして。
「ラブラブカップルに挟まれてんの無理だわ。なんか体がむずがゆくなる。やっぱ俺が帰る。」
蓮がゆっくり起き上がると、紗栄子は不満そうな顔をした。
「ちゃんと家で、自分でやるよ。」
「腰、心配だよ。」
「そうそう、蓮、女遊びも程々にな。」
さっき立ち聞きした内容が、大志にこんなことを言わせてしまう。子供っぽいとわかっていながら、大志は自分を止められない。
「そうだな、控えるわ。じゃあ、お疲れ。」
「お疲れさま。」
「お疲れ…。」
プールサイドを出ていく蓮の背中を見送ると、大志は蓮が横になっていたマットの上に仰向けで横になった。服装は野球部の練習着のままだ。
「メンテナンスやり足りないなら、俺を相手にやってよ。」
「いいけど、疲れてるんじゃないの?…どこが気になるの?」
紗栄子が問いかけると、大志の腕が伸びてきた。その力は思いの外強く、紗栄子は大志の上に覆いかぶさるような形になってしまった。
「ちょっともう、やめてよ…んん!」
かなり強引にキスをされ、紗栄子は大志の腕につかまるような格好になった。かわいいキスじゃない。しっかり舌が侵入している。
「プールサイドでこういうことやめて!」
「蓮に見られたら困る?」
「誰に見られても困るし、見られなくてもいや!ここは私にとって神聖な場所なの!」
「前にもしたじゃん。」
「あの時だって、してもいいなんて言ってないよ!」
ふー、とため息をついて大志は紗栄子を抑える手を緩めた。それを感じて紗栄子ががばっと起き上がる。
「ねえ、疲れてるだけじゃなくて何かあったの?…話、聞くよ?」
紗栄子の手が大志の手を握る。
「そんなことしたらまたキスしたくなるじゃん。」
「それはダメ。」
「…別に何があったわけでもないよ。ただ疲れてるだけ。…寄り道して帰ろ?」
結局、キスはもっとしたいらしい。
「ここ閉めるから、もうちょっと待ってて。」
紗栄子は大志を促し、プールサイドの設備の片づけをすることにした。
※
城北高校野球部は、夏の県大会、勝てば数年ぶりのベスト8というところまで進んでいた。
大志は1年の秋から変わらず1番ショートで出場している。ヒットに走塁、好守と活躍している。
今日の対戦相手は、同じ公立高校で、力が拮抗している相手だった。何度か練習試合もしており、互いのことを色々と把握している。
大志は出場できる喜びとともに、実力とはいえ、同じポジションの3年生を差し置いて出場しているプレッシャーも感じていた。ここで負けたら3年生の先輩は引退だ。ミスはできない。今日は時間が合って紗栄子が見に来られるのだが、そのことを喜んでいる余裕もなかった。
中盤まで、大志はヒットで出塁に盗塁、味方のヒットでホームインと、順調にプレーしていた。しかしそれは相手チームも同じで、僅差で試合は進行していった。
9回裏。ここで押さえれば1点差で勝利というところで、相手チームが追い付いた。球場は大盛り上がりだ。ここでのサヨナラ負けは免れたものの、相手チームが裏の攻撃=サヨナラ負けのリスクがあるという状態は続く。
延長戦になり、塁上にランナーを置いたところから始めるタイブレークシステムが開始になる。10回表、城北高校は1点を入れた。今度こそ相手の攻撃を抑えれば勝利だ。
10回裏。城北の2番手ピッチャーは疲れの色が隠せなかった。延長戦と暑さとが彼の投球に影響を及ぼしていた。一旦外野にさがっていた先発ピッチャーと交代する。とはいえ先発ピッチャーもそれなりに投げ込んでおり、球威は十分ではなかった。
相手チームの送りバント成功でワンナウト・ランナー2塁3塁となった。次の打者の鋭い打球がショート方向、大志の近くへ飛んだ。運の悪いことに、打球は進行方向の予想を裏切るイレギュラーバウンドをし、大志の使い込まれたグラブを無情に弾いた。気づいたときには外野へ抜けており、相手チームのランナーが2人ホームに生還し、城北高校はサヨナラ負けを喫した。
※
「えっぐ…。」
紗栄子と一緒に応援に来ていた蓮がつぶやいた。紗栄子は力なく観客席に座り込んだ。相手チームの応援席が沸きに沸いている。城北高校の守備陣が力なく、それでもいくらか急いであいさつのためにホーム方向へ走っていく。
相手チームの校歌が会場に響き渡る。曲が終わると、相手チームのメンバーが飛び跳ねるように応援席に駆け出して行った。城北高校のメンバーもまた、応援席に近づいてくる。元気よく走る気力はないが、急いで行動するのが礼儀というものだ。
応援席に向かって一礼し、“応援ありがとうございましたー!”の声を絞り出すと、メンバーはベンチに向かって駆けていった。
大志は泣いていた。帽子をとり、顔を隠そうともした。慰めてくれる3年生のメンバーの方がにこやかにしていた。大志に声をかけてくれるメンバーは、やりきって悔いがないという顔をしていた。
「えらいなあ、3年生。」
「そうだな。」
蓮と拓海の会話が紗栄子の耳を滑っていく。
「まあ、大志のワンプレーだけで負けたわけじゃないし。サヨナラ負けしないようにみんなでもっと点数取れればよかったわけだし。相手が強かったな。」
「…まあな。」
拓海の視線が、唇をかみしめている紗栄子に動く。
「大志へこんでるだろうからさ、紗栄子が慰めてやれよ。たっぷり、さ。」
“たっぷり”の言い方が妙に嫌らしくて、紗栄子の癇に障った。その顔色の変化を、蓮も久美子もすぐに察知する。
「そうね。あなたがリレーのタッチ違反で先輩を負けさせるようなことがあったら、美央に慰めてもらえば?」
紗栄子は視線も合わさずにそう言うと、一緒に来た水泳部のメンバーをその場に残して去った。
※
「すいませんでした。すいませんでしたっ…。」
大志にとってはこれまでの人生で一番この言葉を言う日になってしまった。それも、心の底から。
みんなが大志を慰めてくれたが、大志の涙はなかなか止まらず、ミーティングでもきちんとしゃべれなかった。
自分が許せなかった。ピッチャーが打たれたことも、イレギュラーバウンドも、何も言い訳にはならない。そのひとつの打球をうまく処理するために今まで練習してきたのだから。
3年生のキャプテンが大志を抱きしめる。
「みんなで頑張ったからここまで来られたんだよ。ありがとう。これからもがんばれ。」
優しい言葉をかけられればかけられるほど、大志の涙は止まらず、落ち込んでいった。
「すいませんでした…。」
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