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6話 皇太子の訪問
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「そうです。よく分かりましたね。」
「ところで、さっきまでいた小人って精霊ですか?」
「小人?まさか精霊視持ちですか?」
「精霊視って精霊を見ることができるっていうことですよね?」
「そうです。とりあえず今日はここで終わりにしましょう。さようなら。」
「さようなら。」
ルグリスは慌てたように走って行った。
アイリスはナノハをつれて、私室に戻った。
そこで執事が待ちかまえていた。
「アイリスお嬢様にお手紙でございます。」
「ありがとう。」
執事は一礼して部屋から出ていった。
それを確認してから手紙の封を切った。
「ハルから。」
ナノハが後ろから覗きこんだ。
「今週の土曜日に公爵邸の前で会いましょう。・・・ですか。」
アイリスが後ろを向いた。
「このような内容のことを寝室で話されていたのですね。」
ナノハはつぶやいた。・・・と、何故か階下が騒がしい。
「どうしたのかしら?お客様かしら?」
扉が激しくたたかれた。
「どうぞ。」
扉が勢いよく開きアイリスは驚いた声をあげた。
「お、お父様!」
アイリスは目を丸くした。
なぜなら父は仕事が忙しくて、なかなかアイリスと遊んでくれないからだ。
「た、大変だ!アイリス。」
「どうしたの?」
父の切羽詰まった声にアイリスは不安げにたずねた。
「皇太子殿下が !今すぐ一緒に城に行こう。って言って来たんだよ!」
「はい?今からですか!」
「安心してほしい。登城するのは今週の土曜日だ。」
突然乱入者が現れた。
扉のところに立つ高そうな服を来た6歳ほどの少年がアイリスの目に入った。
まぁ、美がつくほど美人な美少年だが、ハルにはおよばない。
ああ、男子と女子を比べてはいけなかった。
「あのあなたが。もしかして?」
「ああ、そのもしかしてだ。僕はクヴィス・ヒルア・クリントン。君がルグリスが言っていたアイリス嬢?」
「はい。そうですが?」
クヴィスはアイリスを見て頬を赤く染めた。
「登城は今週の土曜日でしたよね?」
「ああ。そうだ。」
「申し訳ございませんがその日は友人との約束がありまして。」
「待て。私との約束よりも友人との約束を優先するのか!」
「約束の相手はハルシルフィ様ですよ。」
「な、あの私との婚約を拒否した女か?くそ。パリアランス帝国には逆らえない。仕方ない。来週の土曜日にしよう。」
「分かりました。来週の土曜日ですね。」
「ああ、そうだ。」
クヴィスは仕方なく城に帰って行った。
父も仕事に戻ったのを見てアイリスは読書を始めた。
ナノハが夕食を告げるまでアイリスはハルシルフィから貸してもらった本を熱中して読んでいた。
「ところで、さっきまでいた小人って精霊ですか?」
「小人?まさか精霊視持ちですか?」
「精霊視って精霊を見ることができるっていうことですよね?」
「そうです。とりあえず今日はここで終わりにしましょう。さようなら。」
「さようなら。」
ルグリスは慌てたように走って行った。
アイリスはナノハをつれて、私室に戻った。
そこで執事が待ちかまえていた。
「アイリスお嬢様にお手紙でございます。」
「ありがとう。」
執事は一礼して部屋から出ていった。
それを確認してから手紙の封を切った。
「ハルから。」
ナノハが後ろから覗きこんだ。
「今週の土曜日に公爵邸の前で会いましょう。・・・ですか。」
アイリスが後ろを向いた。
「このような内容のことを寝室で話されていたのですね。」
ナノハはつぶやいた。・・・と、何故か階下が騒がしい。
「どうしたのかしら?お客様かしら?」
扉が激しくたたかれた。
「どうぞ。」
扉が勢いよく開きアイリスは驚いた声をあげた。
「お、お父様!」
アイリスは目を丸くした。
なぜなら父は仕事が忙しくて、なかなかアイリスと遊んでくれないからだ。
「た、大変だ!アイリス。」
「どうしたの?」
父の切羽詰まった声にアイリスは不安げにたずねた。
「皇太子殿下が !今すぐ一緒に城に行こう。って言って来たんだよ!」
「はい?今からですか!」
「安心してほしい。登城するのは今週の土曜日だ。」
突然乱入者が現れた。
扉のところに立つ高そうな服を来た6歳ほどの少年がアイリスの目に入った。
まぁ、美がつくほど美人な美少年だが、ハルにはおよばない。
ああ、男子と女子を比べてはいけなかった。
「あのあなたが。もしかして?」
「ああ、そのもしかしてだ。僕はクヴィス・ヒルア・クリントン。君がルグリスが言っていたアイリス嬢?」
「はい。そうですが?」
クヴィスはアイリスを見て頬を赤く染めた。
「登城は今週の土曜日でしたよね?」
「ああ。そうだ。」
「申し訳ございませんがその日は友人との約束がありまして。」
「待て。私との約束よりも友人との約束を優先するのか!」
「約束の相手はハルシルフィ様ですよ。」
「な、あの私との婚約を拒否した女か?くそ。パリアランス帝国には逆らえない。仕方ない。来週の土曜日にしよう。」
「分かりました。来週の土曜日ですね。」
「ああ、そうだ。」
クヴィスは仕方なく城に帰って行った。
父も仕事に戻ったのを見てアイリスは読書を始めた。
ナノハが夕食を告げるまでアイリスはハルシルフィから貸してもらった本を熱中して読んでいた。
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