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見たくない…
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アディーナを後夜祭のダンスパーティーに誘ったのは、ジルベスター・シグレン男爵だった。
男爵令息ではなく、彼自身が王国に貢献した褒賞として男爵位を賜っていた。
アディーナは、まさか最年少の男爵が同級生に居るとは思わなかった。いやカインに夢中になっていて気付かなかっただけなのだろう。
とはいえ、ジルベスターの方も国からの依頼であちこちの土地の調査に出向いていて、学園に来ることが少ない。
学園祭で旧校舎にいた理由、それは彼の容姿と身分のせいで女生徒に人気があることだった。将来有望な人材ということで、彼の心を射止めたい令嬢に群がられるのを避けていた。誰にも邪魔されずに静かに過ごしたかった所に邪魔者アディーナがやってきたのだ。
ジルベスターは、初め、また自分に近付こうとする令嬢の一人だと考えていた。部屋を出て行くふりをしてアディーナの様子を見ていたが、自分を追ってくる様子もなければジルベスターにも興味が無いようだった。
お世辞を言って近づき、発情した雌猫の様にすり寄ってくる令嬢とは違って、全く興味の欠片も示さないアディーナに逆に興味を持ったジルベスタ―は飲み物と軽い飲食を買って、彼女の元に帰った。
窓を憂鬱そうに眺めているアディーナの横顔には、深い悲しみが見え隠れしていた。
ジルベスタ―は純粋に好奇心からアディーナの話を聞くことにした。
そして、話を聞いている内にジルベスターはアディーナと偽装交際を申し込むことにした。
彼女の話に同情したというよりもアディーナがどういう行動を取るのか見ていたいという誘惑に勝てなかった。
普段、女性とは距離を置いて接しているジルベスターが初めてその手を差し伸べた唯一の存在。それがアディーナなのだ。
アディーナは学園に居る間、伯母アデライトの家に居候している。
伯母はアディーナの母の姉で、従兄弟たちもそれぞれ独立していて、夫を早くに亡くした未亡人として一人で生活をしていた。
アディーナの世話をすることは伯母であるアデライトにとっては、娘同然の扱い。
ダンスパーティーの準備も嬉々としてやっている。
自ら陣頭に立ち、使用人らにてきぱきと指示を出している彼女は水を得た魚の様である。おかげでアディーナは、何時間も念入りに支度をさせられ、パーティーが始まってもいないのに既にぐったりと疲れ果てていた。
そこへ現れたのは、ジルベスターの迎えの馬車。
助かったとアディーナは安堵した。これ以上飾り立てられるのはごめんだと思っていたからである。
アディーナがジルベスターをまるで救いの神のような目で見つめている。何があったか直ぐに想像できた。
女性の支度は時間がかかる。これだけ念入りに支度したのだから、相当時間をかけたに違いない。
ぐったりと項垂れているアディーナに、ジルベスターは声を掛けた。
「随分とお洒落したんだね。とても美しいよ。今日の主役は君に決まりだね」
ジルベスターの褒め言葉に気をよくした伯母は、持っていた髪飾りを侍女に渡して、
「なかなか素敵な人じゃない。貴方達お似合いよ」
とアディーナに耳打ちした。
助かった…
アディーナはやっと伯母のドレスアップの時間が終了したことに安堵した。
偽装交際だから、アディーナに似合いの相手が出来たと喜んでいる伯母に申し訳ないことをしている罪悪感で一杯になった。
「行こうか」
ジルベスターのエスコートで、アディーナは会場に向かった。
「改めて自己紹介するよ。俺の名前はジルベスター・シグレン男爵。そしてフォレスト公爵家の三男だよ」
その言葉にアディーナは驚いた。
男爵なのは知っていたが、隣国リンドレン帝国にある三大公爵家の一つフォレスト公爵家の三男だという事は初耳だった。
「俺が生まれた時に、母方の伯父の家に養子に出されたんだ。だから早くに自立したくて爵位を貰った」
「そうなんですね。私の事は…」
「言わなくてもその髪の色で誰なのか分かるよ。アディーナ・クリステル侯爵令嬢。いや次期侯爵様か」
「はあ…」
「ははは、全く君は面白いよな。俺と向き合って頬ひとつ染めることも無く。媚を売らない女は君が初めてだよ。本当に興味深いな」
アディーナは自分が何を言われているのか分からない。
アディーナにとってカイン以外の男性に興味が無かったので知ろうともしていなかった。常にカインと一緒にいたし、他は女性の友人と一緒にいたぐらいで、他の男性を見ることもしなかった。
結局、そんなアディーナをカインは疎ましく思ったのかもしれない。そんなことを考えていた。
あの優しい微笑みも実は苦笑いだったのかもしれない。
アディーナに付き纏われて迷惑だったのだろうか。
昨日、泣いて少し晴れやかになったアディーナは、そんな風に考えていた。
もう、別に無理してカインに会わせる必要もないのだと思ったアディーナは、ジルベスターに相談したい事があった。
「あのう、今からでも別の講義を受ける事って出来るんですか?」
「何の講義に行きたいんだ」
「実は前から地質学を学びたかったんです」
「ああ、それならレポートを提出して試験を受ければ講義の変更が出来るはずだし、もうじき長期休みになるだろう。変更があるならその前に手続きをしてしまえ休暇明けからは地質学の講義を受けられるよ」
「良かった。じゃあ頑張ります」
「なんだ。そんなに俺いと一緒にいたいのか?」
「ち…違います。自領の為に必要なのよ。この畝惚れや!」
「ははは」
大きな声で快活に笑うジルベスターを見ながらアディーナは口を尖らせて明後日の方向を向いた。
こんな風に話せる相手は友人にもいなかった。アディーナは随分とジルベスターになじんでいる自分に驚いていた。
それだけ、気が合うのかもしれない。
ジルベスターの気取らない態度がアディーナの心を和ませている事にまだ気づいてはいなかった。
馬車が学園に到着すると、会場は既に賑わっていた。
しかし、会場に入る時、ざわざわとした不自然な雰囲気が気になっていた。
何かあったのかと友人の一人に声を掛けると、
「あちらをご覧あそばせ」
彼女が扇で刺した方向を見てみると、そこにはカイン以外にも何人もの子息たちがアンネローゼを取り囲んでいる。
アンネローゼの胸にはいくつもの赤いコサージュが付けられていた。
どうやらアンネローゼはいくつものコサージュを貰っていたようで、その中でもカインだけが白いコサージュを付けていた。
その事で何か揉めているらしい。
周りの令嬢達は「はしたない」「やはり元平民の卑しい庶子」「ここは貴族の学園なのに娼婦が混ざっている」などと貶める言葉を口にした。
「ねえ、カイン様はアディ―ナ嬢と交際していたのではなくて?」
「そうよね。破局したってこと」
「まあおかわいそう。平民の庶子に取られるなんて、わたくしなら我慢できませんわ」
「そういえば、アディ―ナ様はどちらに」
令嬢達は次の獲物を狙う様にアディ―ナの姿を探し始めた。
アディーナはある程度こうなることは予想していた。しかし、覚悟はしていたもののやはり未だに胸がきりきりと痛むのを感じていた。
噂好きの貴族は他人の不幸が何より退屈凌ぎになる。
アディーナとカインとアンネローゼの三角関係は、彼らにとっては格好のネタなのだ。
彼らは落ち込んで、惨めに一人で出席したアディーナを探したが、そんな者はいない。
何故ならアディーナの傍に居たのはジルベスター・シグレンだったからだ。
誰にも落とすことのできない難攻不落のジルベスターと一緒にいるアディーナに別の意味で注目が集まった。
アンネローゼの勝ち誇った笑みが顔から消え、憎々しい表情でアディーナを見ている。
その隣のカインは顔面蒼白で絶望に満ちた表情を浮かべていた。
会場が静まり帰り、生徒会長である第二王子エルリックのお挨拶が終わり、同時に音楽が流れ出すとそれぞれのパートナーとダンスをし始めた。
勿論アディーナもジルベスターと踊っている。
煌めくシャンデリアの光を浴びながら踊る二人の姿は、絵に描いたように美しかった。
それまで、アディーナを貶めようとしていた者さえ口を紡ぎ、賞賛を送った程だ。
一曲踊り終えたところで、第二王子エルリックがアディーナの方へ近づいて行った。
会場にいた知りたがりの令嬢達は耳を澄まして彼らのやり取りを聞こうとしていた。
男爵令息ではなく、彼自身が王国に貢献した褒賞として男爵位を賜っていた。
アディーナは、まさか最年少の男爵が同級生に居るとは思わなかった。いやカインに夢中になっていて気付かなかっただけなのだろう。
とはいえ、ジルベスターの方も国からの依頼であちこちの土地の調査に出向いていて、学園に来ることが少ない。
学園祭で旧校舎にいた理由、それは彼の容姿と身分のせいで女生徒に人気があることだった。将来有望な人材ということで、彼の心を射止めたい令嬢に群がられるのを避けていた。誰にも邪魔されずに静かに過ごしたかった所に邪魔者アディーナがやってきたのだ。
ジルベスターは、初め、また自分に近付こうとする令嬢の一人だと考えていた。部屋を出て行くふりをしてアディーナの様子を見ていたが、自分を追ってくる様子もなければジルベスターにも興味が無いようだった。
お世辞を言って近づき、発情した雌猫の様にすり寄ってくる令嬢とは違って、全く興味の欠片も示さないアディーナに逆に興味を持ったジルベスタ―は飲み物と軽い飲食を買って、彼女の元に帰った。
窓を憂鬱そうに眺めているアディーナの横顔には、深い悲しみが見え隠れしていた。
ジルベスタ―は純粋に好奇心からアディーナの話を聞くことにした。
そして、話を聞いている内にジルベスターはアディーナと偽装交際を申し込むことにした。
彼女の話に同情したというよりもアディーナがどういう行動を取るのか見ていたいという誘惑に勝てなかった。
普段、女性とは距離を置いて接しているジルベスターが初めてその手を差し伸べた唯一の存在。それがアディーナなのだ。
アディーナは学園に居る間、伯母アデライトの家に居候している。
伯母はアディーナの母の姉で、従兄弟たちもそれぞれ独立していて、夫を早くに亡くした未亡人として一人で生活をしていた。
アディーナの世話をすることは伯母であるアデライトにとっては、娘同然の扱い。
ダンスパーティーの準備も嬉々としてやっている。
自ら陣頭に立ち、使用人らにてきぱきと指示を出している彼女は水を得た魚の様である。おかげでアディーナは、何時間も念入りに支度をさせられ、パーティーが始まってもいないのに既にぐったりと疲れ果てていた。
そこへ現れたのは、ジルベスターの迎えの馬車。
助かったとアディーナは安堵した。これ以上飾り立てられるのはごめんだと思っていたからである。
アディーナがジルベスターをまるで救いの神のような目で見つめている。何があったか直ぐに想像できた。
女性の支度は時間がかかる。これだけ念入りに支度したのだから、相当時間をかけたに違いない。
ぐったりと項垂れているアディーナに、ジルベスターは声を掛けた。
「随分とお洒落したんだね。とても美しいよ。今日の主役は君に決まりだね」
ジルベスターの褒め言葉に気をよくした伯母は、持っていた髪飾りを侍女に渡して、
「なかなか素敵な人じゃない。貴方達お似合いよ」
とアディーナに耳打ちした。
助かった…
アディーナはやっと伯母のドレスアップの時間が終了したことに安堵した。
偽装交際だから、アディーナに似合いの相手が出来たと喜んでいる伯母に申し訳ないことをしている罪悪感で一杯になった。
「行こうか」
ジルベスターのエスコートで、アディーナは会場に向かった。
「改めて自己紹介するよ。俺の名前はジルベスター・シグレン男爵。そしてフォレスト公爵家の三男だよ」
その言葉にアディーナは驚いた。
男爵なのは知っていたが、隣国リンドレン帝国にある三大公爵家の一つフォレスト公爵家の三男だという事は初耳だった。
「俺が生まれた時に、母方の伯父の家に養子に出されたんだ。だから早くに自立したくて爵位を貰った」
「そうなんですね。私の事は…」
「言わなくてもその髪の色で誰なのか分かるよ。アディーナ・クリステル侯爵令嬢。いや次期侯爵様か」
「はあ…」
「ははは、全く君は面白いよな。俺と向き合って頬ひとつ染めることも無く。媚を売らない女は君が初めてだよ。本当に興味深いな」
アディーナは自分が何を言われているのか分からない。
アディーナにとってカイン以外の男性に興味が無かったので知ろうともしていなかった。常にカインと一緒にいたし、他は女性の友人と一緒にいたぐらいで、他の男性を見ることもしなかった。
結局、そんなアディーナをカインは疎ましく思ったのかもしれない。そんなことを考えていた。
あの優しい微笑みも実は苦笑いだったのかもしれない。
アディーナに付き纏われて迷惑だったのだろうか。
昨日、泣いて少し晴れやかになったアディーナは、そんな風に考えていた。
もう、別に無理してカインに会わせる必要もないのだと思ったアディーナは、ジルベスターに相談したい事があった。
「あのう、今からでも別の講義を受ける事って出来るんですか?」
「何の講義に行きたいんだ」
「実は前から地質学を学びたかったんです」
「ああ、それならレポートを提出して試験を受ければ講義の変更が出来るはずだし、もうじき長期休みになるだろう。変更があるならその前に手続きをしてしまえ休暇明けからは地質学の講義を受けられるよ」
「良かった。じゃあ頑張ります」
「なんだ。そんなに俺いと一緒にいたいのか?」
「ち…違います。自領の為に必要なのよ。この畝惚れや!」
「ははは」
大きな声で快活に笑うジルベスターを見ながらアディーナは口を尖らせて明後日の方向を向いた。
こんな風に話せる相手は友人にもいなかった。アディーナは随分とジルベスターになじんでいる自分に驚いていた。
それだけ、気が合うのかもしれない。
ジルベスターの気取らない態度がアディーナの心を和ませている事にまだ気づいてはいなかった。
馬車が学園に到着すると、会場は既に賑わっていた。
しかし、会場に入る時、ざわざわとした不自然な雰囲気が気になっていた。
何かあったのかと友人の一人に声を掛けると、
「あちらをご覧あそばせ」
彼女が扇で刺した方向を見てみると、そこにはカイン以外にも何人もの子息たちがアンネローゼを取り囲んでいる。
アンネローゼの胸にはいくつもの赤いコサージュが付けられていた。
どうやらアンネローゼはいくつものコサージュを貰っていたようで、その中でもカインだけが白いコサージュを付けていた。
その事で何か揉めているらしい。
周りの令嬢達は「はしたない」「やはり元平民の卑しい庶子」「ここは貴族の学園なのに娼婦が混ざっている」などと貶める言葉を口にした。
「ねえ、カイン様はアディ―ナ嬢と交際していたのではなくて?」
「そうよね。破局したってこと」
「まあおかわいそう。平民の庶子に取られるなんて、わたくしなら我慢できませんわ」
「そういえば、アディ―ナ様はどちらに」
令嬢達は次の獲物を狙う様にアディ―ナの姿を探し始めた。
アディーナはある程度こうなることは予想していた。しかし、覚悟はしていたもののやはり未だに胸がきりきりと痛むのを感じていた。
噂好きの貴族は他人の不幸が何より退屈凌ぎになる。
アディーナとカインとアンネローゼの三角関係は、彼らにとっては格好のネタなのだ。
彼らは落ち込んで、惨めに一人で出席したアディーナを探したが、そんな者はいない。
何故ならアディーナの傍に居たのはジルベスター・シグレンだったからだ。
誰にも落とすことのできない難攻不落のジルベスターと一緒にいるアディーナに別の意味で注目が集まった。
アンネローゼの勝ち誇った笑みが顔から消え、憎々しい表情でアディーナを見ている。
その隣のカインは顔面蒼白で絶望に満ちた表情を浮かべていた。
会場が静まり帰り、生徒会長である第二王子エルリックのお挨拶が終わり、同時に音楽が流れ出すとそれぞれのパートナーとダンスをし始めた。
勿論アディーナもジルベスターと踊っている。
煌めくシャンデリアの光を浴びながら踊る二人の姿は、絵に描いたように美しかった。
それまで、アディーナを貶めようとしていた者さえ口を紡ぎ、賞賛を送った程だ。
一曲踊り終えたところで、第二王子エルリックがアディーナの方へ近づいて行った。
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