34 / 66
満ち足りる心
しおりを挟む
「「――ファイアロードッ!」」
互いの炎が相手に向かって真ん中で衝突する。
「師匠……」
「ウォーターロード!」
「ウォーターロード」
今度は両手より勢いよく放出された水同士がぶつかり、水滴が洞窟内をキラキラと弾け飛ぶ。
「また逃げ出さないのか」
「それは……」
「「エメールッ!」」
「ネモネア・プリンセス、モント・プリンセス!」
「なんだ、あの老人は」
「エメールの大事な人なの?」
「……あの方は私の、師匠です」
師匠なんていたんだ、でもエメールの顔はいつもの様な元気がない。眉尻が下がっていて思い詰めているような。
「サンダーレディ・バグッ」
エメールと話してると偽師匠はあたいとモントに虫の形をした雷魔法を放ってきた。
「しまったっ」
「サンダー・ウィップ」
エメールが魔法の雷ムチで虫3匹を叩き落とす。
「すまない、エメール」
「いえ、モント・プリンセス」
「お前はワシには勝てない」
「師匠」
「そしてまた逃げ出す……必ず」
守ってくれたエメールがまた下を向いて思い詰めてる。いったい何が、逃げるってそんなはずはない。
「エメール、何か言い返して」
「ネモネア・プリンセス」
「言い返さないと聞いてるこっちがムカつくから」
「また逃げ出すとはなんだエメール」
「……言葉のとおり、私は逃げたんです。師匠から」
「シー・ケイブ」
「まずいっ、プリンセスッ、この洞窟から逃げてっ!」
「え、なに?」
「早くっ!」
わけが分からないけどエメールを信じてあたいとモントは走ろうとした。だが足に水、さらに脚、腹部、胸と上がっていって洞窟内が水に埋まってしまう。
「うっ……」
息を止める。モントは急いで出口をと手を差し伸べてくれるも、突然と身体に痺れが。
「ブクブクッ、があぁ」
雷の魔法だ。
自由はきかないし、息も苦しくて身体も痛い。まずい、まずいで頭の中はいっぱい。モントも苦しそうだし、このままじゃ死んじゃう。
くうきの、空気の魔法を。
するとポッと出た空気の魔法バブル。それをあたいは咄嗟にモントに、それと同時にあたいは意識を失ってしまう……。
「がはっ、ハァ、ハァ、ハァ……あれ、なんで?」
「ハァ、ハァ、無事だったか、はぁ~」
「モント、どうやって」
目の前には水が、どうやら洞窟の奥の方までは魔法が届かないようだ。でもどうやってここまで運んできたのかとモントを見ると脚がなく尾びれ。
「えっ、モントって、人魚?」
「ちがうっ……とっさに泳げる魔法を唱えたら、こうなった」
真面目なモントが人魚の姿、ギャップが面白くてクスッとしてしまう。
「プハッ、ハァ、ハァ、プリンセスたち無事でよかっです」
「モントのおかげで助かった……なあエメール、どうして逃げたの?」
「……満足してしまったんです。修行は厳しく、でと代わりにその効果はあって順調に魔法を習得していきました。ですが何年経っても終わらぬ厳しい修行に、ふと思ってしまったんです『もうオレは強い、十分だっ』……と」
「それで、師匠から逃げ出したのか」
「はいそうです、モント・プリンセス……ですが」
話していると途中に水はなくなっていく。
「よし水が引いた……って、なんなのこれ!」
「沈んでるぞネモネアッ、こ、これは!」
「ぐっ、これはボトムレス・スワンプッ、底なし沼の魔法です!」
今度は足が地面に沈んでいってしまう。どんどん地面に飲み込まれていくあたいら、今度は水じゃないから頭まで埋まった本当に終わりだ。
「プリンセスッ、御手をっ……ウイングッ!」
慌てるあたいらをエメールは手を持って浮く。そのまま洞窟の中を出ると崩れた魔王の城の近くだと分かった。
「助かったけど……」
「どうする、エメールの師匠を倒さないと水晶花は手に入らないぞ」
どうにかするには、やっぱりエメールに勝ってもらうしかない。エメールは黙ってあたいとモントを地上降ろす。
「ここで待っていてください」
「エメール、あたいたちも手伝おうか」
「いえ、大丈夫です。水晶花は必ず手に入れてみせますから」
そう言って再び闇の穴の中へと吸い込まれるように入っていった。
「――逃げないのか、なら殺す」
「オレ1人の話しではないんですよ、今は。だから、逃げるわけにはいきません」
「アース・ソーン」
「……今は、旅を重ね自分自身の未熟差を分かることができたんですよ、師匠!」
「――うわっと、壁に刺されるとこだった」
あたいはモントを外で待ってもらいエメールを追ってきた。でも気をつけないと敵に気づかれてしまう。
「けりをつけます……ファイア・ウィップ……トルネード」
剣に纏う炎が鞭となり偽師匠に向かっていく。
「アイス・ウォール」
相手は自身の目の前に氷の壁を出すも、エメールの炎の鞭が偽師匠を囲み渦とかす。
「いまだウイングッ」
羽を広げ高く飛び上がったエメールが炎の渦の中へ。
「エメール……死ぬな」
「ファイア・ニード……」
「杖は使わせない……とどめだぁーっ!」
杖をファイア・ウィップで弾かれた偽師匠、唱えていた魔法が消えるも炎の渦に囲まれて逃げ場がない。どうするかを迷う一瞬の間に、エメールが偽師匠を斬る。
「……本物の師匠には、謝らないといけませんね」
「エク……」
「ん……」
「エクスプロージョン」
洞窟内は爆発した……。
「地震っ、まさか洞窟内で、ネモネアッ、エメールッ!」
互いの炎が相手に向かって真ん中で衝突する。
「師匠……」
「ウォーターロード!」
「ウォーターロード」
今度は両手より勢いよく放出された水同士がぶつかり、水滴が洞窟内をキラキラと弾け飛ぶ。
「また逃げ出さないのか」
「それは……」
「「エメールッ!」」
「ネモネア・プリンセス、モント・プリンセス!」
「なんだ、あの老人は」
「エメールの大事な人なの?」
「……あの方は私の、師匠です」
師匠なんていたんだ、でもエメールの顔はいつもの様な元気がない。眉尻が下がっていて思い詰めているような。
「サンダーレディ・バグッ」
エメールと話してると偽師匠はあたいとモントに虫の形をした雷魔法を放ってきた。
「しまったっ」
「サンダー・ウィップ」
エメールが魔法の雷ムチで虫3匹を叩き落とす。
「すまない、エメール」
「いえ、モント・プリンセス」
「お前はワシには勝てない」
「師匠」
「そしてまた逃げ出す……必ず」
守ってくれたエメールがまた下を向いて思い詰めてる。いったい何が、逃げるってそんなはずはない。
「エメール、何か言い返して」
「ネモネア・プリンセス」
「言い返さないと聞いてるこっちがムカつくから」
「また逃げ出すとはなんだエメール」
「……言葉のとおり、私は逃げたんです。師匠から」
「シー・ケイブ」
「まずいっ、プリンセスッ、この洞窟から逃げてっ!」
「え、なに?」
「早くっ!」
わけが分からないけどエメールを信じてあたいとモントは走ろうとした。だが足に水、さらに脚、腹部、胸と上がっていって洞窟内が水に埋まってしまう。
「うっ……」
息を止める。モントは急いで出口をと手を差し伸べてくれるも、突然と身体に痺れが。
「ブクブクッ、があぁ」
雷の魔法だ。
自由はきかないし、息も苦しくて身体も痛い。まずい、まずいで頭の中はいっぱい。モントも苦しそうだし、このままじゃ死んじゃう。
くうきの、空気の魔法を。
するとポッと出た空気の魔法バブル。それをあたいは咄嗟にモントに、それと同時にあたいは意識を失ってしまう……。
「がはっ、ハァ、ハァ、ハァ……あれ、なんで?」
「ハァ、ハァ、無事だったか、はぁ~」
「モント、どうやって」
目の前には水が、どうやら洞窟の奥の方までは魔法が届かないようだ。でもどうやってここまで運んできたのかとモントを見ると脚がなく尾びれ。
「えっ、モントって、人魚?」
「ちがうっ……とっさに泳げる魔法を唱えたら、こうなった」
真面目なモントが人魚の姿、ギャップが面白くてクスッとしてしまう。
「プハッ、ハァ、ハァ、プリンセスたち無事でよかっです」
「モントのおかげで助かった……なあエメール、どうして逃げたの?」
「……満足してしまったんです。修行は厳しく、でと代わりにその効果はあって順調に魔法を習得していきました。ですが何年経っても終わらぬ厳しい修行に、ふと思ってしまったんです『もうオレは強い、十分だっ』……と」
「それで、師匠から逃げ出したのか」
「はいそうです、モント・プリンセス……ですが」
話していると途中に水はなくなっていく。
「よし水が引いた……って、なんなのこれ!」
「沈んでるぞネモネアッ、こ、これは!」
「ぐっ、これはボトムレス・スワンプッ、底なし沼の魔法です!」
今度は足が地面に沈んでいってしまう。どんどん地面に飲み込まれていくあたいら、今度は水じゃないから頭まで埋まった本当に終わりだ。
「プリンセスッ、御手をっ……ウイングッ!」
慌てるあたいらをエメールは手を持って浮く。そのまま洞窟の中を出ると崩れた魔王の城の近くだと分かった。
「助かったけど……」
「どうする、エメールの師匠を倒さないと水晶花は手に入らないぞ」
どうにかするには、やっぱりエメールに勝ってもらうしかない。エメールは黙ってあたいとモントを地上降ろす。
「ここで待っていてください」
「エメール、あたいたちも手伝おうか」
「いえ、大丈夫です。水晶花は必ず手に入れてみせますから」
そう言って再び闇の穴の中へと吸い込まれるように入っていった。
「――逃げないのか、なら殺す」
「オレ1人の話しではないんですよ、今は。だから、逃げるわけにはいきません」
「アース・ソーン」
「……今は、旅を重ね自分自身の未熟差を分かることができたんですよ、師匠!」
「――うわっと、壁に刺されるとこだった」
あたいはモントを外で待ってもらいエメールを追ってきた。でも気をつけないと敵に気づかれてしまう。
「けりをつけます……ファイア・ウィップ……トルネード」
剣に纏う炎が鞭となり偽師匠に向かっていく。
「アイス・ウォール」
相手は自身の目の前に氷の壁を出すも、エメールの炎の鞭が偽師匠を囲み渦とかす。
「いまだウイングッ」
羽を広げ高く飛び上がったエメールが炎の渦の中へ。
「エメール……死ぬな」
「ファイア・ニード……」
「杖は使わせない……とどめだぁーっ!」
杖をファイア・ウィップで弾かれた偽師匠、唱えていた魔法が消えるも炎の渦に囲まれて逃げ場がない。どうするかを迷う一瞬の間に、エメールが偽師匠を斬る。
「……本物の師匠には、謝らないといけませんね」
「エク……」
「ん……」
「エクスプロージョン」
洞窟内は爆発した……。
「地震っ、まさか洞窟内で、ネモネアッ、エメールッ!」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。
けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、
やがて――“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる