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彷徨う2人
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「――ウラァッ……ハァ、ハァ、ホント、無限に現れるアリ」
あたいとナニラは流砂で落ちた部屋に戻って魔物アリを倒しながら探索することにした。だが、とにかく進む手間より倒す手間。魔物はしつこく現れて、さすがの百戦錬磨のあたいもくたびれる。
「……どこかにあるはず……」
「ナニラ、なに地面ばっか見てるの? アリ倒すの手伝って」
「わかってる、命令するなっ」
なにか怪しい、またあたいを騙す事でも考えてるのかも。アリを倒しながらでも後ろは警戒しないと。だけどナニラからは特に何もなく、魔物を倒して進んでいるとついに壁が。
「ナニラ、壁を調べよう」
「もうやってる……なにかある、ボタンか」
「きっとそれだっ、押してみよ」
何も文句を言わず押すナニラ。めずらしいと思っていたら、この部屋のランタンに灯りがつく。
「ランタンがあったのか……なにこれ?」
あたいの足元に指輪が、竜の形をして眼が紅く光っている。
「ちょっとっ、見せろ」
「なんだよ、あたいが見つけたんだからナニラにはやらないよ」
「ちっ、ああそうかい、わかったよ」
脱け出すための必要な指輪なのかは分からないけど、盗賊もいて心配だから手に持つよりも左手中指にはめておく事にした……。
それからは、ランタンに火が灯ったので壁や壁画を調べながら竜の門まで戻って休むことにした。
「ハァ、ハァ、ハァ、あたいは戻るまでどれだけアリ倒せばいいんだよ」
「もうあのアリの大部屋はごめんだ……」
あたいは地べたに座ってるとナニラはお腹を擦ってる。お腹がだいぶ空いたんだろう。水は魔法で満たしてたけど食べ物は出せないし。
「結局ランタンで見えたのは」
「壁画に描かれた、黒い衣の魔王と黄色いドレスの女神が戦っているような描写だったな」
「その隣には、黒い竜が白い息を、白い虎が黒い息を吐いてぶつかり合うような描写か」
なんかの神話だとしてもここを出るきっかけかは分からないし何も思いつかない。
「はあ~……ねぇ」
「……なんだ、なにか思いついたのか」
「あんたどうしてそんなに、男って言葉に敏感なんだ」
「なんだよ急に、あたしにくだらない事聞くんじゃないよ魔族女」
「ふんっ、あんたのその態度だと男にでも騙されたみたいだね」
「魔族女ぁっ、今すぐ殺すぞっ!」
「なんでムキになるの、もしかして図星?」
「このぉ……くそっ、腹減ってなきゃあその首を……」
怒れないほどお腹空いてるナニラだけどあたいも同じだ。でもあたいにはある方法が。
「おいそこは魔物アリだぞ、どこ行く気だ」
「……お腹空いたから、アリを喰う」
「な、なんだって!」
魔性の森でさんざん魔物アリは食べてきた。そんなあたいにナニラが驚く姿を見て気持ちがスカッとしてついニヤつく。
「獣かよあいつは……」
――魔物アリは酸っぱいがそこが美味い、お腹を満たしたあたいを遠くの壁際で後ろを向いているナニラは見るのも嫌みたい。
「おい、もう片付けたからこっち向きなよ」
「……本当に食うとはな、オエッ」
「フフッ、あんたも食べる?」
「いるか」
「食わなきゃそのうち死んじまうよ」
「……別に、死んだらそれでいいさ……」
そんなこと言って、きっとナニラにもそれなりの事情があるのかも知れないけどさ。強がるナニラを時折しかたなく肩を持ってやったり止まって休憩しながら最初から砂漠の地下を探索するもやはり何も起こらないし見当たらない。
「――ああ、くっそっ、一体どうすればいいんだよ……これじゃ、本当にここでのたれ死んじまう」
その時ナニラがふらつく。魔物を倒して探索してお腹空いてるからだろう。
「ナニラッ!」
「うっ……」
もう一度探索してから結構時間が経っている。これじゃ一緒に調べることは出来ない。
「横にさせろ……ったく……」
「くっ、この竜の指輪だってただ赤く光るだけだし」
「……もう諦めろよ、ネモネア……あたしたちはこの砂漠の地下でいつか力尽きて死ぬのさ」
「ふざけるなっ、あたいは死なない……もう、死にたくない」
そう思っても、ただただ時間は過ぎていく。口数が減ってほとんど喋らない目が虚ろなナニラが観念したようにゴソゴソとし始めた。
「どうしたんだよ」
「ほらよ、竜の指輪」
「あ、あんたこれ、一体……」
「緑のボタンで入った場所と、水に落ちた場所でこっそり拾ったんだよ。後で高く売れると思ってな」
「まだそんな事」
「あたしにとっては明日は我が身なんだよ……でも今は流石にまずいと思ったから出したまでだ」
呆れたけどあたいも昔はそんな感じで必死に魔物や魔獣と戦ってたから、何か言いづらい。
とにかくこれであたいの指輪と合わせて3つ。あたいが持ってるのは竜の眼が紅く、ナニラの出した2個の指輪はそれぞれ緑と青に眼が光ってる。
「でもこれでどうすれば……」
目をボタンに向けると、指輪は同じ色をしていた。それで指輪の光をボタンに当てたり、竜の門に光を当てても何も起こらない。ナニラも顔色が悪い、何とかしてモントやエメールと会わなくちゃ。
「なぁ、ナニラ」
「……うっ、なんだよ、こっちは腹減って」
「このボタン、同時に押していいかな?」
あたいとナニラは流砂で落ちた部屋に戻って魔物アリを倒しながら探索することにした。だが、とにかく進む手間より倒す手間。魔物はしつこく現れて、さすがの百戦錬磨のあたいもくたびれる。
「……どこかにあるはず……」
「ナニラ、なに地面ばっか見てるの? アリ倒すの手伝って」
「わかってる、命令するなっ」
なにか怪しい、またあたいを騙す事でも考えてるのかも。アリを倒しながらでも後ろは警戒しないと。だけどナニラからは特に何もなく、魔物を倒して進んでいるとついに壁が。
「ナニラ、壁を調べよう」
「もうやってる……なにかある、ボタンか」
「きっとそれだっ、押してみよ」
何も文句を言わず押すナニラ。めずらしいと思っていたら、この部屋のランタンに灯りがつく。
「ランタンがあったのか……なにこれ?」
あたいの足元に指輪が、竜の形をして眼が紅く光っている。
「ちょっとっ、見せろ」
「なんだよ、あたいが見つけたんだからナニラにはやらないよ」
「ちっ、ああそうかい、わかったよ」
脱け出すための必要な指輪なのかは分からないけど、盗賊もいて心配だから手に持つよりも左手中指にはめておく事にした……。
それからは、ランタンに火が灯ったので壁や壁画を調べながら竜の門まで戻って休むことにした。
「ハァ、ハァ、ハァ、あたいは戻るまでどれだけアリ倒せばいいんだよ」
「もうあのアリの大部屋はごめんだ……」
あたいは地べたに座ってるとナニラはお腹を擦ってる。お腹がだいぶ空いたんだろう。水は魔法で満たしてたけど食べ物は出せないし。
「結局ランタンで見えたのは」
「壁画に描かれた、黒い衣の魔王と黄色いドレスの女神が戦っているような描写だったな」
「その隣には、黒い竜が白い息を、白い虎が黒い息を吐いてぶつかり合うような描写か」
なんかの神話だとしてもここを出るきっかけかは分からないし何も思いつかない。
「はあ~……ねぇ」
「……なんだ、なにか思いついたのか」
「あんたどうしてそんなに、男って言葉に敏感なんだ」
「なんだよ急に、あたしにくだらない事聞くんじゃないよ魔族女」
「ふんっ、あんたのその態度だと男にでも騙されたみたいだね」
「魔族女ぁっ、今すぐ殺すぞっ!」
「なんでムキになるの、もしかして図星?」
「このぉ……くそっ、腹減ってなきゃあその首を……」
怒れないほどお腹空いてるナニラだけどあたいも同じだ。でもあたいにはある方法が。
「おいそこは魔物アリだぞ、どこ行く気だ」
「……お腹空いたから、アリを喰う」
「な、なんだって!」
魔性の森でさんざん魔物アリは食べてきた。そんなあたいにナニラが驚く姿を見て気持ちがスカッとしてついニヤつく。
「獣かよあいつは……」
――魔物アリは酸っぱいがそこが美味い、お腹を満たしたあたいを遠くの壁際で後ろを向いているナニラは見るのも嫌みたい。
「おい、もう片付けたからこっち向きなよ」
「……本当に食うとはな、オエッ」
「フフッ、あんたも食べる?」
「いるか」
「食わなきゃそのうち死んじまうよ」
「……別に、死んだらそれでいいさ……」
そんなこと言って、きっとナニラにもそれなりの事情があるのかも知れないけどさ。強がるナニラを時折しかたなく肩を持ってやったり止まって休憩しながら最初から砂漠の地下を探索するもやはり何も起こらないし見当たらない。
「――ああ、くっそっ、一体どうすればいいんだよ……これじゃ、本当にここでのたれ死んじまう」
その時ナニラがふらつく。魔物を倒して探索してお腹空いてるからだろう。
「ナニラッ!」
「うっ……」
もう一度探索してから結構時間が経っている。これじゃ一緒に調べることは出来ない。
「横にさせろ……ったく……」
「くっ、この竜の指輪だってただ赤く光るだけだし」
「……もう諦めろよ、ネモネア……あたしたちはこの砂漠の地下でいつか力尽きて死ぬのさ」
「ふざけるなっ、あたいは死なない……もう、死にたくない」
そう思っても、ただただ時間は過ぎていく。口数が減ってほとんど喋らない目が虚ろなナニラが観念したようにゴソゴソとし始めた。
「どうしたんだよ」
「ほらよ、竜の指輪」
「あ、あんたこれ、一体……」
「緑のボタンで入った場所と、水に落ちた場所でこっそり拾ったんだよ。後で高く売れると思ってな」
「まだそんな事」
「あたしにとっては明日は我が身なんだよ……でも今は流石にまずいと思ったから出したまでだ」
呆れたけどあたいも昔はそんな感じで必死に魔物や魔獣と戦ってたから、何か言いづらい。
とにかくこれであたいの指輪と合わせて3つ。あたいが持ってるのは竜の眼が紅く、ナニラの出した2個の指輪はそれぞれ緑と青に眼が光ってる。
「でもこれでどうすれば……」
目をボタンに向けると、指輪は同じ色をしていた。それで指輪の光をボタンに当てたり、竜の門に光を当てても何も起こらない。ナニラも顔色が悪い、何とかしてモントやエメールと会わなくちゃ。
「なぁ、ナニラ」
「……うっ、なんだよ、こっちは腹減って」
「このボタン、同時に押していいかな?」
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