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第十一章 命を背負う覚悟

11-22 握りあった手

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 まずは、聖泉の女神ディードリンテ様の話からしようと、私は彼女に出会うまでの経緯を話した。
 彼女の名前を聞いた瞬間、オーディナル様は驚きで目を見張っていたが、ナルホド……と小さく呟き、私の話に耳を傾けてくれる。

「リュート様が、キャットシー族と聖泉の女神ディードリンテ様を迎え入れる準備をしてくださっておりますので、オーディナル様には、店の方まで泉を移動させていただけないかとお願いしたくて……」
「その泉は、おそらく庭園にある泉へ繋がっているようなのです」

 そこまで言うと、オーディナル様は大体の予定を頭の中で整理したのだろうか、小さく「ふむ」と大きく頷く。
 こういう判断が早いのはさすがである。

「判った。リュートがそこまで動いてくれているのなら、任せるしか無いだろう。店がある場所は聖都――いや、あの大陸で一番力が集まるから、ディードリンテにも良い環境だと言える。泉を移すくらい、どうということはないが……」
「回復はルナちゃんの料理で何とかなるかと……」

 すかさず時空神様がフォローしてくれる。
 こういうところが、本当に心強い。
 時々、兄がいるような感覚に陥るのは、それだけ兄がしてきたことを一番近くで見てきた証だろう。

「そうだな。あとは、何者かが狙ってきた場合が問題だ」
「竜帝だったアレンと、あのキュステもいますから、そこまで問題では無いかと」
「ふむ……まあ、念のために守護の結界も設置しておくか」

 オーディナル様と時空神様の間で細かく打ち合わせをしているので、私はその会話を一応聞き逃さないようにしながらも、頭の回転が速いなぁ……と二神を眺める。
 ベオルフ様やリュート様もそうだが、私の近くに居る男性は一部を除いて、とても賢い人が多い。
 キュステさんも何だかんだ言いつつ、切れ者である。
 類は友を呼ぶとは、まさにこのことなのかも知れない。
 その優秀な頭脳が少しでも私にあれば、もっとリュート様の助けになれたのに……

「丁度完成したから良い機会だな」

 タイミングが良いと笑いながら何かを取り出したオーディナル様は、私たちに七色の輝きを持つ球体を手渡してきた。
 丁寧に磨かれた石は、黄金の枝や葉っぱに包まれている。
 強い力を秘めた宝珠を、黄金の枝や葉が守っている……もしくは制御しているという感じだ。
 まるで、呼吸をしているように光が強くなったり弱くなったりしている。
 もしかしたら、生きているのかもしれない。
 宝珠なのか……それとも卵なのか――
 チラリと真白達を見て、その可能性もあるなと感じた。

「ソレが役立つだろう。ベオルフは旅路で、僕の愛し子は店に置いておくと良い」
「あ、ありがとうございます、オーディナル様!」
「感謝いたします」

 これなら、聖泉の女神ディードリンテ様を守ることが出来る。
 それだけではなく、店の二階を住まいとしている皆も守ってくれるはずだ。
 さすがはオーディナル様!

「本来なら、僕の愛し子の方は十神を動かしたいが……」
「此方へ来る前に報告した件で、忙しくしておりますので無理ですよ」
「そのようだな。【黄昏の紅華アディ・モネス】が、まさか……あちらにも存在したとは……」
「その件は我々が調べますので、少し時間をください」
「判った、任せるとしよう。僕は僕で忙しいからな……管理者たちの元へ行って、色々と確認をしなくてはいけない」

 驚いた――いや、さすがに急を要する案件だから、時空神様が先に報告して当然だ。
 それよりも、その事実を知っていたのにオーディナル様が至って冷静だったことに引っかかるものを覚える。
 まるで、予想していたような……

「ディードリンテまで妻のそばを離れているとなれば……少し心配だな」
「一応、夏と秋と冬の女神達がそばにいるようです」
「ああ、あの子たちがいるのなら問題無いな」

 チェリシュのお姉さん達……リュート様は何度か会ったことがあると言う季節の女神様は、一体どんな方々なのだろう。
 チェリシュがとても良い子なので、きっと姉である女神様たちも優しく素晴らしい方々に違いない。
 チェリシュにしてみれば「自慢のねーねなの!」と言ったところである。
 夏になれば会えるのだろうが……反対にチェリシュに会えなくなってしまうのが、言葉に出来ないほど寂しかった。
 い、いけない、今考えるべき事ではありませんね!
 とにかく、もう一つ報告しないといけないことがある。
 怒られるのを覚悟して、お腹にグッと力を入れて声を出す。

「あ、あと……オーディナル様。わ、私……その泉の地に……【慈愛の祈り】を使って、要塞っぽいものを……建築してしまいました」
「ほう……そうか。それなら、暫く時間を取られても大丈夫だな。急ぐつもりだが、すぐに向かうことが難しいかもしれない」

 ……あれ?
 怒らないのですか?
 私がポカーンとしながらそう呟くと、オーディナル様は首を傾げて何故そういう考えに至ったのだろうかと不思議そうな顔をした。

「あのスキルは、僕の愛し子に必要ではあるが、人の手ではどうすることもできない時に発動するようになっている。だから、怒るはずも無い」
「……必要だけれども、人の手では……どうすることもできない……」
「そのような要塞を短期間で造る事が出来たか?」
「い、いえ……無理です」
「そういうことだ。人の手には余ることだが、神には容易い。だから、ありのままを受け入れたら良い」

 森の中に突如、あんな大きな砦が出来たら、誰だって驚くはずだ。
 人があまり寄りつかない場所で、なおかつ、黒の騎士団が遠征に良く来る場所だったから良いが……ヘタをすると、手入れもされずに廃墟と化す可能性もあったはず……
 廃墟に魔物が住み着いて災害の元となれば、目も当てられない。
 つまり、私のスキルは未来もある程度見透しているということなのだろうか。
 うーんうーんと私が悩んでいると、何故か真白と紫黒とノエルも一緒になって「うーんうーん」と言い出した。
 真似っこかな?
 紫黒まで……珍しいことだ。
 困った子たちの頭を撫でると、嬉しそうに手に戯れ付いてくる。
 そんな可愛い子達とのやり取りを楽しみながら、ベオルフ様とオーディナル様をチラリと見る。
 目と目で会話をしているのがバレバレだ。
 そうやって、時々二人だけの会話に没頭するのはやめてください。
 絶対に私が関わる話でしょうし、とても気になるじゃないですか……
 何を話しているのだろうかと思考を巡らせていたら、絶妙なタイミングでベオルフ様と目が合った。
 思わずドキッとして考えていた事を悟られないように「怒られませんでした」と呟いたら、驚いた顔をされてしまう。
 どうやら、私が気づいた事はバレていない様子……
 あ、焦りました。
 ベオルフ様は私に対してガードが甘い部分もあるけれども、おそらくこういうことは知られたくないことなので、万が一にもバレたら今後は上手に隠されてしまう。
 私だって、守られているばかりではないのですよ?
 ベオルフ様の事を、私も守りたいのですから……
 何を思ったのだろうか、オーディナル様は「そうだ……」と呟いた。
 とても良い考えが浮かんだという雰囲気である。

「泉の移動だけではなく、ついでにキャットシー族も移動させよう。ディードリンテの守りがあったとはいえ、ずっと魔物に狙われていて心身共に疲れているはずだからな」

 その言葉に、私は言葉にならないほどの喜びを覚えた。
 確かに疲れが目立ち、年配も多いキャットシー族が森から聖都まで移動するのは大変だ。
 聖泉の女神ディードリンテ様も長距離移動は難しい。
 それをオーディナル様が解決してくれるというのなら、安心して任せられる。

「オーディナル様……本当にありがとうございます……とても嬉しいです」
「うむ。真白の事を任せているし、駆けつけるのが遅くなるのだから、これくらいのサービスはしないとな」

 目を細めるオーディナル様に、真白と紫黒とノエルが飛びついた。
 どうやら、私が心から喜んでいることを察して、オーディナル様にお礼を言ってくれているようである。
 いきなり神獣達に飛びかかられたというのに、どこか慣れた様子であやしているオーディナル様は、とても嬉しそう……
 こ、これは――

「ベオルフ様……ここは、私もエナガになって飛びついてスリスリしたほうが良いでしょうか」
「いや、やめておけ。ルナティエラ嬢は、ここで大人しくしているほうが良い」

 私も一緒になってスリスリしたら、もっと喜んでくれると思ったのだが、思わぬところからストップがかかった。
 それどころか、私をジッと見つめて何やら考え込んでいる。
 その雰囲気から、とても不穏な物を感じた。
 もしかして……何か失礼なことを考えていませんかっ!?
 問い詰めてみるが、華麗にはぐらかされてしまう。
 それでもしつこく食い下がっていたのだが、いいようにあしらわれるどころか、からかわれる始末だ。
 ベオルフ様は、私の扱いに慣れすぎではありませんかっ!?
 悔しくなってペチペチ腕を叩くのだが、それもどこ吹く風だ。
 全く効いていない!
 そんな考えが全て表情になって現れていたのか、ベオルフ様にしては珍しく「くくっ」と声を上げて笑った。
 低く楽しげな声――
 本当に珍しい笑い声だ。
 笑いながら「降参だ」という彼を見つめたまま、私は口を開く。

「も、もう一回! もう一回声を出して笑ってくれたら許しますよ?」
「無茶を言うな……」

 笑えと言われて笑えるものではないとわかっていても、もう一度聞きたいという欲求のほうが強い。
 表情に感情がほぼ出ない……というか、他の人からは、全く読み取れない能面タイプなのだから、こうして少しずつ慣らしていけば、いつか表情筋が復活するかも知れない。
 彼はそういう部分で誤解されがちなのだし、優しくて思慮深く、冗談も言える性格なのだと皆に知って欲しいのである。
 そうやって私たちが戯れている様子を見ていたノエルが「子供の頃から変わらない」といった発言をし、それに興味を覚えた真白達が小さな頃の話を聞きたいとせがみだす。
 オーディナル様は神獣達をあやしながらも、私たちが小さい頃に花冠を二人で作って持ってきてくれたというエピソードを語って聞かせていた。
 覚えてはいない……だけれど、やりそうだと私たちは顔を見合わせて笑い合う。
 幸せだった時間を、オーディナル様は大切な思い出として記憶してくれている。
 本当にありがたいことだ。

「他のお話もききたーい!」

 真白がゴロゴロ転がりながらおねだりをしているけれども、オーディナル様は少し待つように言ってから、ベオルフ様の方を見た。

「さて、次はベオルフの報告を聞こうか」

 ベオルフ様は頷くと、先ほどとは打って変わって淡々と語り出す。
 とても事務的な報告の中で、黒狼の主ハティの力が犠牲を払う物であることだという事と、今回の戦争の企みや過去の熱病の蔓延にも関連性がある可能性を示唆した。

「それが事実であれば……」
「今現在、黒狼の主ハティが持つ力は枯渇しかけてきているということです」

 力が尽きかけているから、人の命が必要になったのだ。
 そのために、沢山の命が失われても不思議では無い状況を作り出そうとしている。
 しかも、その後……何があってもある程度誤魔化しのきく状況を作り上げるため、セルフィス殿下を傀儡とし、実際はミュリア様が裏で操ろうと……
 でも、待って。
 ミュリア様に、そんなことが出来るほどの知能はあっただろうか。
 今までの接触で感じたのは、幼稚で後先を考えない性格だった。
 とても頭の回転が速く、誰かを裏で操れるほど頭脳派では無い。
 感情的に動くことを得意とする人だ。
 黒狼の主ハティが何を目論んでいるか判らないが、おそらく彼にとってミュリア様も協力者ではなく単なる駒なのだろう。
 性格が悪いという言葉では言い表せないほど酷い。

「どうやら、ジワジワと力を削られた事と、卒業パーティーで力を使いすぎたのが原因で、己がピンチになっているようだな」
「卒業パーティーで力を使いすぎたのですか?」
「僕の愛し子に術をかけ、呪いの効果を強めるのは、生半可な力ではなかったはずだ。ベオルフにも多少影響が出ていたくらいだしな……しかし、それがアダとなったというわけだ」
「あの卒業パーティーで、黒狼の主ハティは全てに決着をつけるつもりだった……しかし、ルナティエラ嬢の抵抗力と私の力、それに付け加えてリュートの召喚術が合わさり、手も足も出なかったのだろう」
「ふふ……さすがはリュート様です」
「むしろ、お前達三人を敵に回して無事で済むはずが無いのに……ご苦労なことだ」

 呆れとも同情ともつかないオーディナル様の言葉であったが、確かに私たち三人が揃えば怖い物なしな気がする。
 まあ、私はお飾り程度なので、実際に相手をするのはベオルフ様とリュート様なのだろうが……
 二人の力が桁違いなので、「ご愁傷様です」と伝えたいほどだ。

「本来なら、追撃をしたいところだろう?」

 確かに好機なのだから、ベオルフ様にしてみれば追い打ちをかけておきたいところではないだろうか。
 しかし、彼は首を横に振った。

「ラルムの村にあるだろう【黄昏の紅華アディ・モネス】を無視することはできません。それに、もしかしたら貴族間で流行っている可能性も出てきましたので……」
「ふむ……対策が必要か」
「それは、ルナティエラ嬢が知恵を貸してくれました。紅茶の葉は緑茶という飲み物と同じ茶葉だというので……」
「なるほどな。緑茶を流行らせようというわけか。さすがは、僕の愛し子。無理に取り上げるのでは無く、流行を上塗りして廃らせるのだな?」
「はい。貴族たちは常に新しいものを求めています。紅茶に似た【深紅の茶葉ガーネット・リーフ】よりも、緑茶の目新しさに惹かれると……」
「流行の上塗りはいいよね。『遅れてる』とか言われたら、貴族達はプライドが傷つけられて、反対に【深紅の茶葉ガーネット・リーフ】を忌み嫌うかもしれない」

 さすがは時空神様!
 私の考えをシッカリと読んでいた。
 意外にも驚いた表情で私を見ているのはベオルフ様だ。
 そこまで考えているとは思っていなかった様子である。

「リュートのところにいるのが勿体ないくらいだな」

 何を今更……と思ってはみるものの、ベオルフ様にそう言われて悪い気はしない。
 それどころか、凄いと褒められたようで嬉しくなってしまう。

「ベオルフ様が、もう少し貴族のお勉強をすれば良い話ですよ?」
「……善処する」

 ベオルフ様の「善処する」ほどアテにならない言葉は無い。
 一瞬だけ考えたけれども辞めた……というパターンだ。

「乗り気ではありませんね……私のブラックリストに載っている貴族の周辺くらいは覚えていて欲しいのですが……」
「ブラックリスト?」
「今までに出会った貴族の中で、この人はマズイとか、ダメだと思った人を書き記しているのです」
「それを私に見せてくれないか?」

 おや? 珍しい!
 ようやく興味を持ってくれたのかと、私はいそいそとブラックリストを取り出す。

「ようやく、貴族間の関係についてお勉強する気になりましたか? それなら喜んでお渡しいたします」

 彼に渡したブラックリストのトップページは、セルフィス殿下とミュリア様だが、問題は無いだろう。
 むしろ、私のブラックリストの信憑性が証明されそうなものである。

「勉強をする気にねぇ……」

 時空神様がジトーッとベオルフ様を見ているけれども、ノートを受け取っているのですからお勉強する以外、何に使うと?
 私お手製のブラックリストのページをめくっている彼の横顔は真剣そのものだ。
 実物は私の部屋にあるはずだということで、ベオルフ様が回収を考えている間に、オーディナル様が対処してくれたらしく、彼の荷物へ移動してくれた。
 しかも、ベオルフ様以外には文字が読めないようにロックもかけるというセキュリティ対策もしている。
 まるで重要書類扱いだ。

「そんな凄い物ではありませんよ? 私が調べられる程度の情報ですし……」
「いや、色々な意味で貴重だ」
「色々な意味で?」

 どういう意味だろうか……
 とりあえず、私が作っておいたブラックリストが役に立つのなら良かった。
 貴族間の勉強ならフルーネフェルト卿に聞くのが一番である。
 その辺りも助言しておいたのだが「一考しておこう」という、ベオルフ様流の「善処しよう」よりもやる気の無い返事が……
 本当に困った人。
 私たちの方が一段落ついたと判断したオーディナル様は、続いて時空神様に現状を確認し始めた。
 おそらく、神界も大騒ぎなので大変だろう。
 的確な指示を出すオーディナル様の言葉を聞いていたのだが、時空神様の報告の中で気になる言葉が出てきた。

「陽輝が作者について調べていたようですが、進展があったようです」
「ほう……」
「父上が予想していた通り、作者は消息不明とのことです。詳しくは、俺が直接調査してみないことには……」
「そうか。それは、陽輝が此方へ来る事が出来るようになったと確定してからで良い。焦らず入念に調査しよう」
「了解です」

 作者が……消息不明?
 どういうことだろうか……嫌な予感がする。
 あの物語自体が、黒狼の主ハティたちの裏にいる者が仕組んだことだったのだろうか。
 それとも、全く別の何かに作者が巻き込まれた?
 不安な気持ちのまま、ベオルフ様の腕を掴む。
 兄が調べているのだから、誤情報という訳でもなさそうだし……
 この話が原因なのかわからないけれども、嫌な予感がする。
 胸の内がざわざわして仕方が無い。
 それに、隣に座っているベオルフ様から感じる、いつもとは違う空気が更に私を不安にさせた。

「何かあれば、遠慮無く呼ぶこと……それは約束してくれ」
「は、はい」
「おそらく……何かある」
「予感がするのですね」
「ああ……良くない悪い予感だ」

 彼がこう言い切るときは間違い無い。
 良くないことが起きる前兆だ。
 学園に居た頃も、こういうことは度々あったが……今回は規模が違うのだと肌で感じた。

「わかりました。できるだけ注意しますが……ベオルフ様も気をつけてくださいね」
「ああ……」
「ベオルフ様も、私を呼んでくださいね?」
「判っている。その時は頼む」
「はい!」

 今までは二人で乗り越えてきた。
 オーディナル様やノエルの助けもあっただろうが、基本的には二人きりだ。
 しかし、今回は真白達や時空神様もいる。
 それに、私たちの周囲には頼れる仲間がいるのだ。
 あの時とは違う。
 必ず、打ち勝つ。
 そんな決意を込めて、強く手を握りあう。
 卒業パーティーで感じた絶望を忘れない。
 その後に知った事実に打ちのめされ、一時でも彼を疑ったことに心が血を流すほど傷ついたことも忘れない。
 二度とこの手を離さないし、今度は二人だけでは無くみんなと手を取り合っていく。
 だから、絶対に負けない。

 この先に待ち受けるだろう厳しい現実や、目を覆いたくなるような真実を知っても、私たちなら乗り越えられると信じて――

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