Room 510

ひふみ しごろく

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コスプレ妄想話:メイドさん編

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「それでは貴女のおしっこ調査を開始します」

「ご、ご主人…さま…よろしくお願い…します」

彼が満面の笑みを浮かべる。
その調子!と表情が言っている。

「まずは量からです。
こちらにビーカーを用意しました。
さっそく計量してみましょう」

ビーカをわたしの股間へ近づける。

「このへんかな。さあどうぞ。出してください」

「本当にするの?」

「今日は私のお願いを聞いてくれる約束ですよね、メイドさん?」

「はい…」

何度しても彼の前でおしっこをするのは躊躇われる。
素直に出ない。
何度も心のなかで”出していい、いいんだ”と唱えて内尿道括約筋を緩める。

「ん、出ちゃう…!」

しゅ…しゃぁぁー

ガラスに小便が高い音を立てて跳ね返る。
そして量が溜まるにつれて音が変わる。

じょぼぼぼ…

「うん。濃い色ですね。やはり体内に貯めておくと濃縮されるのでしょう。そしてすごい量ですよ。これはいけません」

わたしのおしっこの入ったビーカーを光に透かしながらもっともらしいコメントを垂れている。

「量は500ccほど。かなり多い。もう少しでビーカーから溢れ出るところでした。
ダメですよ?この量はあなたの膀胱の容量にしてほぼ満タンです。我慢のし過ぎは身体に毒です。これからはもっとはやく出してくださいね。貴女の身体が心配です」

なら、こんな変態な実験は即刻中止してよ…。
我慢しちゃうに決まってるでしょう。

今日は彼の誕生日である。
プレゼントを尋ねると「いつもできないような変態実験に協力を要請します」と言われた。
排便鑑賞→0.00001秒で拒絶。
アナルSEX→これもイヤ。
アナル異物挿入→断固拒否。

まぁ…その…わたしは今、お腹の調子が良くないのだ。
お尻系がダメだとわかると次の実験対象は排尿…おしっこ。
なんでも断るのは悪しい、それならまぁ…と返事をしたのが運の尽きだった。

今回のチョイスはメイド服。
変態なご主人と従順なメイドを演じて欲しいらしい。
男性の脳内はお花畑なんだな、と思う。
彼のエロ動画コレクションにも同様に男性が王様のようにふるまい、メイドに扮した女優を好き放題辱める内容のものが多い。そしてわたしは彼の欲望のままにX字に貼り付けられている。
本当に男性の性欲というか征服欲は度し難い。

ではスポーツドリンクをどうぞ。
紅茶もおすすめです。
日本茶もいかがですか?

利尿作用があるとされる飲料を次々と飲まされる。
(と言ってもそんなすぐに出るわけがないが、そこはご愛嬌)

「さて、2回目ですね」

「うう、たくさん飲んだからもう我慢が…で、出ちゃいます…」

しゃーと勢いよくおしっこ出る。
またしてもビーカーで計量されている。

「お、さすが2回目。色も薄いし量も減っています。257ccですね。腎臓でろ過してすばやく排泄。身体に優しいでサイクルです」

先程のおしっこが溜められたビーカーの横に2回目のビーカーが並ぶ。
そんなことしないで捨ててよ。
恥ずかしいよ…。

「さあ3回目の準備です。しっかり飲んでください。カルピス好きなのを失念していました。たっぷり2リットル用意してあります。遠慮せずどうぞ」

そしてまたビーカーに放尿させられるのだった。
3回めはもっと少なかった。

「ふむふむ、これは興味深い。飛距離が目に見えて落ちました。
じょぼじょぼと下へこぼすようなおしっこでしたね。
勢いがないと軌道が不安定であちこちへ飛び散りそうになるし、肌を伝ってしまい100%回収できませんでした。回収できたのが138ccですから、こぼれた分を勘案すると150ccぐらいですか。
色もとても透明に近い」

コトリと音を立てて3つ目のビーカーが並ぶ。

「も、もういいでしょう?もう出ないわよ…」

「はい、量の検査はこれで充分データが取れました。ありがとうございます。ちょっと休憩をはさんで発射角と飛距離の実験に移りましょう」

「え?」

***

「ほ、本当にこの格好でするの?」

「そうです。AVなどでよく見かけるお馴染みのポーズですね。実際に放尿していただき現実を知りたいのです。よろしくお願いします」

どうなっているかというと、ご期待に背くようで申し訳ないが特別変態なポーズではない。
たんに仰向けになってM字開脚をしているだけだ。

…このポーズを特段変態と思わなくなっているあたりわたしもヤバイかもしれない。

さておき、『正常位でイカされてお漏らしする』シチュエーションが数多くあるが、そのリアルを知りたい!そうだ。まったく頭痛がしそうだ。

AVって男性のエロ欲を刺激し夢を叶えるものだから、誇張されまくっていると思う。
だから実際にやったらどうなる?って疑問はわかる。
わかるけど、再現させられるのは…恥ずかしすぎる!
でも約束したし…
彼の誕生日だし…
恥ずかしいので目をつぶった。

「で、出る…出るわよ!」

仰向けでおしっこをするなんて。
いや、それ以前に人前でこんなに何度もおしっこをさせられるなんて思わなかった。
おトイレで見られるのから始まって、お風呂場、洗面所とどんどん慣らされ、お部屋の中、ベッドの上、縛らえて…数え切れないぐらい変態おしっこをさせられている。
おしっこを出しているところを彼に見られるの、もう何度目かな…。
数え切れないぐらい見られてる。
そしてまた1回増えちゃう。

再び限界近くまで貯めたおしっこは勢いよく放物線を描いた。
思った以上に高く、そして遠く。

「あ、いや、うそ!そんなに出ないで…!」

「おお、AVの放尿もまんざらウソばかりとは言えないようですね、これは…」

彼が食い入るようにわたしの放尿をみている。
約束だから。
自分に言い聞かせ、わたしは恥ずかしいのを耐えた。

お尻が冷たい。
おしっこが終わりを迎えると当然飛ばなくなり、肌を伝ってお尻へと流れ落ちる。
最初は生暖かったがすぐに冷えていく。
敷かれたトイレシートがどんどん吸収し、わたしの作った水たまりが消える。

実験は今回も3回繰り返された。
腰の角度を変えてどれぐらい飛距離に差が出るのか調べられた。
放尿を何度もさせられすぎ、最後は弱々しくメイド服を濡らすだけだった。

「もう…出ない…です」

***

「では、最後の実験です。今日は本当にご苦労さまです。あと少しご協力ください」

再びメイド服を着ている。
(洗って乾かした)
そして真っ白なごく普通のパンツを履いている。

「パンツを履いたまま、お漏らししてみてください」

「えええええっ?!」

これは初めてだった。
ますます彼がわからなくなった。

「えっと、その…よくAVであるんですよ。履いたまま漏らす、ってシチュエーションが。
ところがその『良さ』がわからないんです。
何度も申し上げているように恥ずかしそうに出してくれている貴女にもとても興奮しますが、同時に私は出てるところが大好物なんですね」

「うん、知ってる」

「ありがとうございます。ところが履いたままおしっこをしてもらっても、出ているところは見えません。ですがどうにも人気のジャンルっぽいんですよ」

…わからなくていい。
素でそう思う。

「貴女がお漏らしする姿をみれば新しい扉が開くんじゃないかと期待を込めてお願いしています」

扉が開くと、またしてくれとねだられるに決まっている。
これ以上変態なプレイを増やさないで欲しい。
しかし今日は応じる約束…。

「い、一回だけ。この実験は1回だけよ!」

「おおっ、協力に感謝です。はい、1回やって貰えばときめくか興味がわかないかハッキリします」

彼の前に立ち、スカートをまくり上げる。
白い下着があらわになる。

「ご、ご主人…様…わたし、もう、おしっこが漏れちゃいます…」

「うんうん、漏らしていいよ。たっぷりとおしっこを出してみせてごらん」

「いやぁ、本当に漏れちゃう…見られてるのに…」

股間に生暖かい感触が広がる。
そして瞬時に足を冷たいものが幾筋も伝い、落ちていく。
びちゃびちゃと床を叩く水滴の音も聞こえる。
オマンコから出るおしっこを直に見られているわけではないのに、いっそう羞恥心を刺激された。

「ああ、ダメ、いっぱい出ちゃう」

床にどんどんと大きな水たまりが広がる。
ニーハイも、可愛いローファーもおしっこに染まる。

***

「と、このような実験をおこないたいのです。
あなたも興味あるでしょう?」

「あ、あるわけないでしょ!」

実際にはちょっとあるが、こんな恥ずかしいことをさせられるのはごめんだ。
そして彼はわたしのお漏らしにときめくに決まっている。
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