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【2】彼の本性を知った日
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遡ること一ヶ月前。
「今日、マーケティング部の五十嵐さんがうちの部署の飲み会に顔出してくれるんだって」
「え、ほんと? ラッキー。五十嵐さんてまだ独身だよね? 」
「そうそう。あ、でも確か彼女いるって話だよ。お相手は同じ会社の広報部の新人で、凄い可愛いって評判の矢野さんって子だったかな」
「えー、彼女いるんだぁ~。残念」
「でも、五十嵐さん、結構遊んでるって噂あるし、割と女取っ替え引っ替えしてるらしいよ。もしかしたら、今夜うちの部の誰かがお持ち帰りされるかもしれないわね」
「お持ち帰りされたい~!!」
キャー、っと女子社員の黄色い声を背中越しに聞きながら、デザイン部所属の菜乃は白けた気持ちで黙々とパソコンに向かって仕事をしていた。
菜乃の勤める会社は大手とまでは行かないが、そこそこ名の知れた有名食品メーカーであり、主に調味料やサラダドレッシング商品の開発・販売を手掛けていた。
デザインの専門学校でWebデザインを三年間学んだ菜乃は、学校の求人から応募して22歳となる年に、新卒として運良くこの会社に就職することが出来た。
現在菜乃は二十四歳であり、この会社に勤めて二年が経過していた。
仕事内容は商品パッケージのデザインやSNSや会社のホームページ作成を中心としたもので、社員ごとに制作分担がしっかりと決められている為、一人のペースで黙々と仕事が出来ることが菜乃にはありがたかった。
菜乃は見た目が少しぽっちゃりめの体型をしており、大人しめの性格で人付き合いが苦手なこともあり、昔から出来るだけ存在感を消し、目立たないように生きていた。
華やかな女性社員の多いこの会社で、菜乃は大分地味めの女子であった。
菜乃の働くこの会社はいくつかの部署に分かれており、円滑な業績向上の為にも会社全体で効率の良いチームワークに重きを置いており、職員同士の交流促進の一環として、度々他部署同士での飲み会が開催されていた。
黙々と働ける環境を好む菜乃にとって、仕事内容と給与面は魅力的ではあったが、定期的に開催されるこの飲み会が本当に嫌で堪らなかった。
今回は会社の要ともいえるマーケティング部との飲み会のようで、そこで働くマーケティング部の五十嵐大和(二十六歳)は、会社から将来を有望視されている敏腕社員であり、尚且つ、見た目がイケメンという嫌味な程の有望物件に、社内の女子社員からかなり人気の高い人物だった。
◆
入社後、一年が過ぎた頃。
一度だけ、デザイン部を訪れた五十嵐から菜乃は声を掛けられたことがあった。
「我が社のホームページのデザイン、君が担当してるんだよね? 何かさ、ありきたりというか。いまいちパッとしないというか、地味な感じがするんだよね。もう少し、全体のレイアウト大胆に変えてさ、ホームページ見に来た人を一目で惹き付けるような仕様に出来ないかな? 」
五十嵐はパソコンで作業する菜乃のデスクの脇にスッと立つと、作業中の画面を神妙な顔で覗き込みながら、チラリと菜乃へと視線を向けた。
まさか、あの五十嵐から声を掛けられるとは思ってもいなかった菜乃は心臓が飛び出る程驚いた。
「――出来る? 」
固まる菜乃に対し、畳み掛けるように五十嵐が声を掛ける。五十嵐の身体が菜乃の顔のすぐ脇にあり、彼の身体からふわりとコロンのような匂いが流れ込む。
大人な男の色気をほんの一瞬感じた菜乃だが、こちらをじっと見つめる五十嵐の視線にハッと我に返ると慌てたように五十嵐の質問に答えた。
「は、はい。すみません! すぐに言われたように変更します! 」
「うん、よろしく」
ようやく満足する答えを聞けた五十嵐は、菜乃に対してにこりと笑顔を浮かべながら、労うように菜乃の肩をポンと軽く叩くと、次の社員へと足を運んだ。
五十嵐に触れられた肩が熱い。
(一人でパソコンにかじりつける仕事で良かった……)
菜乃は今、自分の顔が真っ赤になっていることを自覚していた。
引っ込み思案な菜乃は、思春期が始まった中学生位から殆ど男子とまともに話をしたことがなかった。
その為何となく男子と接することが苦手となった菜乃は高校は女子校に通い、そのままデザインの専門学校へと進んだ。
デザインの学校では男子もいたが、菜乃が唯一話せた男子は二次元キャラをこよなく愛するオタク男子で、アニメやゲームの話等で何とか話が出来たものの、一般的なイケメンなんて、菜乃の中では別次元の生き物として捉えていた。
なので、イケメンに全くといっていい程免疫のない菜乃は、仕事内容にダメ出しを食らったということも忘れ、大人の魅力に溢れ、仕事の出来るイケメン先輩社員からの『肩ポン』に、かなり舞い上がってしまっていた。
舞い上がった気分のまま、菜乃はその日、珍しくお昼に社員の集まる社食へと足を運んだ。
菜乃の昼休憩が遅かったこともあって、社食は既に来客のピークを過ぎており、がらんと空いていた。それは内気な菜乃にとっては有り難いことだった。
菜乃は食べるメニューに悩んだ末、腹持ちの良さそうなカツ丼セットを注文すると、どこに座ろうかと食堂内をぐるりと見回した。
「あ……」
思わず菜乃の口から短い歓喜の声が漏れた。
まばらにいる職員の中に、先程菜乃をときめかせた五十嵐が同じマーケティング部の同僚と二人でテーブルに座り、昼食を食べている姿を発見したからだ。
菜乃はドキドキと高鳴る胸の鼓動を抑えながら、五十嵐から観葉植物を挟んで、一席離れたテーブルにこっそりと隠れるように腰を下ろした。
「――それにしてもさ、さっきデザイン部に顔出したんだけど」
食堂の観葉植物に挟まれながら、背中越しに五十嵐の話し声が聞こえてくる。
一人食事を摂る菜乃は、自分の部署の話をする五十嵐の話に興味津々に聞き耳を立てた。
「デザイン部って、あんまりパッとした子いなくてちょっとガッカリしたわ」
「出た。マーケティング部五十嵐の女性社員市場調査」
(え? )
予想外の会話内容に、思わず菜乃の食事の手がピタリと止まる。
「特にさ……」
思い出したように、背後の五十嵐がプッと愉快そうに吹き出した。
「ホームページ作成担当の女。すっげー太ってて陰キャ丸出しなやつがいてさ。あんな社員うちにいたんだって、ちょっとびっくりしたわ。俺が声掛けた途端に固まったかと思ったら、みるみる顔真っ赤になってさ。ありゃ、完璧俺に惚れたね。暫くぼーっとしてたし。まぁ、でも陰キャデブ女に惚れられたって嬉しくも何ともないけどね」
がん、と鈍器で頭を殴られたような衝撃が菜乃を襲った。
デザイン部でホームページ制作担当の太っちょは菜乃しかいない。五十嵐の口から語られたのは紛れもなく先程の自分のことだと菜乃は確信すると、五十嵐の認識と、自分の浮かれっぷりの温度差に、恥ずかしさで一気に全身がカッと赤く染まった。
(ひ、酷い。というか、女子社員の市場調査って何……? )
背後で行われているセクハラ紛いの発言に、菜乃は怒りとショックで箸を持つ手がわなわなと震えていた。
(信じられない! こんな女性を値踏みするような最低男に、ほんの一瞬でもときめいてしまった自分が許せない……!? )
菜乃は悔しさに、目の前のカツ丼を猛烈な勢いで口の中に掻き込んだ。
* * *
キャーキャー騒ぐ女子を尻目に、菜乃は食堂での出来事を思い出し、再び五十嵐に対して怒りが込み上げていた。
自分達が五十嵐からマーケティングされ、『パッとしない』と評された面々が、今夜の飲み会で五十嵐からどうしてお持ち帰りされるというのか。
自ずとキーボードを打つ手に力が籠る。
飲み会は仕事の一環として捉えられており、余程の事情でない限り、基本的に断ることは出来ないため、菜乃は顔だけ出してさっさと帰ろうと、溜め息を吐いてオフィスの時計に視線をやった。
「今日、マーケティング部の五十嵐さんがうちの部署の飲み会に顔出してくれるんだって」
「え、ほんと? ラッキー。五十嵐さんてまだ独身だよね? 」
「そうそう。あ、でも確か彼女いるって話だよ。お相手は同じ会社の広報部の新人で、凄い可愛いって評判の矢野さんって子だったかな」
「えー、彼女いるんだぁ~。残念」
「でも、五十嵐さん、結構遊んでるって噂あるし、割と女取っ替え引っ替えしてるらしいよ。もしかしたら、今夜うちの部の誰かがお持ち帰りされるかもしれないわね」
「お持ち帰りされたい~!!」
キャー、っと女子社員の黄色い声を背中越しに聞きながら、デザイン部所属の菜乃は白けた気持ちで黙々とパソコンに向かって仕事をしていた。
菜乃の勤める会社は大手とまでは行かないが、そこそこ名の知れた有名食品メーカーであり、主に調味料やサラダドレッシング商品の開発・販売を手掛けていた。
デザインの専門学校でWebデザインを三年間学んだ菜乃は、学校の求人から応募して22歳となる年に、新卒として運良くこの会社に就職することが出来た。
現在菜乃は二十四歳であり、この会社に勤めて二年が経過していた。
仕事内容は商品パッケージのデザインやSNSや会社のホームページ作成を中心としたもので、社員ごとに制作分担がしっかりと決められている為、一人のペースで黙々と仕事が出来ることが菜乃にはありがたかった。
菜乃は見た目が少しぽっちゃりめの体型をしており、大人しめの性格で人付き合いが苦手なこともあり、昔から出来るだけ存在感を消し、目立たないように生きていた。
華やかな女性社員の多いこの会社で、菜乃は大分地味めの女子であった。
菜乃の働くこの会社はいくつかの部署に分かれており、円滑な業績向上の為にも会社全体で効率の良いチームワークに重きを置いており、職員同士の交流促進の一環として、度々他部署同士での飲み会が開催されていた。
黙々と働ける環境を好む菜乃にとって、仕事内容と給与面は魅力的ではあったが、定期的に開催されるこの飲み会が本当に嫌で堪らなかった。
今回は会社の要ともいえるマーケティング部との飲み会のようで、そこで働くマーケティング部の五十嵐大和(二十六歳)は、会社から将来を有望視されている敏腕社員であり、尚且つ、見た目がイケメンという嫌味な程の有望物件に、社内の女子社員からかなり人気の高い人物だった。
◆
入社後、一年が過ぎた頃。
一度だけ、デザイン部を訪れた五十嵐から菜乃は声を掛けられたことがあった。
「我が社のホームページのデザイン、君が担当してるんだよね? 何かさ、ありきたりというか。いまいちパッとしないというか、地味な感じがするんだよね。もう少し、全体のレイアウト大胆に変えてさ、ホームページ見に来た人を一目で惹き付けるような仕様に出来ないかな? 」
五十嵐はパソコンで作業する菜乃のデスクの脇にスッと立つと、作業中の画面を神妙な顔で覗き込みながら、チラリと菜乃へと視線を向けた。
まさか、あの五十嵐から声を掛けられるとは思ってもいなかった菜乃は心臓が飛び出る程驚いた。
「――出来る? 」
固まる菜乃に対し、畳み掛けるように五十嵐が声を掛ける。五十嵐の身体が菜乃の顔のすぐ脇にあり、彼の身体からふわりとコロンのような匂いが流れ込む。
大人な男の色気をほんの一瞬感じた菜乃だが、こちらをじっと見つめる五十嵐の視線にハッと我に返ると慌てたように五十嵐の質問に答えた。
「は、はい。すみません! すぐに言われたように変更します! 」
「うん、よろしく」
ようやく満足する答えを聞けた五十嵐は、菜乃に対してにこりと笑顔を浮かべながら、労うように菜乃の肩をポンと軽く叩くと、次の社員へと足を運んだ。
五十嵐に触れられた肩が熱い。
(一人でパソコンにかじりつける仕事で良かった……)
菜乃は今、自分の顔が真っ赤になっていることを自覚していた。
引っ込み思案な菜乃は、思春期が始まった中学生位から殆ど男子とまともに話をしたことがなかった。
その為何となく男子と接することが苦手となった菜乃は高校は女子校に通い、そのままデザインの専門学校へと進んだ。
デザインの学校では男子もいたが、菜乃が唯一話せた男子は二次元キャラをこよなく愛するオタク男子で、アニメやゲームの話等で何とか話が出来たものの、一般的なイケメンなんて、菜乃の中では別次元の生き物として捉えていた。
なので、イケメンに全くといっていい程免疫のない菜乃は、仕事内容にダメ出しを食らったということも忘れ、大人の魅力に溢れ、仕事の出来るイケメン先輩社員からの『肩ポン』に、かなり舞い上がってしまっていた。
舞い上がった気分のまま、菜乃はその日、珍しくお昼に社員の集まる社食へと足を運んだ。
菜乃の昼休憩が遅かったこともあって、社食は既に来客のピークを過ぎており、がらんと空いていた。それは内気な菜乃にとっては有り難いことだった。
菜乃は食べるメニューに悩んだ末、腹持ちの良さそうなカツ丼セットを注文すると、どこに座ろうかと食堂内をぐるりと見回した。
「あ……」
思わず菜乃の口から短い歓喜の声が漏れた。
まばらにいる職員の中に、先程菜乃をときめかせた五十嵐が同じマーケティング部の同僚と二人でテーブルに座り、昼食を食べている姿を発見したからだ。
菜乃はドキドキと高鳴る胸の鼓動を抑えながら、五十嵐から観葉植物を挟んで、一席離れたテーブルにこっそりと隠れるように腰を下ろした。
「――それにしてもさ、さっきデザイン部に顔出したんだけど」
食堂の観葉植物に挟まれながら、背中越しに五十嵐の話し声が聞こえてくる。
一人食事を摂る菜乃は、自分の部署の話をする五十嵐の話に興味津々に聞き耳を立てた。
「デザイン部って、あんまりパッとした子いなくてちょっとガッカリしたわ」
「出た。マーケティング部五十嵐の女性社員市場調査」
(え? )
予想外の会話内容に、思わず菜乃の食事の手がピタリと止まる。
「特にさ……」
思い出したように、背後の五十嵐がプッと愉快そうに吹き出した。
「ホームページ作成担当の女。すっげー太ってて陰キャ丸出しなやつがいてさ。あんな社員うちにいたんだって、ちょっとびっくりしたわ。俺が声掛けた途端に固まったかと思ったら、みるみる顔真っ赤になってさ。ありゃ、完璧俺に惚れたね。暫くぼーっとしてたし。まぁ、でも陰キャデブ女に惚れられたって嬉しくも何ともないけどね」
がん、と鈍器で頭を殴られたような衝撃が菜乃を襲った。
デザイン部でホームページ制作担当の太っちょは菜乃しかいない。五十嵐の口から語られたのは紛れもなく先程の自分のことだと菜乃は確信すると、五十嵐の認識と、自分の浮かれっぷりの温度差に、恥ずかしさで一気に全身がカッと赤く染まった。
(ひ、酷い。というか、女子社員の市場調査って何……? )
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(信じられない! こんな女性を値踏みするような最低男に、ほんの一瞬でもときめいてしまった自分が許せない……!? )
菜乃は悔しさに、目の前のカツ丼を猛烈な勢いで口の中に掻き込んだ。
* * *
キャーキャー騒ぐ女子を尻目に、菜乃は食堂での出来事を思い出し、再び五十嵐に対して怒りが込み上げていた。
自分達が五十嵐からマーケティングされ、『パッとしない』と評された面々が、今夜の飲み会で五十嵐からどうしてお持ち帰りされるというのか。
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