美し過ぎる第三王子は鬼畜で悪魔。

五玖凛

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第一章-幼き頃の回廊

君との出会い

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<軍事操練場>
騎士団達の操練声に混じりながら幼い子供達が何やらもめている声がチラチラと操練場の隅から聴こえてくる、、、

「や~い!オンナオトコ!!お前みたいな奴が剣なんぞもてんのか~??ハハハハ」
反逆者・・・の子の分際でよくのこのこと顔だしやがって!!」
「「そうだ!気持ち悪い目もしやがって~~」」

「ここはお前の来ていい場所ではないんだよ!」


何人かに追いやられ隅に囲まれるひとりの男の子が居た
太陽の反射で眩しく光る肩まで長いプラチナブロンドヘアーを後ろに一括りして,光にあたれば輝く宝石のみたく透き通る赤いマナコは今、目の前に立ち塞がり,容赦なく軽蔑の視線を注いでくる眼差しを怯えもせずに受け止めてる、、、


ようには見えるが,彼は今必死で木刀を支えに背伸びし目を合わせるのがやっとのこの状態を死んでもコイツラ達に見せまいと内心もがいてる…

「なんだぁ?!ナニ睨みかえしてるんだよ!!」


真正面に立つ緑のベストを着る
おそらくコイツラのリーダー(ガキ大将)だろう,男の子はさらに声を荒げてきた


ブロンドの彼は少し眉を顰めたら,すぐに呆れた顔を顕し言い返す
「君、そんなに唾を飛ばさないでくれるかな?汚いではないか....」内ポケットからハンカチを取り出し顔を拭い出した


「それとココは騎士の操練場です。よくもまぁ~ペラペラと背が自分より頭一つ欠けてる相手に暴言を吐きますね」拭き終わったハンカチを綺麗に畳み,懐にしまい込んだら

フッとまったく好意の無い微笑みを彼らに返したら


その一連の所作があまりに美しく
暫く見惚れてしまった悪ガキ達...

彼はまだ7歳だが生まれてすぐ母親と引き離され王族であるべき教養を常に教えこまれている....
それに加えて美貌もあると魅了されるのも無理ない

((はっ!と、緑ベストの子が目が覚めたらさっきの言動を考える内にみるみると顔を赤くし、!意気よいよく彼に掴みかかった))

「貴様ッ!!リュクセン・ウェイン!!....おのれ...俺を侮辱したなァァ!!?」

そして掴みかかった男の子は今でもリュクセンを噛み付きそうな形相だ


「「オォイ⁉︎...マズイんじゃねぇか...?」俺はしらねぇから....」
「「こいつ一応王族だぞ.....」お...俺....もう迎えが来てるから」


取り巻きの男の子達怖気付きそそくさと逃げ帰った

そして緑ベストの子が殴りかかろうとしたその時

‼︎バシッ⁉︎

男の子は振り上げられた腕を何者かによって掴まれる


殴られると知り目を瞑っていたマブタをゆっくり開けてみたら、、、視界いっぱいに顔を近づけて来るイカツイ顔した金色の目をもった黒髪の少年が自分を物凄い見つめて来る
(...睨みついて来る...)


視線合わさると彼の金色コンジキの瞳に自分の色が微かに赤く重なった


「。。。。。」


「。。。」



...なッ...何なんだこの見つめ合うは.....⁉︎
誰だこのデカブツは!

この微妙な空気に耐えきれず思わず尋ねた
「あの僕の顔に何か...?」

「(おい!放っせ!貴様タダじゃ済まないッ「怪我は....無さそうだ.....」お前ら!俺を無視するな!)」

パッと掴んでる腕を離し少年は自分の胸板までしかない睨めながら叫ぶが無視し続けた男の子に体を向き合わせたら見下ろし

『........この人...傷付けたら.....タダじゃおかないよ......』

「!!ヒィッ‼︎~~~-ー」

「あ.....何も逃げなくても.........」

....イヤッ、その見るからに不機嫌そうなイカツイ顔に,わざとか知らないが声を低くして言われたら誰だって逃げ出すだろ.........
それに身長の差により出来る顔の陰が倍怖くしてるぞ.......



「助けてくれた礼を言う。
ありがとう」

「.....貴方...を助けるのが....俺の...役目」
そして彼は膝を折り目線を合わせてこう言った。
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