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第一章 ボーイ・ミーツ・ツーディーガールズ
よく分からないがここは美少女ゲームの世界なんだろうか。
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いきなりだが俺、神林慎一郎は過去にモテ期があった。
小学校の時だ。これは持論なのだが小学生は足が速い奴、頭が良い奴がモテるんじゃないかと思う。
自分で言うのもアレだが、それなりに頭が良かった俺は小学校の頃は女子にキャーキャー言われたものだ。
「神林君って、頭良いよね。」
この台詞を何度聞いたか分からない。それくらいには頭が良く、とてもちやほやされた。あの頃に戻りたいと今でも思う。
だが、それから時は経ち、中学時代。チャラい奴、悪っぽい奴がモテる時期(持論)。真面目メガネの俺は一切合財モテなかった。
そして現在、俺は高校生。陽キャ、純粋にカッコいい奴がモテる時期だ(持r)。
陰キャ普通メン(決してブサイクではない。)の俺は当然全然モテない。
そんな俺はアニメやゲームにうつつを抜かし、今や勉強よりもサブカルに詳しい。
リア充に成れないならエア充に成れば良いじゃない。が座右の銘の美少女大好きな典型的な二次元オタクだ。
今日も、ガールズ.ガーディアン.ガンガンダッシュ戦記、通称ガガガ戦記の限定フィギュアを買ってきた。今はその帰り道だ。
そんな中ーー。
「あっ!危ない!!」
そんな声が叫ばれ辺りを見ると、猛スピードで車が赤信号だというのにも関わらずこちらに突っ込んで来ている。
止まる気配はない。大方何か仕出かしてパトカーにピーポーピーポー追われてるんだろう。
まあ、人を轢くことに躊躇がないと言うことはそう言うことなんだろうけど。
避ける時間はない、もう終わりだ。短い人生だったけど案外楽しめたよ。
「ーーサヨナラ。」
ぼよよん
「ーー?。」
追突の衝撃は思っていたよりも全然断然軽かった。
まるでドッジボールのボールが当たったかのようなーー。
ーー目を開けるとそこにドッジボールのボールがコロコロ転がっている。
「大丈夫?ちょっと、ボーッとしてたら駄目だよ?ここは戦場なんだから。」
話しかけて来たのは海老茶色の髪をした、左右に赤いリボンを付けた美少女だった。
あれ?何か見覚えがあるぞ?この娘。
「やったー!!やりましたよ!!」
そこにいたもう一人の美少女がはしゃぎながらそう言う。
先ほどのボールを相手チームにぶつけたようだ。
そもそも何で俺はこんなとこにー。
「くっ、やられました。」
相手チームの娘だ、やはりこちらも美少女だ。緑色の髪と何処か落ち着いた雰囲気を感じさせる顔立ちをしている。
あの娘も何処かで見たことがあるようなーー。
ーー分かった!!
海老茶色の髪の美少女はカナ、相手の娘はアズだ。
その二人はガールズ.ガーディアン.ガンガンダッシュ戦記、縮めてガガガ戦記のキャラクターだ。
そしてここは、信じがたいがゲームの世界、そこに俺はやって来たようだ。
ーーいや何か納得した感じになってるが、全く納得してない。まずどうやってここに来た?自動車に轢かれてワープしたとか?いやいやあり得ない、意味わかんない、どうなってんの!?これ?
「やった!勝ったよ!イェーイ!!」
海老茶色の髪の美少女ーーカナがハイタッチを求めてこちらに来る。
正直、今それどころじゃないぐらい頭がこんがらがってるが、反射的にハイタッチをする。
「えへへ~♪」
満面の笑み。ヤバイ、可愛すぎる、向日葵、太陽、ダイヤモンド、いや駄目だ言葉では表せない。只々可愛すぎる。可愛すぎる。ヤバイ。
いろんな事がもう全て吹っ飛んだ。それほどの威力のある笑顔だ。
俺はこれからどうしようか?これからこの世界で生きて行くことに成るのだろうか、それともこれはいつか覚める夢なんだろうか。もうそれさえもどうでも良い。
だた、この笑顔を今はずっと見ていたかった。
小学校の時だ。これは持論なのだが小学生は足が速い奴、頭が良い奴がモテるんじゃないかと思う。
自分で言うのもアレだが、それなりに頭が良かった俺は小学校の頃は女子にキャーキャー言われたものだ。
「神林君って、頭良いよね。」
この台詞を何度聞いたか分からない。それくらいには頭が良く、とてもちやほやされた。あの頃に戻りたいと今でも思う。
だが、それから時は経ち、中学時代。チャラい奴、悪っぽい奴がモテる時期(持論)。真面目メガネの俺は一切合財モテなかった。
そして現在、俺は高校生。陽キャ、純粋にカッコいい奴がモテる時期だ(持r)。
陰キャ普通メン(決してブサイクではない。)の俺は当然全然モテない。
そんな俺はアニメやゲームにうつつを抜かし、今や勉強よりもサブカルに詳しい。
リア充に成れないならエア充に成れば良いじゃない。が座右の銘の美少女大好きな典型的な二次元オタクだ。
今日も、ガールズ.ガーディアン.ガンガンダッシュ戦記、通称ガガガ戦記の限定フィギュアを買ってきた。今はその帰り道だ。
そんな中ーー。
「あっ!危ない!!」
そんな声が叫ばれ辺りを見ると、猛スピードで車が赤信号だというのにも関わらずこちらに突っ込んで来ている。
止まる気配はない。大方何か仕出かしてパトカーにピーポーピーポー追われてるんだろう。
まあ、人を轢くことに躊躇がないと言うことはそう言うことなんだろうけど。
避ける時間はない、もう終わりだ。短い人生だったけど案外楽しめたよ。
「ーーサヨナラ。」
ぼよよん
「ーー?。」
追突の衝撃は思っていたよりも全然断然軽かった。
まるでドッジボールのボールが当たったかのようなーー。
ーー目を開けるとそこにドッジボールのボールがコロコロ転がっている。
「大丈夫?ちょっと、ボーッとしてたら駄目だよ?ここは戦場なんだから。」
話しかけて来たのは海老茶色の髪をした、左右に赤いリボンを付けた美少女だった。
あれ?何か見覚えがあるぞ?この娘。
「やったー!!やりましたよ!!」
そこにいたもう一人の美少女がはしゃぎながらそう言う。
先ほどのボールを相手チームにぶつけたようだ。
そもそも何で俺はこんなとこにー。
「くっ、やられました。」
相手チームの娘だ、やはりこちらも美少女だ。緑色の髪と何処か落ち着いた雰囲気を感じさせる顔立ちをしている。
あの娘も何処かで見たことがあるようなーー。
ーー分かった!!
海老茶色の髪の美少女はカナ、相手の娘はアズだ。
その二人はガールズ.ガーディアン.ガンガンダッシュ戦記、縮めてガガガ戦記のキャラクターだ。
そしてここは、信じがたいがゲームの世界、そこに俺はやって来たようだ。
ーーいや何か納得した感じになってるが、全く納得してない。まずどうやってここに来た?自動車に轢かれてワープしたとか?いやいやあり得ない、意味わかんない、どうなってんの!?これ?
「やった!勝ったよ!イェーイ!!」
海老茶色の髪の美少女ーーカナがハイタッチを求めてこちらに来る。
正直、今それどころじゃないぐらい頭がこんがらがってるが、反射的にハイタッチをする。
「えへへ~♪」
満面の笑み。ヤバイ、可愛すぎる、向日葵、太陽、ダイヤモンド、いや駄目だ言葉では表せない。只々可愛すぎる。可愛すぎる。ヤバイ。
いろんな事がもう全て吹っ飛んだ。それほどの威力のある笑顔だ。
俺はこれからどうしようか?これからこの世界で生きて行くことに成るのだろうか、それともこれはいつか覚める夢なんだろうか。もうそれさえもどうでも良い。
だた、この笑顔を今はずっと見ていたかった。
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