残声師レイ【死を聞く239歳の探偵と、生の音を聴くレスキュー隊員】
――ある日、自分の死体を見た。だが、その死体は数秒で消えた。
239年間、死者の最期の声ばかりを聞き続けてきた探偵・レイ。彼のもとへ、「自分の未来死体を見た」という奇妙な依頼を持ち込んできたのは、人命救助の〈英雄〉と呼ばれる、レスキュー隊員・ジンだった。
ジンはある理由から、異様なまでに死を恐れていた。しかし、ずっと死に向き合い続け、生に無頓着になってしまったレイには、彼の恐怖が理解できない。どうすればレイの生を実感できるのか、焦ったジンは、ついにレイの境界線を超えてしまう。
「聞きたい。呼吸も、言葉も、感じてる声も……あんたが生きてる音、全部――!」
どんな微かな生者の音も聞き取る能力を持つジンは、レイの「音」を執拗に求める。しかし、未来死体事件が二人の命までも脅かし始める中、ジンに強引に助けられ、触れられ続けるうちに、レイの麻痺していた心と身体が切なく疼き始めて――。
死だけを見つめ続けてきた孤独な青年が、初めて誰かと「生きたい」と願うまでを描く、生と死の現代ミステリBL。
※ハッピーエンド / R18描写あり
※こんな好みの方へ
○事件と恋愛、どちらもじっくり楽しみたい
○強い執着攻め・クールで折れない受けが好き
○心理描写や関係性の積み重ねを味わいたい
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