【完結】鳥籠の華は皇后選定を乗り切りたいっ! ──呪われた皇帝を救いましょう──
「わたくしに四夫人など務まりませんのに!」
とある田舎のお屋敷で、ひとりの少女の悲鳴が上がる。つい先日十八歳になった蓮華は、唯一の味方である式神に縋りつきながら、必死で両親と兄に反抗していた。何でも、皇帝より四夫人として後宮に入るよう命令が下ったらしい。蓮華は一生田舎で自然に囲まれて暮らしていくことを望んでいたというのに、ひどい話だ。
蓮華が後宮の妃、それも四夫人に選ばれた理由などひとつしかない。……蓮華の血筋に生まれた女性は、必ず強力な式神を生み出せるからである。幼い頃から『いつか後宮に入ることになる』と言い聞かされてはいたが、だからと言って素直に受け入れられるものではないだろう。
そんな蓮華に、父はとある提案をした。それは『皇后選定』で貴妃に選ばれ、褒美に後宮を出たいと願い出ること。そして実現できたなら父からも口添えするということ。
少し悩んだ末に了承した蓮華は、後日後宮へと入内することになるが、そこで出会う妃は個性豊かな者ばかりのようで……?
果たして、後宮という名の鳥籠に入った蓮華は無事に『皇后選定』を乗り切ることができるのか。皇帝と顔を合わせた蓮華の悩み、葛藤とは……?
『自由を望んでいると言う割に、この家から逃げ出さないのは、蓮華を引き留める何かがあるからに他ならない』
これは後宮において最上級の位を誇る妃が、とある試練を通し、自身の望みを叶えるまでの物語。
※全57話、番外編等未定、完結保証
※現時点では【完結】としておりますが、今後続編の執筆も考えております。
※第9回キャラ文芸大賞にて【後宮賞】を受賞しました! 応援ありがとうございました!!
とある田舎のお屋敷で、ひとりの少女の悲鳴が上がる。つい先日十八歳になった蓮華は、唯一の味方である式神に縋りつきながら、必死で両親と兄に反抗していた。何でも、皇帝より四夫人として後宮に入るよう命令が下ったらしい。蓮華は一生田舎で自然に囲まれて暮らしていくことを望んでいたというのに、ひどい話だ。
蓮華が後宮の妃、それも四夫人に選ばれた理由などひとつしかない。……蓮華の血筋に生まれた女性は、必ず強力な式神を生み出せるからである。幼い頃から『いつか後宮に入ることになる』と言い聞かされてはいたが、だからと言って素直に受け入れられるものではないだろう。
そんな蓮華に、父はとある提案をした。それは『皇后選定』で貴妃に選ばれ、褒美に後宮を出たいと願い出ること。そして実現できたなら父からも口添えするということ。
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ざまぁみろ」
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