陸国人魚物語

海の者が暮らす『海国』と陸の者が暮らす『陸国』。
 陸国では酷い傷を負った人魚から託された赤子の人魚が王とその妃によって大切に育てられていた。

『会ってみたいなぁ…どんな姫君なのでしょうか、海には戻ってこないのかなぁ』

 人魚族の生き残りである『陸国の人魚』に(いつかひと目だけでも…)と憧れを抱いていた海国の皇子。

 なぜ人魚は陸国に託されたのか。
 なぜ人魚族は滅びたのか。

 人魚が全てを知る時、海と陸の過去が明らかになる。

「声を、歌を失ったら、私はどうしたら良いの?生きていてはいけないの…?」
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