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三年目の夏の話
九 シャワー(※)
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自宅に戻って、二人でシャワーを浴びる。
ぬるいお湯を浴びていたら、レンは気持ちが落ち着いてくる。
髪を洗って身体を洗って、先に出ようとしたレンをルイスは引き留めた。裸で抱き合って口づける。
レンの上唇や、下唇を食んで開かせて、舌をとらえる。あたたかい舌を出させて舐めたり吸ったりするうちに、レンは熱くなり、顔が赤くなって息があがってくる。
「ん、あ」
思わず喘ぎを漏らすレンの顔を両手で捕まえて、ルイスは激しくキスをした。腰が抜けそうになっているレンの腰に手を回して支えて、ルイスは歯列をなぞったり、舌が抜けるほど強く吸う。唾液が垂れる。舐める。
キスに夢中になるレンが可愛いとルイスは思う。
「ん、ふ」
「ん、レン」
「ルイスさん、んん」
放したときには、レンはふらふらである。ルイスはレンを、湯舟のふちに座らせた。
キスをするうちに、反応している。半勃ちになったそれを、片手で優しく扱く。寒くないようにシャワーを出しておく。
ルイスは床に膝をついて、ふちに掛けるレンのそれを正面から咥えた。口で上下する。口内で、裏筋に舌を這わせる。レンはルイスの頭に触れて、快感をやり過ごす。
「ルイスさん、そんな、されたら」
ルイスの口の中で、レンはすっかり固くなってくる。ぬるい舌の感触が柔らかく、レンは震えた。このままでは、彼の口の中で出してしまう。
「あっ、は……」
「レン、ここ気持ちよさそう」
「気持ちい、あっ、や、ああ、だめです、やめ、やめて、出ちゃうから」
「いいよ、出して」
「あっ、しゃべらないで」
レンの腰が引ける。ルイスは手加減をしない。レンを追い込んでいく。固く張りつめたレンの性器をリズミカルに扱いて、唾液まみれにして粘着質な音を立てる。音は浴室に響いて、レンの耳を犯す。たまらなくなる。
「やっ、あっ、でるっ……」
「ん」
レンはルイスの肩を押すが、口を放してくれない。そのため、レンはルイスの口の中で出してしまった。どくどくと、射精し終わる。残滓を吸うようにして、ルイスがやっと口を放した。精液を飲まれて、幸せそうにされて、レンは恥ずかしい。
「……飲んじゃったんですか」
「うん。おいしい」
「もー……」
レンは真っ赤になって恥ずかしがりつつ、ルイスの頭を抱いて、額にキスをする。ルイスはキスを受けて、それから立ち上がった。
湯船のふちに座るレンの顔に、自分の肉棒を突きつける。
レンは躊躇いなく先端にキスをした。いつもながら、彼のそれは大きい。レンに口淫するうちに、張りつめている。
立ち上がったルイスは、レンの頭を撫でながら、レンに口で愛撫されるのを味わう。小さな口で、一所懸命にむしゃぶりついているのが嬉しい。喉の奥まで入れようと頑張るけれど入らない。なんて可愛いのだろうといつも思う。
目を閉じて必死に咥えるレンの濡れた前髪を寄せたり、頭を撫でたりする。
「目を開けて、レン」
「ん、ふぁい」
とろんと潤んだ瞳に、ルイスは激しい気持ちになる。レンの口からゆっくり引き抜く。名残惜しそうに舌を出すレンの頭を撫で、ルイスはレンを立たせて、壁に両手を突かせた。
「いいね、レン」
「は、はい」
レンは腰を突き出す。ルイスは指でほぐすのもそこそこに、ローションを塗って、レンに挿入を試みる。
「っ……」
「痛い?」
「い、いいえ、大丈夫、です」
レンは苦しい。なじむようにと耐える。
ルイスは性急なのを反省して、ローションを足し、レンの胸の突起に触れたり、背筋を撫でたりし、臀部を広げながら少しずつ入れていく。立ちバックで、密着しながら、耳朶を食む。耳のふちを噛む。耳の穴を舐める。
早く全部入れたい。おそらくレンも、早く入れられたい。だが、痛くしては意味がない。気持ちよくなってほしい。
肌が気持ちいい。あたたかい。レンにぴったりと密着しながらいれたい。
下から小刻みに、優しく突き上げるように、徐々に確実に挿入していく。
レンはいっぱいいっぱいだ。貫かれる。貫かれてしまいたい。
頭まで痺れてくる。壁に突いている手が震える。力が入れられない。
「あー……あ……」
「レン、入ってくよ。こんな風にされても、いいの?」
こうしていると、ルイスは、レンとの体格差を感じる。背は高いのにレンは小柄に思える。骨格が細いなとルイスは思う。
「っ、は、はい」
「レンはいい子だね。おいで、もう少し」
「は……、あ、んん……」
「可愛いレン。こっち向いて」
レンは顔をななめに上げる。ルイスはレンの顎を掴んで、レンの上唇を吸った。舌を突き出させて、舌を絡める。
少しだけ届かないので、腰を強く押しつけて、もう一押しした。
「あああー……」
「全部入ったね、レン。いい子」
震えるレンの身体をなだめるように抱きしめて、さらに強くして深くする。つながっているところだけではなくて、触れている肌も溶けて、一緒になってしまいたい。きつく抱きしめる。
「あ……」
受け入れているレンは、ルイスに押しあげられるせいで、つま先立ちのようになる。壁についた手の力が抜けて、もたれかかりそうになる。ルイスに支えられて、背をそらせる。奥まで入っていて、頭が真っ白だ。もう気持ちいい場所に当たっている。
抱きしめながら、ルイスはレンの屹立を優しく扱く。
「レン、動いてもいい?」
「は、はい。う、動いてほしい、です」
「動いてほしいの? ああ、可愛いな」
ルイスは、レンの耳元で囁き、レンの前を上下しながら、腰を動かす。ゆっくりと小刻みにしながら、少しずつ早めたり、緩めたりする。
レンはその動きにたまらなくなって喘ぐ。
「あっ、あん、あ、ああ、ルイスさん、気持ちいい、いいです、あっ」
「僕も気持ちいい、レン、可愛いよ。レンの中、あったかいね」
「んっ、んん、は、はあ、あっ、いい、いいです。ルイスさん、気持ちいい」
ルイスは、レンを突く力を強めた。激しくしたい。うねるように、荒々しく突いて引く。レンの腰を掴まえて、壁に押しつけるようにする。
「ああっ、は、はげし、い、あっ、すごい、や、あ」
「っ、レン、レン。好き」
「ルイスさん、俺も、俺も好き、好きです」
「愛してる、レン」
「っ、ルイスさん、俺も、愛してます、あ、はげし、あ、あー」
ルイスはレンの身体に容赦なく打ちつける。執拗に嬲る。抉る。お互いにお互いを貪る。次第に限界が近づいてくる。理性を忘れた甘い声が響くのもいやらしい。
レンは快感に身悶えた。
「ルイスさ、あっ、あああ、ああ、も、もう」
「レン、僕、イきそう。出したい。中に出させて、いいね」
「っ、は、あ、あ、俺も、あ、イく」
「レン……!」
「や、イ、イく、あっ、好き、好きです、ルイスさん」
「レン、レン、っ」
レンの身体をかき抱いて、ルイスはレンの耳元でこらえるような声を上げながら、最奥で果てた。レンも、体内で射精されながら、息を吐いて震える。同時に達して、白濁を放っていた。
ぬるいお湯を浴びていたら、レンは気持ちが落ち着いてくる。
髪を洗って身体を洗って、先に出ようとしたレンをルイスは引き留めた。裸で抱き合って口づける。
レンの上唇や、下唇を食んで開かせて、舌をとらえる。あたたかい舌を出させて舐めたり吸ったりするうちに、レンは熱くなり、顔が赤くなって息があがってくる。
「ん、あ」
思わず喘ぎを漏らすレンの顔を両手で捕まえて、ルイスは激しくキスをした。腰が抜けそうになっているレンの腰に手を回して支えて、ルイスは歯列をなぞったり、舌が抜けるほど強く吸う。唾液が垂れる。舐める。
キスに夢中になるレンが可愛いとルイスは思う。
「ん、ふ」
「ん、レン」
「ルイスさん、んん」
放したときには、レンはふらふらである。ルイスはレンを、湯舟のふちに座らせた。
キスをするうちに、反応している。半勃ちになったそれを、片手で優しく扱く。寒くないようにシャワーを出しておく。
ルイスは床に膝をついて、ふちに掛けるレンのそれを正面から咥えた。口で上下する。口内で、裏筋に舌を這わせる。レンはルイスの頭に触れて、快感をやり過ごす。
「ルイスさん、そんな、されたら」
ルイスの口の中で、レンはすっかり固くなってくる。ぬるい舌の感触が柔らかく、レンは震えた。このままでは、彼の口の中で出してしまう。
「あっ、は……」
「レン、ここ気持ちよさそう」
「気持ちい、あっ、や、ああ、だめです、やめ、やめて、出ちゃうから」
「いいよ、出して」
「あっ、しゃべらないで」
レンの腰が引ける。ルイスは手加減をしない。レンを追い込んでいく。固く張りつめたレンの性器をリズミカルに扱いて、唾液まみれにして粘着質な音を立てる。音は浴室に響いて、レンの耳を犯す。たまらなくなる。
「やっ、あっ、でるっ……」
「ん」
レンはルイスの肩を押すが、口を放してくれない。そのため、レンはルイスの口の中で出してしまった。どくどくと、射精し終わる。残滓を吸うようにして、ルイスがやっと口を放した。精液を飲まれて、幸せそうにされて、レンは恥ずかしい。
「……飲んじゃったんですか」
「うん。おいしい」
「もー……」
レンは真っ赤になって恥ずかしがりつつ、ルイスの頭を抱いて、額にキスをする。ルイスはキスを受けて、それから立ち上がった。
湯船のふちに座るレンの顔に、自分の肉棒を突きつける。
レンは躊躇いなく先端にキスをした。いつもながら、彼のそれは大きい。レンに口淫するうちに、張りつめている。
立ち上がったルイスは、レンの頭を撫でながら、レンに口で愛撫されるのを味わう。小さな口で、一所懸命にむしゃぶりついているのが嬉しい。喉の奥まで入れようと頑張るけれど入らない。なんて可愛いのだろうといつも思う。
目を閉じて必死に咥えるレンの濡れた前髪を寄せたり、頭を撫でたりする。
「目を開けて、レン」
「ん、ふぁい」
とろんと潤んだ瞳に、ルイスは激しい気持ちになる。レンの口からゆっくり引き抜く。名残惜しそうに舌を出すレンの頭を撫で、ルイスはレンを立たせて、壁に両手を突かせた。
「いいね、レン」
「は、はい」
レンは腰を突き出す。ルイスは指でほぐすのもそこそこに、ローションを塗って、レンに挿入を試みる。
「っ……」
「痛い?」
「い、いいえ、大丈夫、です」
レンは苦しい。なじむようにと耐える。
ルイスは性急なのを反省して、ローションを足し、レンの胸の突起に触れたり、背筋を撫でたりし、臀部を広げながら少しずつ入れていく。立ちバックで、密着しながら、耳朶を食む。耳のふちを噛む。耳の穴を舐める。
早く全部入れたい。おそらくレンも、早く入れられたい。だが、痛くしては意味がない。気持ちよくなってほしい。
肌が気持ちいい。あたたかい。レンにぴったりと密着しながらいれたい。
下から小刻みに、優しく突き上げるように、徐々に確実に挿入していく。
レンはいっぱいいっぱいだ。貫かれる。貫かれてしまいたい。
頭まで痺れてくる。壁に突いている手が震える。力が入れられない。
「あー……あ……」
「レン、入ってくよ。こんな風にされても、いいの?」
こうしていると、ルイスは、レンとの体格差を感じる。背は高いのにレンは小柄に思える。骨格が細いなとルイスは思う。
「っ、は、はい」
「レンはいい子だね。おいで、もう少し」
「は……、あ、んん……」
「可愛いレン。こっち向いて」
レンは顔をななめに上げる。ルイスはレンの顎を掴んで、レンの上唇を吸った。舌を突き出させて、舌を絡める。
少しだけ届かないので、腰を強く押しつけて、もう一押しした。
「あああー……」
「全部入ったね、レン。いい子」
震えるレンの身体をなだめるように抱きしめて、さらに強くして深くする。つながっているところだけではなくて、触れている肌も溶けて、一緒になってしまいたい。きつく抱きしめる。
「あ……」
受け入れているレンは、ルイスに押しあげられるせいで、つま先立ちのようになる。壁についた手の力が抜けて、もたれかかりそうになる。ルイスに支えられて、背をそらせる。奥まで入っていて、頭が真っ白だ。もう気持ちいい場所に当たっている。
抱きしめながら、ルイスはレンの屹立を優しく扱く。
「レン、動いてもいい?」
「は、はい。う、動いてほしい、です」
「動いてほしいの? ああ、可愛いな」
ルイスは、レンの耳元で囁き、レンの前を上下しながら、腰を動かす。ゆっくりと小刻みにしながら、少しずつ早めたり、緩めたりする。
レンはその動きにたまらなくなって喘ぐ。
「あっ、あん、あ、ああ、ルイスさん、気持ちいい、いいです、あっ」
「僕も気持ちいい、レン、可愛いよ。レンの中、あったかいね」
「んっ、んん、は、はあ、あっ、いい、いいです。ルイスさん、気持ちいい」
ルイスは、レンを突く力を強めた。激しくしたい。うねるように、荒々しく突いて引く。レンの腰を掴まえて、壁に押しつけるようにする。
「ああっ、は、はげし、い、あっ、すごい、や、あ」
「っ、レン、レン。好き」
「ルイスさん、俺も、俺も好き、好きです」
「愛してる、レン」
「っ、ルイスさん、俺も、愛してます、あ、はげし、あ、あー」
ルイスはレンの身体に容赦なく打ちつける。執拗に嬲る。抉る。お互いにお互いを貪る。次第に限界が近づいてくる。理性を忘れた甘い声が響くのもいやらしい。
レンは快感に身悶えた。
「ルイスさ、あっ、あああ、ああ、も、もう」
「レン、僕、イきそう。出したい。中に出させて、いいね」
「っ、は、あ、あ、俺も、あ、イく」
「レン……!」
「や、イ、イく、あっ、好き、好きです、ルイスさん」
「レン、レン、っ」
レンの身体をかき抱いて、ルイスはレンの耳元でこらえるような声を上げながら、最奥で果てた。レンも、体内で射精されながら、息を吐いて震える。同時に達して、白濁を放っていた。
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