完璧なお見合い結婚〈完全完結〉9/12完全完結しました!

ココ

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大学生 近づく心 Ⅰー1

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同居にあたり凰雅さんにいくつか約束させられた。


学生である以上 何よりも勉学を優先させること。

清掃は業者に週二回入ってもらうので殆どするなということ。

食品や生活用品は全てネットで注文、配達してもらえること。

食事の用意は気が向いた時だけでいい ネットで注文出来るし買って来ても食べに行ってもいいなど。

「いいか それが出来ないなら 学生である以上 同居は解消するってお前の父親と約束してるから。絶対に守れよ」

と 真剣な顔で 顎を掴まれていい聞かせられ

何故か追い詰められた気分の私はこくこく人形の如く頷き 凰雅さんは満足そうに頭を撫でて。甘い笑顔で 頬を舐められた...。


訳の分からない扱いの後 気を取り直して凰雅さんを送り出す。

「今日はなるべく早く帰って来るから。寝ないで待ってろよ」

普通は寝ててもいいよじゃ...
ハイハイ。そうですよね。凰雅さんですもん。

了解の返事をすると 凰雅さんは一瞬真顔になり私をそうっと引き寄せて

「...いいなあ こういうの。すげえいい」

と 深い息を吐いて言った。

私も 急に感極まって...それを誤魔化す為に元気な声で

「いってらっしゃい」

そう言って笑顔で送り出した。


おそれ多い色のクレジットカードと一応の現金を預かって。

夫婦になるならこれも練習だからと
抵抗はあったけど念の為と押しきられて。

そういえばこの同居っていつまでとか言ってなかったけど 結婚までいいのかな...。持って来て貰った荷物は勿論学校のテキストや教科書もあり。
明日からは学校に行こうと思っているけど。


でも 疲れた....。

凰雅さん 早く帰って来ないかな...。

離れたばかりなのに もう会いたい...。




....................................

「お約束だな」

凰雅さんの呆れた声で起こされた。

気がついたら眠っていたみたいで。

「わ わわ ごめんなさい!」

寝るなって念押しされていたのに しっかり眠っていたなんて...。

あたふたしている私を尻目に 凰雅さんはリビングの入口で腕を組んでこちらを見ている。

「せめてベッドで寝ろよ 風邪でもひいたらどうするんだ」

歩み寄って近くのソファに私の腕を引きながら腰掛け

私はラグの上に座りソファに凭れて眠っていたようで 凰雅さんに抱きつくように倒れこんだ。

「電話位出ろ 心配するだろ」

「電話してくれたの?ごめんなさい。何か用だった?」

「ああ メシどうするかと思って。お前昼飯も食ってねえのか?」

そう言ってテーブルの上にあったサンドイッチに目をやった。

今日お昼ご飯を食べそびれた私を心配して凰雅さんがデリバリーサービスを手配してくれて。
受け取ったはいいけどすぐに寝ちゃったんだ。
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