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第二章 凰雅side 25
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勿論俺は全身全霊でお前を守る。
やっと今までの努力が報われる。
稼いだ金で結を守れる。
結の両親との話もあったので新居の件は竜一に仕切ってもらい 本社の移転に伴って目をつけていた同じビルの上層マンションをコンシェルズサービスに手配させた。
このコンシェルズサービスは結構使える。急なプライベートジェット機の借用手配から国内外の手に入りにくい買い物や予約困難なホテルやレストラン まあ手間がかかりそうな大概の事は電話一本で頼める。俺自身物欲はたいして無いしコンシェルジュサービスを使うのはほぼ仕事がらみ。稼いだ金は貯まる一方で今回やっと念願だった結の為に使うというその時が来た。
一考したが 結の住まいも同じ広さにしようと思ったのをやめた。
居心地が良くて帰って来なくなるかもしれねえからワンルームの狭いやつで。あくまで本宅は同居の住まいの方。
しかし親心だな…。まだ未入籍な結が自分だけの住まいがあれば何かの時に我慢しないで済む。俺にとって面白くないはずだが俺の金で用意した部屋だ。それだけで頬がゆるむ。こうなったら結にかかる金は全部出したい。本当は結の父親が出したがったんだが上手く言って俺の負担にしてもらった。
その了承の瞬間気のせいか結の父親から娘を手放す覚悟みたいなものを感じた。
結と二人きりの生活が始まった。
なんせ結の父親に釘を刺されてるんだ。家事で学業に差し障りがあれば同居解消になりかねない。食事はデリカや外食で充分 手配したクリーンサービスの事コンシェルジュの使い方 食材食事の注文方法も負担がないよう注文先を教え込む。
何故か憑かれたようにコクコク頷く結がかわいくて思わず頬をぺろりと舐めた。
俺は家がこんなに好きだったのか。
結の居る家に帰るのが嬉しくて堪らない。
実際に経験してみると想像以上の幸せで。
会社の上に家があって良かった。
この一週間 昼も家に戻って一緒に食事をとっている。
結の作った塩辛いおにぎりや出汁の薄い味噌汁 市販のタレを使った炒め物だって今まで食べたものの中で特別な味だった。....愛しさと言うか。結が俺の為に作ったと思ったらそれだけでスペシャルで感動もんだった。
でも 無理はするなよ? 結。
俺にとって お前と一緒に居れる事が一番大切なんだ。
少しの時間があれば家に戻って結と休憩をとる。
今日は膝枕で暫しの憩い。この会社と家の近さって大正解だな。
結が近くに居るってだけでもモチベーションが上がる。
我儘言ってくれればもっと上がるはずだ。
だから先日の お前のおねだりにあくせく働く妄想も悪くなかった。
セックスしなくたってこれってもう夫婦だよな。
籍入れるとかもう関係ねえな。
後はまだ夜中に不安定になる結の傷が癒えるの待つだけ。
精一杯俺が癒してやる。
でも
表面的には取り繕っているけど 結はまだ事件から立ち直れていない。
俺は抱き締めるだけで結には触れない。
辛い気持ちにさせたくないから な。
あの事件を思い出すとまだまだ触れるなんてできない。
だから今日も愛しい結をやさしくそっと抱き締めて眠る。
結 伝わっているか?俺の気持ち。
お前が必要ならどこまでもやさしくしてやる。
お前が不安ならそれが無くなるように何でもするさ。
この手この体から伝わるように想いを込めて抱きしめる。
髪に額にそっと口づけ結にとって俺が一番の癒しであるように そう願って。
やっと今までの努力が報われる。
稼いだ金で結を守れる。
結の両親との話もあったので新居の件は竜一に仕切ってもらい 本社の移転に伴って目をつけていた同じビルの上層マンションをコンシェルズサービスに手配させた。
このコンシェルズサービスは結構使える。急なプライベートジェット機の借用手配から国内外の手に入りにくい買い物や予約困難なホテルやレストラン まあ手間がかかりそうな大概の事は電話一本で頼める。俺自身物欲はたいして無いしコンシェルジュサービスを使うのはほぼ仕事がらみ。稼いだ金は貯まる一方で今回やっと念願だった結の為に使うというその時が来た。
一考したが 結の住まいも同じ広さにしようと思ったのをやめた。
居心地が良くて帰って来なくなるかもしれねえからワンルームの狭いやつで。あくまで本宅は同居の住まいの方。
しかし親心だな…。まだ未入籍な結が自分だけの住まいがあれば何かの時に我慢しないで済む。俺にとって面白くないはずだが俺の金で用意した部屋だ。それだけで頬がゆるむ。こうなったら結にかかる金は全部出したい。本当は結の父親が出したがったんだが上手く言って俺の負担にしてもらった。
その了承の瞬間気のせいか結の父親から娘を手放す覚悟みたいなものを感じた。
結と二人きりの生活が始まった。
なんせ結の父親に釘を刺されてるんだ。家事で学業に差し障りがあれば同居解消になりかねない。食事はデリカや外食で充分 手配したクリーンサービスの事コンシェルジュの使い方 食材食事の注文方法も負担がないよう注文先を教え込む。
何故か憑かれたようにコクコク頷く結がかわいくて思わず頬をぺろりと舐めた。
俺は家がこんなに好きだったのか。
結の居る家に帰るのが嬉しくて堪らない。
実際に経験してみると想像以上の幸せで。
会社の上に家があって良かった。
この一週間 昼も家に戻って一緒に食事をとっている。
結の作った塩辛いおにぎりや出汁の薄い味噌汁 市販のタレを使った炒め物だって今まで食べたものの中で特別な味だった。....愛しさと言うか。結が俺の為に作ったと思ったらそれだけでスペシャルで感動もんだった。
でも 無理はするなよ? 結。
俺にとって お前と一緒に居れる事が一番大切なんだ。
少しの時間があれば家に戻って結と休憩をとる。
今日は膝枕で暫しの憩い。この会社と家の近さって大正解だな。
結が近くに居るってだけでもモチベーションが上がる。
我儘言ってくれればもっと上がるはずだ。
だから先日の お前のおねだりにあくせく働く妄想も悪くなかった。
セックスしなくたってこれってもう夫婦だよな。
籍入れるとかもう関係ねえな。
後はまだ夜中に不安定になる結の傷が癒えるの待つだけ。
精一杯俺が癒してやる。
でも
表面的には取り繕っているけど 結はまだ事件から立ち直れていない。
俺は抱き締めるだけで結には触れない。
辛い気持ちにさせたくないから な。
あの事件を思い出すとまだまだ触れるなんてできない。
だから今日も愛しい結をやさしくそっと抱き締めて眠る。
結 伝わっているか?俺の気持ち。
お前が必要ならどこまでもやさしくしてやる。
お前が不安ならそれが無くなるように何でもするさ。
この手この体から伝わるように想いを込めて抱きしめる。
髪に額にそっと口づけ結にとって俺が一番の癒しであるように そう願って。
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